DIARY
September 99

西の魔女が死んだ
梨木 香歩 著 | 小学館 | 27.09.99 読了
インターネット主題の小説だったので購入 児童文学 第44回小学館文学賞受賞作
単身赴任のパパ 働きに出ているママの間に育ったまいは 中学に入ってすぐに学校に行かなくなった もう学校には行かないと決意したまいをママは田舎のおばあちゃんのところに預けることにした まいとイギリス人のおばあちゃんの暮らしが始まった
「おばあちゃんは、まいの言っていることが事実とは違うことだといって非難しているのではないのです。まいの言うことが正しいかもしれない。そうでないかもしれない。でも、大事なことは、今更究明しても取り返しようもない事実ではなくて、いま、現在のまいの心が疑惑とか憎悪とかいったもので支配されつつあるということなのです」
「わたしは・・・・・真相が究明できたときに初めて、この疑惑や憎悪から開放されると思うわ」
「そうでしょうか。私にはまた新しい恨みや憎しみに支配されるだけだと思いますけれど」
おばあちゃんはまいの手を優しくなでた。
「そういうエネルギーの動きは、ひどく人を疲れさせると思いませんか?」
親のことは今でももちろんとても大切だけれど 子供のころは彼らはスーパーマンでなんでも出来るし知ってるし自分のことを守ってくれる人たちだと思っていた でもいつのころか親も自分と同じ人間で 親の親である祖父や祖母から見るといつまでたったも子供だということに気付き 妙に切ない気持ちになったり安心感を得たりした
自分と周りを取り囲むものたちとの関係を決めるのは結局は自分であって世界と自分のかかわりの中で正しさを見極めることが必要なのだということがきちんと丁寧に描かれている作品

旅うさぎ
天沼 春樹 著 水野 理恵 画 | パロル舎 | 25.09.99 読了
なんとなく購入 絵本
うさぎのトマス・ハーゼンタールは16代前の御先祖が残した哲学書「旅うさぎの書」を紐解いた繙いた そこにつづられていたはずのことばで唯一判読可能だった文字は
「旅に出でよ!」
夢を追う者は、夢に食われ、夢を食らう者は、夢をみずに腹をみたす。
夢を夢みる者は、夢の意味を知らず。
ただ、夢から自由な者だけが、ふたたび夢を見ることができる。
上にあげた他にも たくさんのことばが書かれているのだが今の私にとって一番印象的だったものを引用したテンペラと油彩を併用した絵も繊細できれい

法律事務所 上・下
ジョン・グリシャム 著 | 新潮文庫 | 24.09.99 読了
なんとなく購入 サスペンス
抜群の成績 あふれんばかりの野心 整ったマスク
を兼ね備えたミッチェル・Y・マクディーアは就職先としてメフィストの小さな法律事務所を選んだ それは彼らが提示した条件 高額のサラリー 低金利の住宅ローン BMW(新車)の貸付に満足してのことだった
飲めば飲むほど最低になっていくわ
読み出してすぐにこの作品は1度読んだことがあると気付く
そういえば映画(1993)も観たと相次いで昔の記憶が甦る
しかし あれをしたこれをしたという事だけ覚えていて
肝心の内容はさっぱり忘れていたので楽しめた
作品のもつスピード感にぐいぐいと引き込まれる
主人公と周囲の人々との駆け引きに胸が躍らされた
これぞ痛快サスペンス

梟の城
司馬 遼太郎 著 | 新潮文庫 | 22.09.99 読了
なんとなく購入 歴史小説
時は天正十九年 一人の老人が近江の国境の峠をのぼっていた 彼の名は下柘植 次郎左衛門
本能寺で信長が死して以来世を捨て庵に篭っている弟子の葛籠 重蔵を訪ねにこの地にきたのだ
人のいのちは、劫億のかなたより生まれ来たって、劫億のかなたへ吹き散る。風も同様のこと。いずかたよりきて、いずれかたへ吹き去るかは、なんびとも知らぬ。ただ頬を吹きなでてゆくときだけを、人は風とみる。しかし、たれも風を見た者はあるまい?
一つの政権が栄え滅びる
そんな時代を背景に暗躍する人々の心を描いた作品
自分の生きてきた道を信じ進んでいく男たちの姿
今までの生活に決別し新たな道を進みだした男の姿
愛に生きる女たち
人間描写は流石といった感じ
物語の結末は圧巻だった 何度読んでも面白い作品だと思う

iレディ
吉村 達也 著 | 角川ホラー文庫 | 17.09.99 読了
インターネット主題の小説だったので購入 ホラー?小説
中堅食品会社帝京フーズで鬼部長と異名をとる今泉謙作は部のPC管理者として私用メ
ールやインターネット利用を堅く禁止していた そんな彼だが実は勤務中に出会い系
サイトで別の人格を演じていた
インターネットなんて化け物だ。
ネットの世界をあまり知らない人でも楽しめるように用語の解説が丁寧にしてある
内容はというと まさかこんな展開があるなんてと度肝を抜かれた どちらかという
と荒唐無稽といった感じ 大筋よりもネットの世界の住民や昨今問題になったHPでの
告発といったものの問題点が面白く読めた

SFバカ本 タワシ編プラス
岬 兄悟:大原 まり子 編 | 廣済堂出版 | 16.09.99 読了
なんとなく購入 SF短編小説集
梶尾真治 火浦功などの作家による9作品
ある日突然人格を持ってしまった下半身の俺と俺自身の対決など
人はみな間違う。間違いとは誰かを傷つけることだが、究極のところ、そういう風に
しか人は生きられないものなのだ。合掌。
タイトルにSFがついているからといって身構えずに読める作品が満載
難しいことを 考えずに純粋に空想の世界を満喫できる
これが日本でかつて栄えたというバカSFなのか・・・
面白かった!

オイスターボーイの憂鬱な死
ティム・バートン 著 | 河出書房新社 | 15.09.99 読了
なんとなく購入 短編集
スティックボーイとマッチガールの恋の話や幸せな夫婦の間に産まれたロボットベイ
ビーの話など
Brie boy had a dream he only had twice,
that his full, round head was only a slice.
The ohter children never let Brie boy play...
...but at least he went well with a nice
Chardonnay.
装丁がかわいかったので購入したらなんとtim
burtonの本だった 彼の監督した映画 では『Nightmare
before CHRISTMAS』がやはり傑作だ と思う
彼独自のブラックというよりグレーな世界の切ない大人のファンタジーが絵とことばの両方で表現されていて楽しめる一冊

ラムラム王
武井 武雄 著 | 銀貨社 | 14.09.99 読了
なんとなく購入 児童文学
東京から九万マイルロンドンから九万マイルのエッペ国で一人の赤ん坊が誕生しまし
た 彼は フンヌエスト・ガーマスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王と名付けられました 長生きをするようにとこんな長い名前がつけられたそうなのです
そして王と名前につけられていても王様ではなく貧乏な家庭の子供でした
美しいものや感じたものがあったなら、しるしてごらんなさい。
装丁も挿し絵もフォントもそしてお話もとても素敵な児童文学
甘くなく酸っぱくもなく 懐かしい感じはするものの一度も経験のしたことのない世界が広がっている
大正にこんな本が出版されていただなんて

幼な子はわれらに生まれ
重松 清 著 | 幻冬社文庫 | 14.09.99 読了
なんとなく購入 中篇小説
同い年の妻 十歳と五歳の娘たち そして三十七歳のサラリーマンであり父である私
で営んできた家族に新しい赤ん坊が生まれることになった 私と妻は『バツイチ』同
士であり 一緒に暮らしている娘たちとは私は血が繋がっていなかった 私は別れた妻との間に産まれ今は彼女と別の家庭に暮らす愛娘への思いを抱きつつ日々を過ごしている そんな私や家庭に産まれてくる新しい命がもたらすものは何だろうか
昔からよ。あなた、理由は訊くくせに、気持ちは訊かないの。
子供を産むということ 家庭家族とは 何なんだろうと問い掛けてくる作品
難しいテーマである 考えている間に脳がこりこりに凝った
心にとっても頭にとってもかなり重くのしかかってくる本
何年後かに再読すると思う

閉ざされた夏
若竹 七海 著 | 講談社文庫 | 13.09.99 読了
若竹さんの新刊だったので購入 長編推理小説
ペーパーバックミステリー作家の妹楓と東京で二人暮らしをしている僕才蔵は4月か
ら高岩青十記念館で委託学芸員として働いている ちなみに高岩は昭和初期に文壇に彗星のご
とく現れ5年間の活動で筆を折った作家だ そんな彼の記念館で事件が起こった
火事場では、人は他人の反応を確認しながら自分の反応を決める。なぜなら、火事場
に精通している人などいないからだ。どんな反応をするべきか、どういう反応が一般的であるのか、人は他者の反応で自分がいかなる行動を取るべきか決めるのだ。もちろん、これは火事場に限ったことではない。当事者ではなく、第三者としての立場で
、どういう反応をするか。私見だが、この第三者としての共通項が、すなわち道徳というものなのかもしれない。
作者の本格推理長編を読むのは初めてだったが当然のことながら上手かった
ただ上手いは上手いのだが凝りすぎているというべきか書きすぎているというべきか なんというかそんな気がした
(本格推理というのはえてしてそんなものだとうと思うのだけれど)

宇宙叙事詩 上・下
光瀬 龍 著 | ハヤカワ文庫JA | 12.09.99 読了
なんとなく購入 SF小説
難関を潜り抜けて僕の父が翡翠星イオ開発計画に参加することになった イオの厳しい自然環境に適応するためメンバーは種々の改造手術を受けた 準備が整い冒険隊は飛び立った そして時が流れ父を追いかけ母もイオへ渡った 更に時が流れ遂に僕がイオに現状調査のために飛び立つ日がきた 〜「スペースマンの歌が聞こえる」等の作品が収められている
「言うなかれ。明日をも知れぬのがすなわち時。人に運命(さだめ)などあるものかよ」
光瀬さんの作品としては「百億の昼と千億の夜」があまりにも有名
その彼がつい先日お亡くなりになられた
そのニュースを聞いて暫く経ち たまたま書店の棚にこの本があったので購入した
SFという形をとらないと表現できないものがあると思った 時の流れ さまよう人々 取り残された夢 朽ち果てぬ想い

双生児
江戸川 乱歩 著 | 角川ホラー文庫 | 10.09.99 読了
ネットの友人から発売を聞きつけ購入 短編小説集
私には兄弟がおります 同時に母の胎内から生まれだした 顔も身体もそっくりですが生まれ持った性質は
まったく違う兄がいるのであります 彼は私が持っていないものをもってお
りました それは莫大な財産とかつての私の恋人です
人間は退屈すると、何をはじめるか知れたものではないね。
大江戸川乱歩の作品を読むのは実に5年ぶり もしくは6〜7年ぶりかもしれない
やはりぞくぞくする耽美的な怖さがあった
特に『双生児』には読んでいるだけで文字をおっているだけで
イメージが続々と浮かび上がる程の美しさがあった
今回わたしが読んだのは角川編だったが創元社のものと読み比べてみるのも良いかも
しれないと 思う
ちなみに角川文庫に収録されているのは 「双生児」「一人二役」「ぺてん師と空気男」「百面相役者」「一寸法師」
創元社推理文庫のものは 「一枚の切符」「恐ろしき錯誤」「双生児」「黒手組」「日記帳」「算盤が恋を語る話」「幽霊」「盗難」「指輪」「夢遊病者の死」

ブギーポップ・ミッシングペパーミントの魔術師
上遠野 浩平 著 | 電撃文庫 | 08.09.99 読了
ブギーポップの新刊だったので購入 中編小説
債権の抵当にはいった洋館にある男が訪れた 彼の名は希代のビジネスマン寺月恭一郎
誰もいるはずの無い洋館に入った彼は一人の男と出会う
その青年は 人知れず洋館の持ち主の為にアイスクリームを作り続けていたのだ
人に優しくするのは簡単だ。そいつのことを何も知らなきゃいい
今まで生きているうちにできた無数の傷
深いものもあれば表面だけのものもあるだろう
自ら作ったものもあるし知らぬ間に出来たものもあるだろう
傷によって更に多くの傷が生みだされることもあるかもしれない
でも傷があるからこそ作り出されるものも沢山あると思う
恐れていたら前には進めない
・・・・・・・・なんて言ってみても 痛いものは痛い よね

茫然とする技術
宮沢 章夫 著 | 筑摩書房 | 05.09.99 読了
宮沢さんの新刊なので購入 エッセー集
デジカメのサンプル画像ってなんかおかしくない?C++を”しーぷらぷら”なんて言
うのはなぜなんだっ!他にもカタカナパワー(例えばパレード等)の秘密やその他お楽しみが満載のエッセー
「気にならない力=貧乏力」
若い連中が路上に腰をおろしているのをよく見かけることだ。(〜中略〜)彼らがよく使う言葉に、「まったり」があるが、どこといって「能動性」の見られないまったりした彼らが、では、積極性のかけらもないかといえば、そうではない。「まったり」が持つ、「受動性」にもまた、積極的な力があるにちがいない。「気にならない」、あるいは、「気にしない」ことによって、主張する。それこそが、この時代の、彼らが表現する貧乏の力だ。
今回は今まで出版された本に収録されていなかった作品を集めてつくったもの
読み初めてしばらくは いつものようなパンチがないなと少し不満もあったが
PCのことを書いてある章でがははとくる やっぱり宮沢さんはこうでなきゃね
付け加え今回初めて宮沢さんが玉美を中退されていることに気付く 玉美的なものねぇ・・・

夏への扉
ロバート・A・ハイライン 著 | ハヤカワ文庫 | 02.09.99 読了
面白いと勧められ購入 SF小説
時は1970年の12月 僕と僕の牡猫ペトロニウスはコネチカット州の農家に住んでいて その家には外に通じるドア11ついていた 猫のピートは冬が来るときまって僕にドアを開けろと催促する どれか1つが夏に通じていると信じているのだ
そんな彼と一緒に暮らしている僕はといえば 発明家として成功しており婚約者もおり幸せな時間を過ごしていた
「だってお祖母さん、人間はどうしても少しは罪のない嘘をつかなきゃ、おたがいに仲良く暮らしてはいけないって前からいってたもの。嘘っていうのは、悪用しちゃいけないけど、つかわなきゃならないときもあるんですって」
一昔前の良きScience Fictionといった感じ
最初は少しギャップに苦しんだが中盤からぐぐっと読むものを惹き付けるものがあった
安心して読める本
(読んだのがちょっと前なので印象がぼやけてます ごめんなさい)

ポプラの秋
湯本 香樹実 著 | 新潮文庫 | 02.09.99 読了
ネットの友人及びネットで面白いと勧められ購入 中編小説
父を突然亡くしてしまった七歳のわたしと母は今まで住んでいた家を引き払い 大きなポプラのはえている庭のあるアパートに引っ越した 母はパートに出始め
わたしは新しい学校に通い始めた 二人とも心には大きな傷をもったままだった
そのうちわたしの傷はどんどん大きくなり 緊張感が日に日に増していき とうとう学校にはいけなくなってしまった
「今は辛いだろうけど・・・・・・」祖母は、小さく咳払いをした。
「大事なのはこれからなんだから。あとで、『ああ、あの時はまだ若かったのに』なんて後悔しないようにしなさいよ」
読後の余韻を楽しみながら布団の上に寝転がった
暫くすると 横たわった私の身体の上にオレンジ色の球体が浮かんでいるような気が
した
それはとても温かく心地よい光を発していた 何故かわたしの中の何かが 救
われた気がした
本著は前作の「夏の庭」同様”死”を主題に扱った作品である
生きるということはこんなにも難しく有難いことである
だからもっと優しくなりたいと思った 他人に対しても自分に対してもそう
もっともっと色々なことを許せるようになりたいと願った

夏の庭
湯本 香樹実 著 | 新潮文庫 | 01.09.99 読了
ネットの友人及びネットで面白いと勧められ購入 中編小説
小学六年の六月 山下が学校を三日間休んだ 田舎のおばあさんが死んだのだ
お葬式ってどんなものなのだろうと話を聞いているうちにぼくらは改めて気がついてしまった 人は死ぬんだという事実に 気付いたのはいいものの それを事実として受け入れることができないぼくらは 一人暮らしの老人の死ぬときを発見する計画を立て始めた
たぶん、この世界には隠れているもの、見えないものがいっぱいあるんだろう。そしてそれは、ほんのちょっとしたことで、姿を現してくれるものもあれば、偉人伝に出てくる科学者や冒険家たちのたどったような、長くてつらい道のりの果てに、ようやく出会うことのできるものもあるにちがいない。ぼくが、見つけるのを待っているなにかが、今もどこかにひっそり隠れているのだろうか。
年齢が一桁だったときのこと 無邪気に遊びまわっていたころのことを思い出し読む
死は確かに興味深く そして 恐怖であった でもその焦点は他人の死にではなく自分の死というものだけであった
死んだら今 ここでこうして考えたり みたりきいたりしている自分は一体どこに行くんだろう?
死は痛い?暗い?死の先には何があるのか兄弟で夜話し合ったこともあった
今はそんな風に死について考えることはなくなった 考えても答えがでないからという理由もあるかもしれないが 生きることにもっと必死だからかもしれない

晩年の子供
山田 詠美 著 | 講談社文庫 | 30.08.99 読了
ネットで面白いと勧められ購入 短編集
十歳の時に晩年を迎えたことのある子ども 自分で何かする能力に恵まれず何があっても運命だと考える子ども 転校を繰り返すうちにいかにして周りから好かれ優位にたつことが出来るか気付いた子ども など8人の子どもが描かれている
男と女って、まったく面倒だわ。体で惹かれ合って。それに飽きた瞬間に、離れられない関係になる。体が離れられないなんていうのは、まったくの嘘。離れなれなくなるのは心が結び付きはじめるからよ。体も心も結び付いて離れられないのは。だから一瞬なのよね。両立しない。すぐに消えちゃう。まるで花火みたいなものよ。素晴らしい瞬間だけどね
子供の頃 想い出はいつも夏に作られた
むくむくと立ち上がる入道雲に青い青い空 頭の上から降り注いでくる ミーンミー
ン ツクツクボウシ 蝉の声 冷たい川の水の感触 縁側で食べたすいかの甘さ 種のとばしっこ はしゃぎまわった花火
夏は特別な季節 腐敗性をもった季節

月の砂漠をさばさばと
北村 薫 著 | 新潮社 刊 | 29.08.99 読了
新刊だというので書店に行った折につい購入 短編集
さきちゃんはお母さんと二人で暮らしています
お母さんはお話を作る人です だからケーキ屋さんの子供がおうちでケーキを食べられるみたいに さきちゃんもお母さんからできたてのお話を聞いたりすることができるのです
---子供のやることにも、理屈があるのね。あなたのことはとても可愛い。---でも、あなたの理屈が見えないことは、これからだって、きっとある。そちらから、こちらが見えないことも。---いい悪いではなくて、そういうものよね。
幼いころから夜と物語は密接に結びついていた
母はいつも私に絵本を読んでくれた 私は母にせがんで同じ絵本を何度も何度も読んでもらった
だから わたしが冒頭の部分を覚え込んでしまったこともあった
昼間は働いているので あまりかまってもらえなかったが 夜になると一緒に遊んでくれる母の声 生み出さ
れるもう一つの世界 異国の小さな家 大きなお城に住んでいる クマ 王子様やお
姫さまに会える時間
思えばその頃から本はいつもわたしにとって大切な宝ものだった
面白い本 お薦めの本がありましたらメールまたは掲示板にて
教えていただければ 幸いです
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