
初代・府川甚右衛門以来、明治初期まで代々府川家が運営にあたりました。
桶川宿の本陣は中山道の中でもかなり大きく、本陣の敷地は1000坪以上、建坪は207坪以上もあったそうです。
建物は奥まったところにあり、むかし建坪207坪を誇った本陣のうち、貴人の寝所とされた上段の間と次の間、湯殿が現存、釣床に作られた上段の間の床や、ふすま天井の工作は、貴婦人宿泊時の安全性を配慮した設計によるものだそうです。
県内の中山道筋では、本陣の姿を今に伝える唯一の遺構として、昭和55年に県指定文化財に指定されています。
・実際にこの本陣を利用したお客・
加賀100万石前田家の寝所として
15代将軍徳川慶喜の父、水戸藩主徳川斉昭
1843年尾張・紀伊・水戸御三家の休所、泊所
1861年皇女和宮お泊り
明治11年、明治天皇お泊り
皇女和宮お泊りのときは、近郷近在あげての一大事!
「本陣」は大名・公家・役人が使う高級旅館でしたが、宿泊は身分の高さによって優先順位があり、混雑時は優先順位の低いお客が脇本陣にとまることもあったようです。
身分の高い人が泊まるわりに、宿泊料は結構安かったとか…(金一両程度?)