タリ 家族旅行メモ


2002年12月10日から17日まで、 北海道新聞創刊60周年「ゴッホ展」開催特別企画 「芸術と文化の国 イタリア8日間」に 家族6人で参加しました。

高校、中学校、小学校に通う子ども達は学校を休んでの参加。 快く送り出して下さる先生ばかりとは限らず、 何かと理由をつけて休みをもらった様です。 以下、思いつくままに旅の記録やTipsを記します。

一人148000円、三食観光付き、自由時間なし

今回の旅行は、格安路線でシェアをのばし、 現在業界四位の阪急交通社の団体ツアーでした。 39人+添乗員1人の計40人。 団体ツアーとしては比較的大きな集団じゃないかしら。 30人学級という言葉もあるくらいですから、 余り大きな集団だと、小回りが利かないですね。

千歳発で、羽田着。成田まで貸し切りバスで移動し、 成田からミラノマルペンサ空港へ直行。 飛行時間は12時間。機内食は2回。 映画もやってくれるけど結構しんどい。 エコノミー症候群予防のためか、 機内で足の運動を促すビデオがしつこく流れていました。

イタリア国内は貸し切りバスで移動します。 ミラノ、ベニス、フィレンツェでそれぞれ一泊。 午前中は観光し、午後はバスで移動の繰り返し。 毎日4時間近くバスに乗ります。

ローマには3泊しましたが、ローマ2日目は日帰りで ポンペイ・ナポリ観光に出かけました。

最終日は、ローマから国内線でマルペンサ空港に戻り、 高級リゾート地として知られるコモ湖を観光。 夜の便で帰国しました。

今回の旅は、美術館巡りがメインのツアーでした。 そのため、予定がびっしり組まれており、 自由に行動できる時間はわずかしかありませんでした。 夕方ホテルに着いてから夕食までの小一時間程度かしら。 これって結構辛いです。 地元のスーパーなどに寄ってチーズや パンチェッタ(バラ肉の塩漬け) ワインなどを買おうと思っていたのに、 実際に行けたのは一度だけ。 それも20分程度の駆け足ショッピング。はぁ〜しんど。

ウフィツィ美術館はストでした!?

さて、美術館ですが、 ミラノのブレラ美術館、ベニスのアカデミア美術館、 フィレンツェのウフィツィ美術館そして、ヴァチカンの ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂の4つが 予定されていました。

しかし、ブレラ美術館は絵画修復のため閉館、 ウフィツィ美術館はストのため閉館。 12時間飛行機に乗ってはるばる来たのに、閉館とは・・・。 特にウフィツィ美術館を見ることができなかったのはまことに残念。 ここには美術の教科書などで誰しも一度は見たことがある(と思われる) ボッティチェッリ作の「ヴィーナスの誕生」や「春」があるんですね。 本物に会いたかったよ〜〜。

美術館では、ガイドさんが日本語で代表的な作品の説明をしてくれました。 これ、結構良かったです。背景を知ってから作品に接すると感動が違います。 さらに、帰国後に図書館から「名画ガイドブック」の類を借りてきて 感動を再確認。いつの日にか、ブレラとウフィツィに行ける日を夢見て。

高感度フィルムと明るいレンズで感動を切り取る

美術館や教会ではストロボをたかなければ写真・ビデオ撮影が 許可されているところがあります。ガイドブックに載っているような きれいな写真は撮れないにしても、自分でも撮ってみたいもの。

我が家は今回、それぞれにカメラを一台ずつ持ち、 思いっきり、好きなだけ写真を撮ることにしました。 持参したカメラとレンズは以下です。

ニコンFE2:28mmf2.8
ニコンFG:55mmMacrof2.8
ミノルタαsweet2:35-105mmf3.5-4.5
ミノルタα8700i:50mmf1.7
リコーR1s:コンパクトカメラ

フィルムはすべて36枚撮りのリバーサルで、 ベルピア11本、プロビア100F11本、プロビア400F18本を持っていきました。 使用したフィルムはそれぞれ、4本、7本、16本でした。

多くのフィルムを一段増感で撮影しました。 つまり感度400のフィルムを感度800で撮影し、 現像時に「増感現像」を依頼するのです。 ISO800と解放値の明るいレンズを組み合わせると、 ストロボなし手持ちでも結構写ります。

現像はスリーブ仕上げとし、フィルムスキャナーで スキャンし、フォトレタッチソフトで少しいじくると、 結構見られる写真になります。

フィレンツェのドゥオモ美術館にあるミケランジェロ作 「未完のピエタ」、 ヴァチカン美術館にあるラファエロ作 「アテネの学童」、 サンピエトロ寺院にあるミケランジェロ作 「ピエタ」などを それなりに撮影できました。

男女のからみポスターと色気むんむんテレビ

イタリアの街頭で見かけるポスターは 概して色っぽい物が多く、 男女のからみものも堂々と掲示されている。

入国初日、ミラノマルペンサ空港には こんな ポスターがあって、長女は驚嘆の声を上げた (お父さんは鼻の下が伸びた)。

テレビでも夜の7時だというのに、 アシスタントの女性たちが、水着やスケスケドレスだったり、 ニュースキャスターも妙に色っぽくて、フェロモンプンプン。 古代ローマの繁栄を支えたのは、 実はこれらセクシーな女性たちではないかしらん? と妙な歴史感がひらめいたりして・・・・

いやぁーいいですね、イタリア。

ホテルに歯ブラシやカミソリはありません

イタリアのホテルは星マークで5段階にクラス分けされています。 一番良いのは☆5つ。私たちが泊まったホテルは4つ星と3つ星でした。

すべてのホテルに石鹸・シャンプーはありましたが、 歯ブラシやカミソリはありませんでした。 備え付けのコップもいわゆる紙コップの類で、 硝子コップにであったのは、3つ星のところ一カ所でした。

ホテルのクラス分け、どんな基準なのかしら? いずれにせよ、歯ブラシとカミソリは持参するのが良いようです (私はBIGの使い捨てカミソリをホテル近くのお店で買いました)。

ちなみに、12時間乗る飛行機についてですが、 帰りのJAL機には化粧室にディスポの歯ブラシが用意されていました。

イタリアおじさんと仲良くなる方法??

ローマのホテルも最後の朝、比較的時間に 余裕があったので、ゆっくりと朝食を食べ た(とは言っても、コンチネンタルスタ イルなので、パンとコーヒー程度ですが‥)。

その後、3日間滞在の感謝の気持ちをこめ て、紙ナプキンで、つる、紙風船、奴さんなどの、 折り紙を給仕に携わるおじさん達にプレゼントした。

これが大変受けて喜ばれた。 「待て待て、俺にだってできるぞ!!よく 見ておれ!!」とばかりに一人のおじさん が、紙ナプキンを手にした。 「ラランララン」と鼻歌混じりに始まった かと思うと、あっという間に、 羽の動く鳥? をこしらえてくれた。 これがまた実に単純なのだが、大受けであった。

Happy Roma

最後に今回の旅行のために、いくつか手にした本の中で、 お勧めの物を一冊。

双葉社から出ている「Hapyy Rome」とう1500円の本 (2001年11月10日第1刷発行)。 カラー写真なんて一枚もなくて、文字とイラストが主体の本です。 女性の旅をもっと元気にしようと99年に結成された 「ひとり旅活性化委員会」なる組織が、 足で集めた情報をまとめたもので、 「地球の歩き方」とは趣が大いに異なる。

ちょっと難といえば、本文中に出てくる価格がリラで表記されていること。 イタリアは2002年4月からユーロなんですね。 しかしそれを割り引いても、旅行ガイドとしては なかなか良いと思います。