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DIARY

Jan 99







光の帝国 常野物語
恩田 陸 著 |  集英社|30・01・99読了

恩田さんの本なので購入 でもこの作家の作品を読むのは2冊目 筆者初の短編連集
不思議な能力をもつ人々を描いた物語
ちょっと長めになるが気に入った文を引用
-僕たちは、光の子供だ。どこにでも、光はあたる。 光の当たるところに草が生え、風が吹き、生きとし生けるものは呼吸する。 それは、どこででも、誰にでもそうだ。でも、誰かのためにでもないし。 誰かのおかげというわけじゃない。 僕たちは無理やり生まれさせられたものでもなければ、間違って生まれてきたのでもない。 それは、光があたっているということと同じように、やがては風が吹き始め、花が実をつけるのと同じように、そういうふうに、ずっとずっと前から決まっているきまりなのだ
短編連集としてはこの作者ならもっと書き込めたのではないかと思える それでもなかなか読ませる本には違いない




秘密
東野 圭吾 著 |  文芸春秋|29・01・99読了

「本の雑誌」日本ミステリー第一位 「週間文春」で第三位「このミス」 で第九位 ネットでの評判も上々ということで購入
ミステリーというよりはラブストーリー
主人公は 突然のバス事故により妻を失う 幸運にも 同乗していた娘は奇跡の生還を果たす けれど 残された二人を待っていたのは奇妙な共同生活だった
物語の設定がきちんと出来ているため非常に読みやすかった 主人公やその周囲の人々の心理も分かりすぎるから 複雑な気持ちになる
読後切ない気持ちになる本




蒲生邸事件
宮部 みゆき 著 |  光文社|28・01・99読了

祝直木賞受賞ってことで購入 
ミステリーと言うよりはファンタジー
主人公が予備校受験のため宿泊していたホテルで影の有る男と出会いそしてその ホテルで火災が起こったことにより彼の運命および歴史が変る
受験の時に日本史を選択したはずなのに  頭から近現代史がすっぽりと抜けていることに 気がつく だからこの本を読んでちょっとだけ勉強になった




青猫の街
涼元 悠一 著 |  新潮社|26・01・99読了

帯にインターネットって文字を見て購入 日本ファンタジーノベル大賞受賞
コンピューター・ソフトウェア会社にSEとして働いている主人公は友人Aがある日行方不明になったとの知らせをうける その友人の部屋に一つ残されたPC-9801VMから物語りは始まる
Aを探すべく主人公は浮浪者の聞き込みから地下BBSでの情報収集まで懸命な努力を行なう
急速に変化していく世界の中で「記憶」「存在」とはどのような意味をもつのだろうか

珍しく横書きの本 横書きの本を読んだのは筒井さんの「朝のガスパル」関連の本を読んで以来だから 5年以上も前の話しになる





ペイネ 愛の本 
レイモン・ペイネ 作 |  串田 孫一解説 |みすず書房 |23・01・99読了

本屋で平積みになっているのを見て購入 画集?
どこかでみた作風だと思っていたら この作中人物がかなり前の某都銀のキャラクターになっていた からだと気づく
ほのぼのとした温かさのなかにもフランス人特有のユーモアが含まれていたりする 大人向けの絵本
ゆっくりとした夜を過ごしたい時などに読むのが御薦め




屍鬼 
小野 不由美 著 |  新潮社 | 23・01・99 読了

ネットの友人に薦められて購入 長編ホラー?ミステリー?
3500枚はある長編 この本も読みはじめたのは発売当初だが事情により 一時中断 21・01から再開後はいっきに読み上げる 面白かった
登場人物の量がともかく多く その一人一人の心理が丁寧に描き込まれいる ので 最初は名前を覚えるのに一苦労した
山中の閉じられた村で次々と原因不明の奇病に侵され倒れていく人々の 悲劇というシチュエーションはS・キングの作品と類似している
生きるが故に必要となる信仰、自分と他者(家族を含む)との関わり、 生への執着、集団行動により引き起こされる狂気・・・
個と集団 相対するものの抱えるそれぞれの葛藤・・・
読後 正しさってなんなんだろう?と考えた
ともかく とりあえず読み終えた!の報告 この作品に関しては機会があれば後日書き足します




あなたがほしい
安達 千夏 著 |  集英社| 19.01.99読了

歯医者さんでの待ち合い時間に読もうと持参した本が間違っていた為(上巻を持ってきたはずが下巻を・・・)急遽本屋さんに走り薄くて読みやすそうなのを選んだ結果購入 すばる文学賞受賞作
久々に読んだ文学っぽい文学
男と女の友情って成立するんだろうか?




業火 
P・コーンウェル 著 |  相原 真理子 訳 |講談社文庫| 19.01.99読了

検屍官シリーズだから購入 ミステリー
読み始めたのは去年の12月だったが他の本に浮気してしまい 結局読み終わったのは年が明け成人式も終わった頃
今回で お気に入りのあの人が遂にあんなことになっちゃうなんて・・・ という内容(ネタばれになりそうなので詳細は略)
ちなみに邦題の「業火」の意味は「1.悪業が身を害することを火にたとえていう語。2.罪人を焼く地獄の火。」(広辞苑より)
*原文では"Point of Origin"
このシリーズは第一作目等初期のものの方が好き




消えた少年たち 
オーステン・S・ガード 著 |  小野芙佐訳 |早川書房| 18.01.99読了

帯に惹かれて購入 長編
読み終えるのにかなり時間がかかってしまったのは 夫婦・家族の愛についてうまく書かれているから 読んでは考え〜を繰り返していたから
 自分がしたくないことをする、彼女がそれをとても必要としているから。  それほど悪いことでもないし、それほどむずかしいことでもないのだ。
これを読んだときかなり驚いた
自分がまだまだ未熟だってことにも気がついた こんな風に人を愛せないなぁ・・・ ってことでこれまた かなり御薦めな本 (ハードカバー¥2,600は ちょっとしたお買い物だけど)
読後涙が止まらなかった 最近涙もろい!のはやっぱり歳のせい?





何もなくて豊かな島
崎山 克彦 著 |  新潮文庫 刊 | 11・01・99 読了

帯の椎名誠氏推薦の文字に惹かれて購入 エッセイ?
著者が購入した南の島カオハガン島での暮らしが綴られている
お日様の匂いのする洗濯物、埃を含まない澄み切った風などが在る場所での生活
なんだか知らない間に私たちが失ってしまったものがある場所
行きたいなぁ・・・ と思いつつ 仕事を終えてラムコークを飲むのが関の山の今の生活!







ムーミン谷の彗星
ヤンソン著 |下村 隆一 訳 |  講談社文庫 刊 | 11・01・99 読了

98年12月に読んだ「楽しいムーミン一家」に次いで読む シリーズ第2作?
読み始めた途端登場人物の紹介があり、これがシリーズ第一作だったかな? と思い慌てる
(理由は依然不明)
まったくほのぼのしたシリーズのはずだが、本作品では地球の終わりを告げる彗星の登場など世紀末を思わせる出来事が織り込まれている
今回お勉強になったのはニョロニョロたちは、どうしても思ったところにいきつけなくて、いつもどこかをあこがれつづけている生き物だということ
なんかちょっとせつないね・・・




鉄道員 ぽっぽや
浅田 次郎 著 |  集英社 刊 | 08・01・99 読了

元々は友人から薦められた作家 今はお気に入りの作家なので購入  短編小説集
購入したのは随分前だが有名になりすぎて未読のまま埃を被っていた
昨日読んだ「ビフォア・ラン」の後書きにこの本の名前が出てきてて そういえば・・・と思いたち 読む
泣ける泣ける!と噂が高い本 人前で読んではいけないと帯に書かれているので どきどきしながら読む
前半はなんだこんなものか?と思っていたが 後半は・・・
やっぱり1人で読むことを薦める!
男の優しさが相変わらずのテーマ 
同著者の作品では長編「メトロに乗って」や「蒼穹の昴」が面白い





ビフォア・ラン
重松 清 著 |  幻冬舎文庫 刊 | 07・01・99 読了

ネットで薦められた作家なので購入 長編小説
こんな面白い本に新春早々出会えるなんて思ってもみなかった!
すごい見つけものです!

広島の高校生3年生の青春の一年を描いた作品
なにもかわらない。けれど、もう同じではない。
そんな思いが深々と伝わってくる。 卒業のシーズンにもう一度読み返したい本





つめたいよるに
江國 香織 著 |  新潮文庫 刊 | 05・01・99 読了

友人から薦められた作家なので購入 短編集
語り口調が柔らかく読みやすい。子どもの心理から大人の切なさまで
様々なお話が描かれている。読後、温かい気持ちになれる本かも!




スバル星人
大原 まり子 著 |  planning house刊 | 04・01・99 読了

中学時代から好きだった作家なので購入 SF
悲しいことにこの人の本が絶版になる可能性はかなり高い
でも去年「タイムリパー」が文庫本で復刊されていたのは嬉しかった!
内容は かなり以前に絶版になった本の焼き直し。
故に 作中出てくる 男女7人〜とかオリーブなんていう固有名詞が懐かしすぎて・・・
新作の発表を早くして欲しい!
ともかく1999年の読み始めはこの本だった
今年も沢山の楽しい本に出会えるといいな!








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