| HOME | SPECIAL | BBS | LINK | DIARY (4) |

DIARY

Feb 99








闇の楽園
戸梶 圭太 著 |  新潮社 | 28・02・99 読了

本屋さんで帯に惹かれ購入 第三回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作
観光地として何の特徴もない田舎町が「公募ガイド」により村興しのアイデアを募る それを偶然知った会社を辞めたばかりの青年は自分のアイデアを売り込み 見事その案が受諾される 青年は第二の人生のスタートを切ろうと意気揚揚と町に乗り込んでくる だが彼を待ち受けていたのは村の若い議員、新興カルト教団などの黒々とした思惑であった
体調を崩している中読む あっと言う間に読めたのはこの作品のもつリズム感のせいなのだろう





チグリスとユーフラテス
新井 素子 著 |  集英社 | 25・02・99 読了

新井さんの久々の本なので購入 SF
地球から片道約32年と9ヶ月かかる惑星ナインでの移民事業に関わる物語
ナインで最後の子供として生まれたルナ 他の人間が死に絶え惑星で一人生存している人間として彼女がコールドスリープしている人々を 一人一人目覚めさせ どんどんと時代を遡った知識を得  ナインがいかに発展し なぜ彼女が生まれたかを知るまでがつづられている

”生き物”というのが、”必ず、死ぬもの”である以上---”残虐”ではない”生”なんて---そもそも、あり得るのか?

コバルト時代から読んでいるけれど 彼女の新刊(SF)を読むのは 本当に久々という気がする 故にあの文体に慣れるまでかなり時間がかかった これまでとは一味違う作品だがちょうど良い時期に読めたのではないかと 思っている そう思った理由は・・・本を手にとってもらえばわかるかも





朽ちた樹々の枝の下で
真保 祐一 著 |  講談社 | 23・02・99 読了

真保さんの本なので購入 サスペンス
北海道上富良野の森で森林組合人として働き始めた主人公は 早朝 森の中で泥にまみれて立っている女性に遭遇する 保護しようとするもの の彼女は逃げ去る
なぜ彼女は逃げるのかそして彼女は一体何者で何を目的に人里離れた森の中にいた のかが語られる過程で主人公とその家族の問題、 自衛隊との関りなどが明らかにされていく

事実を知り、人に伝える。 それは大切なことだと思うよ。けど、誰もがそれを受け止め、 耐えられるわけじゃない。

北海道旅行の友にと思い何気なく鞄に忍ばせたら作品の舞台は夏の北海道だった 
夏にも一度行きたいな  





チョコレート工場の秘密
ロアルド・ダール 著 | 田村 隆一 訳 評論社 | 14・02・99 読了

バレンタインデーなので購入 児童書
(実は恩田 陸の「三月は深き紅の淵を」で出てきてたなぁと思い出し購入 子供の頃に出だしだけ読んだはずの本)
チャーリー少年はチョコレートが大好きなのだが 毎日の食生活にも困るほどの貧しい暮らしをしている そんな彼だが一年に一度だけお誕生日の日にチョコレートを買ってもらえる そして今年はさらに大好きなチョコレート会社からもプレゼントが・・・
子供の頃に読んでいた方が良かったのだろうけれど 大人になっても十分楽しめる本 ページをめくるのがもったいないと思いつつ読んだ
 こんにちは、こんにちは、はじめまして。
 あなたに会えてほんとうにうれしい。

冒頭にあることばだが 人に出会えたときに こんなことばがすっと心に浮かぶようになりたいと思った
久々に児童書にはまる やっぱり面白い 
追記・・・なんだかとてもステキなお菓子がずらっと出てくるのでお腹が空いているときは読まないほうが良いかもしれない 





警視の死角 -DREAMINMG OF THE BONES-
デボラ・クロンビー 著 | 西田 佳子 訳 講談社文庫 | 12・02・99 読了

警視感シリーズだから購入 長編推理
警視キンケイドの別れた妻がある詩人の伝記を書き始めた その伝記も完成に近いという段になって彼女はその詩人の死因に疑いを持ち始める そこでキンケイドに相談をもちかけるのだが・・・
久々に警視シリーズを読んだので最初登場人物を思い出すのに苦労した
このシリーズも初期の頃のほうがおもしろかった すでに内容は遠い記憶の彼方だが・・・

それにしても 講談社文庫に一言いいたい!!!帯や文庫の解説でネタばれさせないようにもっと注意して欲しい! 今回のは特にひどかった





リズム
森 絵都 著 | 講談社 | 10・02・99 読了

久々に児童書のコーナーに行き帯に惹かれて購入 講談社児童文学新人賞  椋鳩十児童文学賞受賞作品
東京から電車で2時間の距離に住む中学生の女の子と彼女の幼馴染たちの物語
自分のリズムを大切にすれば周囲が変わってしまっても大丈夫かもしれない 未来はまっさらなのだから というメッセージがストレートに響いてくる
やっぱり読みやすくて分かりやすいなぁ・・・
 



花の下にて春死なむ
北森 鴻 著 | 講談社 | 07・02・99 読了

  タイトルに惹かれて購入 ミステリー連作短編集
東京三軒茶屋にある「香菜里屋」というビアバーが舞台
そこの主人が 常連客の持ち込む謎を解いたりなぞ解きの手伝いをする形式
下町風というか人情味あふれた謎と バーの主人のやさしさとのバランスが上手い
また作中にでてくるビールのおつまみが大変美味しそう
個人的には三年ものの帆たての「小鍋だて」というやつに特に食欲を そそられた





球形の季節
恩田 陸 著 | 新潮文庫 | 04・02・99 読了

  最近はまってる作家だから購入 学園ホラー
とある田舎町にある4つの高校が舞台
ある日高校生の間に奇妙な噂が流れ始めた 最初は「口裂け女」の類の噂だと軽く聞き流されていた噂が現実になったとき・・・
ぬるま湯状態の日本を生きる今の子供たちが望むものとは一体何なのだろうか?
主人公の4人のそれぞれの選択が興味深かった

ねえ、僕らもいつか「跳ぶ」かもしれないんだ。

それにしても この本を読むまで恩田陸って男性だと思い込んでた 最近勘違いが多いなぁ





ESAU エサウ--封印された神の子
フィリップ・カー 著 |東江 一紀 後藤 由季子 訳 | 徳間書店 | 03・02・99 読了

  ネットで薦められ購入 冒険ミステリー(映画化予定)
世界屈指の登山家がヒマラヤで偶発的になにものかの頭蓋骨を発見する その骨を彼のパートナーの古人類学者が調べはじめた結果・・・
遺伝子・進化の話が分かりやすくもりこまれているため門外漢の私でも楽しかった
興味深い文をちょっとだけ引用
ヒトは感情よりも言葉との関りが深い(中略)ヒトをヒトたらしめているのは、自己を 表現する無限の能力と、その結果としての、想像し思考する無限の能力だ

基本的に人は知りたがる生き物だし 私自身 知らずにいるより苦しんでも良いから 知る生き方をしたいと思っている なにより学ぶことは大切だけれど 決して傲慢になってはいけないんだって思った
これまであまり読まなかったジャンルの本だけれど良いよって聞いて 読んでみた かなり面白かった
こういう出会いがあるからネットって面白いとしみじみと思う






面白い本 お薦めの本がありましたらメールまたは掲示板にて 
教えていただければ 幸いです


| SPECIAL | BBS | LINK | DIARY 1~3 |
Home