競馬を巡る人間模様
麻雀はよく性格がでる。と言われているが.自分では競馬もよく性格がでるものだと思っている。本命命で いつも堅いところで勝負する者.穴狙いの一発屋.臨機応変に対応する者.それぞれが自分の思うところの 理想を追いかけ.競馬と言うドラマを演出していく。売り手(馬主.生産牧場.調教師.騎手.JRAなどの 主催者)と買い手(馬券を購入する人)が交わって初めて競馬と言うドラマが成り立つ。最初は競馬=ギャンブル それ以外には何もない。と思っていた自分が『競馬はロマンを追い求めるドラマだ』なんて気持ちになった のは.いろいろな馬に出会い.競馬の深さを知り.関係者の苦労や夢の大きさを感じたからだ。以前の自分は 闇雲に馬券を買い.負けたらインチキだ(笑)なんて言っていたが.今は馬を愛し.馬券購入する以外にも競馬 にロマンや魅力を感じる。サラブレットは人によって作られる最高の芸術だと思えるぐらいになった。でも. 本当に『サラブレットはガラスの芸術品だ』なんてよく言ったものだ。500キロもある体重をあんなに細い 足で支え.あんなスピードで走りぬけていく。血と血の配合でより良い馬を作っていく。良血だから走るって 保証もなく.鍛えればそれだけ強くなるとも言えない。故障してしまえばそこで終わってしまう。何とも難解で 困難な話しだ。それだけに成功したときの喜びはひとしおなんだろうな。

自分のまわりにも競馬をする人は多い。本命一本の人.穴狙いの人.語呂や好きな数字で買う人.一頭の馬を追いかけて いる人.様々な買い方があり.人によって違う。だから競馬仲間が集まればみんなが先生になる。あれよこれよと やりとりしているうちに.時間は過ぎていく。競馬の話しは尽きる事がない。沢山いる競馬仲間の中からふたりだけ 紹介してみます。
一人目は『そのまんまT』と異名があるT先輩。T先輩はふだんから冷静沈着で紳士的な人。酔うと三角の目 の面白い人に代わってしまうが(笑)いつも本命党で結構馬券は当てる。しかも.たまに中穴的中と上手い人だ。 レースが始まるまでは.冷静でたまに笑いを入れる程度。が.いざレースが始まると人が変わる。自分の買った 馬が先頭に立つと馬券を握り締め『そのまま.そのまま.そのまま』と叫ぶ。しかもゴール前になるともう 絶叫状態。自分の買った馬が勝つと.人の目の前に馬券を差し出し見せる。『そのまま.そのまま.そのまま. やったー.なぁライズ!』って感じで。でも.レースが終わるとふだんな冷静なT先輩に戻る。馬券を獲っても 自慢したりしない。そしてさりげなく昼飯をおごってくれたりする。凄い人だ。レース前後とレース中の態度の ギャップが大きすぎて笑える人だ。
もうひとりは.S先輩。この人は後輩の自分から見ても馬券下手。しかも競馬へ行く時は黒い服装に 真っ黒なサングラスがトレードマーク。なんとも怪しい人だ。穴狙いなんだけど買い目に一貫性が全く ない。自分以外の人もS先輩買い目の法則を理解できる人はいない。不思議な買い方をする人だ。聞いても 教えてくれないし...。ふだんからレースが終わるまでは他人に買い目は明かさない。55連敗した 経歴を持つ。よくそんなに数えていたもんだと感心するよもう(笑)一部の競馬仲間から『トッカン.おやき.おけらのS』と呼ばれている。トッカン.おやき. おけらはいずれも負けて一文無しの状態を言う。ある日ウインズでS先輩にあった。ちょうど55連敗したと 言う話しを聞いた頃だ。黒い服装に真っ黒なサングラスいつもの格好(笑)一緒に行っていた.N先輩が 『ライズ今日のS君は凄いぞ。』って。『えっ何が?』って聞くと.朝から5レース全部当てたらしい。 『冗談でしょ?』って言うと.S先輩がポケットから 馬券をだす。見ると確かに当たり馬券だ。呆気に取られていると6レースも的中。結局その日9レース中 8レースを当ててしまった。こんな事もあるんだなぁと感心していると。『ライズ.今度教えてやるぞ. ちゃんと授業料もってこい。』この人はこんなに買っても俺から金取る気か(笑)低調にお断りしました. あんたについていったらいくら金があっても足りん(爆)100万円もの金を持って帰りにスキー一式.ウェアー キャリアを買って帰ったS先輩だった。こんなこともあるからギャンブルにはまる人が多いんだなぁと 痛感した一日でした。おわり。