DIARY
May 99

西の善き魔女5 闇の左手
荻原 規子 著 | 中央公論社 刊 | 28・05・99 読了
荻原さんの本なので購入 長編ファンタジー
最終巻 今解き明かされる王家の歴史 国の謎
「命びろいしてみると、いろいろなことがわかるものだな・・・」(中略)「何も変わってはいないということがだ。わたしは少しだけ、変わることを期待したのかもしれない。」
一気に5冊読んだ 読み終わってからDiaryをアップするまで3日経っているので感想がぼけている
今までは作者の児童文学しか読んだことがなく 最初はその印象がぬぐえなかったが二巻の半ばからこれは違うと痛感させられた 続く三巻四巻も非常に面白く 五巻はまだもう少し書きこめると思いながらの結末だった
ただ 個人的には児童文学を書いている荻原さんの方が好みではある

西の善き魔女4 世界のかなたの森
荻原 規子 著 | 中央公論社 刊 | 28・05・99 読了
荻原さんの本なので購入 長編ファンタジー
「竜は世界を解く鍵となる」というディー博士のことばを胸にフィリエルはユーシスと共に南の大地に踏み出した そこで彼女は世界の果ての壁というものの存在を知る
「どう育とうとも、すでに道が分かれています。昔にもどることはできないんです。」
結構筋を忘れ始めている・・・
主人公のいさぎ良さがひかる

西の善き魔女3 薔薇の名前
荻原 規子 著 | 中央公論社 刊 | 27・05・99 読了
荻原さんの本なので購入 長編ファンタジー
王宮で催される数々のパーティー 色とりどりの衣装を身に着けた貴族たちに囲まれてフィリエルの思想はいつのまにか変わってきていた
「ちやほやすれば、ひとが単純に喜ぶと思っていたら、大まちがいよ。」
自分にとって何が一番大切かということを見極めるのは難しいことだ 選ぶと言うことは何かを切り捨てるということ それをするにはタイミングも勇気も必要

西の善き魔女2 秘密の花園
荻原 規子 著 | 中央公論社 刊 | 27・05・99 読了
荻原さんの本なので購入 学園もの
伯爵との約束を果たすため フェリエルは修道院付属女学院に入学した 親愛 平等 平和が理念のこの女学校は一見過ごしやすい場所に見えたのだが 現実は・・・
「しかめっ面なんて、わたしくしには気にならないの。いつもそんな顔をしながらここ一番と言う大事なときには駆けつけてくれる人もいるのよ。反対に、にこやかに笑って人を陥れる人もいるでしょうし。だから、本当に信頼できるのは、こびを売らない人だと思うの。信念のある人。わたくしはそういう人が好きよ。たとえ、それがわたくしとは一致しない方向であってもね。」
女子校とはとても甘美なところであると同時に非常に恐ろしいところでもある
共学で10代を過ごした人と男子校女子校という同性しかいない場所で時を過ごした人とではやはりその後の感性が違ってくるような気がする どっちが良いとか関係なくね

西の善き魔女1 セラフィードの少女
荻原 規子 著 | 中央公論社 刊 | 26・05・99 読了
荻原さんの本なので購入 長編ファンタジー
フィリエルは15歳 ようやく夢に見た伯爵主催の舞踏会に出席できる年になったのだ 舞踏会当日彼女は塔に住み天文を研究している父ディー博士から母親の形見だと首飾りをもらった その首飾りをしていきようようとパーティーへと臨んだ彼女だが.....
「あら、わたくし、空想と現実を混同するタイプではありません。空想は空想としてとっておくからこそ、すばらしいものですもの。自分自身には、少しも幻想はございません。」
荻原さんの本を読み始めたのはデビュー作「空色勾玉」が出版されたころから
今までは児童書(主に日本が舞台)ばかり書いてこられていたので今回のファンタジーはどうだろうか?と思って読んだ 今までのものと大差がないように思われた いつものように威勢のよい登場人物が出てきてわくわくするような話しが展開されている 次の展開はいかに? これからは嫌が上でもネタばれになるがここにアップしていく予定

淳
土師 守 著 | 新潮出版社 刊 | 26・05・99 読了
第三者・加害者の両親によりかかれた本を読んだのでやはり被害者の側から書かれたものも読もうと思い購入 ノンフィクション
淳君の思い出 事件のこと 報道のこと 人権のこと 少年法のこと Aのことが書かれている
わたしはやっとの思いで、
「事故ですか」
と口に出しました。警察官は一呼吸おいて、抑えた感じで、
「いえ、事件です」
と短く答えました。
非常に丁寧に書かれており 父親としての思いが読み手に切々と伝わってくる
読みながらいろいろ考えさせられた
この事件について書かれたノンフィクションを三冊読んだが どれもそれぞれの言い分がありどれがどうだとはここでは言わない

うつくしい子ども
石田 衣良 著 | 文藝春秋社 刊 | 25・05・99 読了
装丁が綺麗な本だったので購入 長編推理
夢見中学に通うジャガこと三村幹生は植物観察が大好きな14歳で にきびだらけの自分と比べ美しい弟妹がいる
いじめに合いながらも楽しい生活を送っていた彼だが 小学生女児殺害事件が身近で起きその犯人として自分の弟が逮捕されたとき家族を含め周りがまるっきり変わってしまった しかしうちひしがれてばかりもいられない 彼は弟が何故そんな事件を起こしてしまったのか調べ始めた
だって今の世のなか、ぼくみたいに顔も成績もよくないのに、諦めだけよかったりすると生きていけない。
もう少し書きこめるかな?と思いながら読んだ
最近 このテーマの本を読み続けているが 本著では少年のおこしたことは「犯行」ではなく「触法行為」という名称により呼ばれるのだということが強調されていた 今までこのテーマの本を続けて読んできたがそういう何気ないことば遣いには まことに情けないことだが気付いていなかった しかし呼び方が違うというだけで何だか違うように見えるものである

百年目の青空
宮沢 章夫 著 | マガジンハウス 刊 | 23・05・99 読了
宮沢さんの本なので購入 エッセイ
例えば何故人は他人の趣味に興味を持つのか 履歴書なんかに必ずある趣味の欄あれは一体何なんだろうか?そんな趣味を巡る話や すいかのことを考え続ける人の話 ユースホステルのペアレンツの話 等がある
「堕落の道は遠い」
誰もが,正しく堕ちる道を堕ちきってはいない。中途半端だ。適当なところで、「うむ」など声を出し、堕落からはい上がろうとしている。はい上がって、また堕ち、堕ちきらないところでまたはい上がる。そんなことではだめだ。(中略)
人は堕落しない。
どこかに人の堕落を押しとどめる力がある。いったいその正体はなんだ?
ああ面白かった

オルガニスト
山之口 洋 著 | 新潮社 刊 | 23・05・99 読了
ネットでお薦めだったので購入 長編ファンタジー 第十回日本ファンタジーノベル大賞受賞作
舞台は南ドイツ ヴァイオリニスト・テオドール・ヴェルナーは同僚に最近掘り出したオルガニストについて専門家の意見を聞いて欲しいと頼まれる そこで彼はかつて親交が深かったオルガン界の第一人者ラインベルガー教授にこの件を委託することにした 9年前のとある事件の後は音信が途絶えていた教授に彼は躊躇いながらもメールを出す 教授には快く承諾してもらうことが出来たのだが・・・この無名のオルガニストが彼らにもたらしたものは・・・
長い間一つの道を追い求めてきたのに、いまさらわずかな寿命を永らえるために節を枉げたりはできないよ。
音楽が主題の本はノンフィクションの「絶対音感」を読んで以来なので本当に久々だった
なにか一つのことを追求するということは多大なエネルギーや犠牲を必要とするが それでもそういうものに出会えることはやはり幸福なことだと思う

「少年A」この子を生んで・・・・・・
「少年A」の父母 著 | 文藝春秋 刊 | 22・05・99 読了
興味があったので購入 ノンフィクション
遺族が被害者の「知る権利」として要求したAの審判記録の開示が裁判所の判断で実現しなかった そのためAの両親が本著を記すことを決意 少年の生まれてから逮捕されるまでの思い出や自分たちの息子が逮捕されてからの両親の日記や思いが綴られている
妻は疲れ果てている様子。でも一緒に死ぬこともどうすることも出来ない今の状況が苦しい。
先に購入したのはこの本だが読むのは下記の本から読んだ 第三者により描かれた本を最初に読んだせいもありなかなか文面通りに読み進めることが出来なかった気がする
読み終わって思ったことはやはり謎は謎のままであるということ そして自分の視点が子供よりも大人つまり親という立場からのものになっているということの二点だった 少し前までは子供の権利を振りかざしていたけれど知らない間に わたしもそういうことを考える年になってたんだな・・・

「少年A」14歳の肖像
高山 文彦 著 | 新潮社 刊 | 20・05・99 読了
興味があったので購入 ノンフィクション
奥付を読んで知ったが本著は「地獄の季節」の続編だそうだ (未読)
改めてここで記すまでもなく2年前1997年に起こった事件に関するもの 少年が何故あのような名前を名乗るようになったのか 母親の存在・教育 学校や友人の目に映った彼の姿が捜査資料を基に書かれている
人生において、最大の敵とは、自分自身なのである。
あの事件からもう2年も経ったのかと思いながら読んだ あれ以来中学生が事件を起こすという設定で数々の小説が出版されてきたが わたしがこの事件に関してのノンフィクションを読むのは今回が初めてだった
繰り返される何故? 問い返される度に深くなる少年の心の闇 もう少しこの闇を見てみようか・・・

Dr.キリコの贈り物
矢幡 洋 著 | 河出書房新社 刊 | 20・05・99 読了
興味があったので購入 ノンフィクション
なぜこのような事件が起こったのか臨床心理学者である筆者が所々フィクションも交
え 事件の発端から終末まで記している 大筋は「Dr.キリコの診察室」の企画やその掲示板のあるHP
[安楽死狂会」を製作した女性の視点にたって描かれている またその女性がインターネットを
通じて知りあった自殺願望の女性達のそれぞれの理由や思いも書かれている
我々のこういうどうにもならない気持ちなんて、我々自身にしかわからない。誰だって好きこのんで自殺を考えなければ生きていかれないような人生を歩んできたわけじゃない。私だって、できることなら、普通に生きていたかった。
この本を読むまでこの事件に関しては新聞やTVで報道されていたくらいの知識しか
持ちえていなかった 冒頭部分を読んだだけで 一部の報道と事実がかなりかけ離れ
ていることを知りショックを受けた 読み終わってからその思いはますます大きくな
った 自分の経験に基づき人を助けようとしただけ ただ助けたかっただけだったのに結果は悲劇に終ってしまった かなしすぎる結末に読後手が震えて止まらなかった

負けない私
群 ようこ 著 | 毎日新聞社 刊 | 19・05・99 読了
久々に群さんの本を読もうと思い購入 題名に惹かれたからという理由も 短編集
自分の性格に似合わないほどの大きな胸をもつ悩み 今時の女子高生を持つ両親の戸惑い 大っ嫌いな姑との関係 ともかくさまざまな悩みをもつ人々の話しが描かれている
男性は優しい女性ばかりを求めているわけではないらしい。
元気な人たちが元気に書かれている 皆こんなに元気なんだから わたしとて負けていられないという気持ちになる本 考えてみれば5月はこれまで前向きな本をあまり読んでいなかった 人が一人も死なない小説を読むのも本当に久しぶりだった
これからは生まれ変わったように生きるとか頑張って頑張って生きようよなんてそんな堅苦しい
メッセージは抜き 淡々と生きること勝ち負けの問題ではないけれどそれでも敢えて
負けないで生きることに気付かせてくれる本 さて次は何を読もうか?

日曜の夜は出たくない
倉知 淳 著 | 創元社推理文庫 刊 | 19・05・99 読了
表紙(朝倉めぐみ)に惹かれて購入 短編連作
空中散歩者が謎の墜落死 お互いの孤独をなめあう少女とサラリーマン 村に言い伝えられてきた話し 役者の舞台での最後 等 神出鬼没の猫丸先輩の謎解きが冴える
物事は杓子定規にいかんってこった。世の中なべて何にでも例外ってのがあってな、事によると例外の方が多いってとんでもない場合だってある。表層だけ見てすぐに納得しちまうから、お前さん達はいつまで経っても進歩がないんだよ。群盲象を撫でるって譬えもあるだろう、一側面だけ見てちゃいかんってことだ。もっと大局に立って、広い視野で考えなくちゃな。
出てくる話毎にタッチが全部異なり 最初はどうなることかと思ったが 読み終わったときにはこの作者の上手さに驚いた (解説が小野不由美だったのにも驚いた) これぞ推理物! 細かいディテールまで書きこまれているのでくれぐれも見落とさないように慎重に読むことを薦める 個人的には2作目の「約束」が好きだ

玩具修理者
小林 泰三 著 | 角川ホラー文庫 刊 | 18・05・99 読了
ネットでお薦めだったので購入 短編ホラー?第2回ホラー小説大賞短編賞受賞作
幼いころ近所に住んでいた玩具修理者は年齢国籍性別不祥だが壊れたものはなんでも無料で直してくれた
それが何であろうと直してくれる...
だから少女は玩具修理者の元を訪ねた
あるものを持って---「玩具修理者」
血沼壮士にはときどき絶対にあるはずの場所に
どうしても行けないことがある そんな彼がある夜飲み屋で全く知らない人から声をかけられる「わたしを覚えておいでじゃないですか?」と...---「酔歩する男」
「何故、人は安心していられるのだろう?」
波動関数が収束するから。
「俺を苦しませるものは何?」
それは運命。でも本当は違う。
「何故、人は希望を捨てられないのか?」
波動関数が発散するから。
どことなく懐かしい感じのする小説だった どこかで読んだことのあるようなそんな感じ
「酔歩する男」は時間をテーマにした小説 今まで読んだものとは一味違う切り口であった

二匹
鹿島田 真希 著 | 河出書房新書 刊| 13・05・99 読了
J文学最高傑作の声、続出という帯に惹かれ購入 J文学-文藝賞受賞作品-
寂しき高校生妻城明と特別な印をもって生まれ守られている藤田純一 学校ではあまり接点を持っていないように見える2人は実は幼なじみ そんな2人のハードボイルドな学生生活が描かれている
孤独を飾る様式美など百害あって一理なし。ひとりぼっちは罪悪だ。
いわゆるJ文学は数冊読んだがこれほどパワーのある小説は初めてだった 途中で登場人物に混乱したりしたが 面白かった この作者は21歳 次の作品が楽しみだ
若い作家で思い出したが先日バーで父親が飲んでいると平野啓一郎(芥川賞受賞者)に会ったという 彼についての感想を聞くと金髪で耳にピアスを開けていたとのこと 馳星周も金髪にサングラスがトレードマーク これからの作家像とはどんなものになるのだろうか?

殺人チャットルーム
スティーヴン・キャネル 著 | 徳間文庫 | 12・05・99 読了
このべたな題に惹かれ購入 長編推理
ジョン・ロックウッドは合衆国関税局の特別捜査官であり数々の型破りな業績を残している その一方行動があまりにも乱暴なため ある者からは眼の敵にされている ふとしたきっかけで彼は若きエリートプロファイリング博士カレン・ドースンと共にノルウェイの匿名チャットを調査することになったのだが・・・
怒りは理論を破壊し、人を傷つけやすくする。
訳が今一つという感があった 原題はFINAL VICTIMが邦題では これでもかって題名だしね・・・
ネットと犯罪が繋がるときそこに性的なもの宗教的なものが出てくるのは先日読んだ「神の狩人」と同じ
小説自体は1996年に書かれた物だ それでもかなりのハッキングが駆使されている気がする それでは今の技術ではどこまでどうなのか興味がある ネット関係の最新の小説を読もうと思うとやはり原文を読むしかないのだろう

プレゼント
若竹 七海 著 | 中公文庫 | 11・05・99 読了
若竹さんがちょっと気になったので購入 短編連作
自称ノンフィクションライター 他称フリーターの葉村 晶と子供のセーラームーンのピンクの自転車で現場に乗り付ける小林警部補 そんな二人の関わりあった事件が8つ描かれている
鏡一枚で刺激を味わえるとは、年をとるってなんてエキサイティングなのだろう。
犯人はなんとなく予想できる 問題は動機あるいはいかに犯罪を立証するかというところ 流行の古畑任三郎風のミステリーと言っても良いかもしれない ただどの事件にも初秋のようなさみしさが漂っている

神の狩人
グレッグ・アイルズ 著 | 講談社文庫 | 09・05・99 読了
帯にインターネットという文字があったので購入 長編推理
ハーパー・コールはオンライン・コンピューターサービスのシステムオペレーターをしている その会社はEROSという会社でオンラインサービスを提供している このEROSの会員は興味の対象故にプライバシーが保たれるようになっていた その会員たちが謎の失踪 連続殺人に巻き込まれていることに気付いた主人公は事件の解明に乗り出した
でも、受けいれることと、赦すことはおなじじゃないわ。誰かを受けいれても。その人に失望するかもしれない。いっしょに暮らせても、絶対に赦せないかもしれない。
読み終わってから二日後につけている感想文なので印象が少しぼけてしまっている
ネットでの犯罪を描いた小説はこれまで4〜5冊読んでいるがこの本は上位に入ると思う 次の犠牲者は誰なのかと予想しながら読んだ 主人公の葛藤も併せて面白く読める

クリムゾンの迷宮
貴志 裕介 著 | 講談社ホラー文庫 | 07・05・99 読了
貴志さんの書き下ろし新刊というので購入 長編ホラー?
藤木が目を覚ましたとき地べたに寝ていた 辺りをみわたすと信じられない光景が広がっていた 奇妙な形をした岩山 湿った一面の深紅の世界 ここは一体どこで自分は何故こんなところにいるのだろうか・・・
それは生きるために戦うゼロサム・ゲームの始まりだった
勝機は、狂気にあり。そんな言葉が、頭をよぎる。ゲーム理論に取って代わる新しい理論である、ドラマ理論について解説した雑誌の見出しだった。常に合理的な行動のみを選択するプレイヤー、
相手に見透かされてしまうような戦略は、必ず敗北するのである。
ゼロサム・ゲームって何なんだろう?と思いながら読み始めた 数十ページ読み進んだところで夜に読むのを止めた 怖かった 人間とは残酷な生き物だと思った 次は「黒い家」か...?

バイブレーター
赤坂 眞理 著 | 講談社 | 06・05・99 読了
書店に行くたびに気になっていたが遂に購入 中篇小説
フリーのライター早川玲はある夜いきつけのコンビニで不思議な出会いを経験した この出会いの導くものは・・・
トラックに乗ってない時の俺は、家に帰ってやすらいだりもする。その俺を、ほっとかなきゃいけない。完全に別で、共存できない。家に帰ってほっとする自分と家から出てトラックに乗った瞬間にほっとする俺がいて、二つは同じ人間なんだけど同じ人間じゃない。
内容の説明が上手く出来ない 興味を持たれた方は読んでみてください
ともかく本年度芥川賞候補作品の本である
いっぱいいろいろなことが書いてある あぁわかるなって思う個所もあればうーんという個所もあった 面白かった

死国
坂東 眞砂子 著 | 角川文庫 | 05・05・99 読了
気になっていた作者だったので購入 長編ホラー
比奈子は東京でイラストレーターとしての地位を得てそこそこの生活や恋人にも恵まれ端から見ると幸せそうな生活を送っていた しかし彼女は都会からの喧騒を逃れ20年ぶりに生まれ故郷の高知県矢狗村に戻ってきた いろいろなことに区切りをつける旅のはずだった 久々に訪れた村はしかし・・・
「本物そっくりというのはだめなのね」
「人間ってのは、むきだしの現実は見たくないらしい」
坂東さんの著書を読むのは初めてだったのでどきどきしながら読んだ
途中からかなり怖かったが読み終わってからも怖かった 映画は観ていないが 原作と比べてどうなのか興味はある 興味はあるのだが・・・きっと観ないだろう
面白い本 お薦めの本がありましたらメールまたは掲示板にて
教えていただければ 幸いです
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