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■29.01『偶然の祝福』読了 小川 洋子 著 角川書店 登場する人と物 不遇な女性作家 その息子(乳飲み子) 飼い犬アポロ 失踪者たち 嘔吐袋 万年筆 涙腺水晶結石 老人 アナスタシア 世界は春で、私は一人きりだった。 短編集 ちょっとマイルドな小川ワールド ■27.01『北京原人の日』読了 鯨 統一郎 著 講談社 銀座の銀座の交差点に老人が落下してきた。 軍服を着たその男は北京原人の化石を持っていた。 現場に居合わせたカメラマン達也と雑誌記者のさゆりは… 気をつけなさい。臆病になったら夢は逃げるわ。 推理小説 ■26.01『金閣寺に密室』読了 鯨 統一郎 著 詳伝社ノン・ノベル 応永15年足利義満の死の謎をといてほしいという 以来が建仁寺の小坊主一休のもとに舞い込んだ。 秘すること。秘すれば花か 推理小説 ■26.01『ONOGORO』読了 鯨 統一郎 著 ハルキ文庫 5歳のときに種子島でみたロケットの打ち上げに 感動し絶対ロケットのパイロットになると決意した氷室友美 その夢は高校生になった今でも変わらない この世の初めには何があったのだろう 歴史? かつて橋本治という作家が桃尻語訳枕草子という 作品を世に出しそこそこ受け入れられたことがあった。 そして今鯨統一郎が現代語訳古事記を出版した。 今回は一般大衆にあまり受け入れられなかった模様… ■26.01『イーシャの舟』読了 岩本 隆雄 著 ソノラマ文庫 天邪鬼伝説の残る『入らずの山』に 産業廃棄物処理場が作られることになり 付近で不思議な現象が起こりだした… やらずに諦めるのは、なしだよ。 SF ■25.01『鵺姫神話』読了 岩本 隆雄 著 ソノラマ文庫 姫森神社の御神木には『鵺姫様』が宿るという 二十五年の寿命を差し出せば どんな願いも叶えてくれる神様に向かい 懸命に祈る姿が… 大丈夫。時間はきっと、私たちの味方だ、と。 SF ■24.01『星虫』読了 岩本 隆雄 著 ソノラマ文庫 5歳のときに種子島でみたロケットの打ち上げに 感動し絶対ロケットのパイロットになると決意した氷室友美 その夢は高校生になった今でも変わらない 気をつけなさい。臆病になったら夢は逃げるわ。 SF 十年前に新潮社から出版されて以降 手に入りにくかった作品がソノラマ文庫から再刊 ■24.01『少年の時間』読了 上遠野 浩平他 著 徳間デュアル文庫 なぜ私たちは「面白いもの」を欲しがるのか? 答えは簡単、けれど単純ではない。 たとえ本心がそう願っても、それが俺の全てじゃない ハイブリッド・エンタテイメント・アンソロジー 他に菅浩江、西澤保彦等が執筆 なかなかやるやん徳間デュアル ■23.01『ましまる』読了 吉野 朔美 著 大和書房 半日ほど世界を逆さまに見ました 足元に青空が広がって 雲や鳩や烏が 時々 わたくしの下を泳いでいきます おうちが空に落っこちそうで おばあさんも乳母車も落っこちそうで どきどきします 絵本 ■23.01『冬の教室』読了 大塚 英志 著 徳間デュアル文庫 冬がもう半世紀も続いている地に 転入してきたぼくにとって 冬はまだ慣れることのできないもの ぼくたちはやはりどこにもいけないのかもしれない 中編小説 プロの文章書きじゃない人が 書いた作品っぽい ■23.01『MOUSE』読了 牧野 修 著 ハヤカワ文庫 ネバーランドは廃墟島。 そこでは子供たちが 身体に常時ドラッグを摂取しながら生きている 好きなんだ。ラジオのジージーっていう音が。 天国ではこんな音がしていると思うよ。 いろんなものが詰まってて、 詰まってるから意味がなくてさ、 いろんなとこを向いてて、で、何処に行くかもわかんなくて、 役立たずだけど気持ちいいんだ。 ねえ、ぼくたちに似ているよね。 短編連作 久々に浸ることのできた異世界 ■23.01『螺旋階段のアリス』読了 加納 朋子 著 文藝春秋 大手企業のサラリーマンだった仁木は 会社の「転身退職者支援制度」なるものの 恩恵を蒙り、50過ぎにして夢であった探偵社を開くことにした 箱は開けてみなきゃ、中身はわからない。 電話は出てみなきゃ、相手はわからない ……少なくとも、旧式の電話はね。 人の心だってそうよ。こうして……(中略) ノックしてみないと、わからないの 短編連作 アリスがこう絡んでくるのか ■22.01『心では重すぎる』読了 大沢 在昌 著 文藝春秋 探偵佐久間公はある日ふと人々の前から 姿を消した人気漫画家の行方を探してくれと ある金持ちに依頼された 人の心は、いつだって危ういところに浮いている。 底なし沼の水面のような場所でな。 浮かせているときは、そいつの道徳心や倫理観だったり、 他人との友情や愛情、家族との絆や何かさ。 それがないと、むきだしの心ってやつはひどく重たい。 憎しみや嫉妬、欲望が、のべつ渦まいているからな。 どんどん沈んでいくだけだ。 長編ハードボイルド 実は初の大沢作品 人気漫画が出来上がるまでの過程に興味が在りすぎて 読了までに時間かかったけれど 大沢作品を読み始めるのならこれ以外の作品から 読まれることを勧める ■21.01『黒い仏』読了 殊能 将之 著 講談社ノベルス 9世紀唐から一人の天台僧、円載が ある教典を携え日本に帰国しようとしていた すべてを知りつくしたいという欲望に比べて、 人生はあまりにも短すぎた。 知りたいだけのすべてを学ぶ時間がない。 長編小説 元ネタ知らなくても楽しめるでしょう でも殊能作品をこれから読み始めるのは お薦めできません ■20.01『ニジンスキーの手』読了 赤江 瀑 著 ハルキ文庫 ニジンスキーの再来とパリで謳われた 舞踏家弓村高 ニジンスキーと弓村の人生が重なりながら 共鳴しようとするとき… 毒を喰らわにゃ、毒の味はわからねえよ。 人間、毒がありゃこそ、花も実もなる。耀いもする。 毒を喰らわにゃ、おまえさん、 いつまでたっても、紺屋の白生地。 味もそっけもありゃしねえ。 有り様を言やあ、人間おそろしいものよ。 身上の毒が、人を花にするんだからねえ 短編小説集 ああ、上手いなあ ■17.01『工学部・水柿助教授の日常』読了 森 博嗣 著 幻冬舎 国立大学工学部建築学科で 建築材料を専門に研究している水柿助教授の 日常 どんな場合でも、ものごとを客観的に評価する目が大切だ。 フィクション 最近の森先生の作品は 良くも悪くも実験的なものが多い 研究室勤務経験ありの身としては 非常に楽しめました *これがこのサイト始めてから 読了したとサイトで報告した 555冊目の本となった ■16.01『今夜はパラシュート博物館へ』読了 森 博嗣 著 講談社ノベルス 犀川&西乃園コンビが登場する二作品 他六作品が収録されている 「世の中、いつもいつも、 すぐに答えが見つかるわけじゃないんだよ」 犀川は淡々と話す。 「どれだけ沢山のものを保留していられるかが、 重要な能力の一つだ」 短編小説集 なんだかもてあそばれてるような 気がする… ■11.01『失踪HOLIDAY』読了 乙 一 著 角川文庫 世の中には、絶望したくなるようなことがたくさんある。 ぼくも、村井も、それに対抗する力はなく、 ただはいつくばって神様に祈ることしかできない。 目を閉じて耳をふさぎ、体を丸めて 悲しいことが自分の上を通り過ぎるのを待たなくてはいけない。 ぼくは雪村のために何かできるだろうか。 中編小説 本当に上手いです ■11.01『やさしさの精神病理』読了 大平 健 著 岩波新書 ”やさしさ”は現代の”時代の気分”なのかもしれない 人づき合いの技能としての”やさしさ”は、 人が(自分も相手も)皆、傷つきやすい、 ということを前提にしています。 不用意に「親切そーなこと」をして 手を傷つけるのは”やさしさ”にもとります。 お互いに相手を傷つけないように「気づかい」すること。 それが”やさしい人”どうしの”やさしい関係”なのです。 近代のやさしさと現代の”やさしさ”の比較 あまり深く考えたことのないことだったので 非常に面白く読めた ■07.01『ジャンプ』読了 佐藤 正午 著 光文社 日本全国で一年間に、 自分の意志で姿を消してしまう人間は 七万人 かれらと自分の違いってなんだろう? 自分で自分の人生を選び取ったという実感はないんです。 ただ、ここまで時が流れて、こんなふうに、なるようになった。 ちょっと無責任だけど、そう思えるだけ。 長編小説 本の雑誌の選ぶ2000年度ベスト10第一位 ■05.01『猟死の果て』読了 西澤 保彦 著 ハルキ文庫 卒業を間近に控えた青鹿女子学園の生徒が、 公園で全裸死体となって発見された。 しかし犯人の動機がつかめない間に次の事件が… 「一般的な話です。人間て、どうして現状に満足できないんだろう。 よく言うじゃないか。欲望には、きりがないって。 (中略)どうしてなんでしょう?」 「私には月並みな答えしかできそうにない」 「月並みでいいんです。どうしてなんですか?」 「だから人間は結局、自分が何を欲しいのか知らないのさ。 知らないから、とりあえず自分が持っていないものを欲しがる。 そういうことなんじゃないのか」 長編推理 救われない話を新年早々読む ■29.12『優雅に叱責する自転車』読了 エドワード・ゴーリー著 柴田元幸 河出書房新社 絵本 よくわかりませんでした |
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