クラブラグビー奮戦記
高校時代の先輩.後輩が集まり我がチームは結成されている。かつては.(と言っても3年前だが...)
県の代表として『東日本クラブラグビー大会』に出場し.菅平で熱戦を繰り広げていた。しかし.
世代交代の波と.新入部員がなかなか入らず.慢性的な人材不足に悩まされ.低迷を続ける今日。
4チームが1つのパート(A〜Dまで4パート)となり総当たりリーグ戦を戦い.1位が上位パートへ
自動的に昇格。逆に最下位が自動的に下位パートに転落するシステムで戦っている。最初はAパート
から出発した我がチームは.前々回の大会に全敗してB転落。前回は1勝2敗で辛うじてB残留。
今回こそ奮起して1位になり.Aに復帰しようと望んだのだが...
1試合目.COSと言うチームとの対戦。COSと言うチームは前回Cパートを1位で通過して今回から
Bに上がったチーム。言わば格下とも言えるチームである。しかし.夏の市制祭招待大会で対戦した時.
(自分はけがのため欠場)1トライ差で敗れている。海の日ということもあり.人が集まらずベストメンバー
とは程遠い状態で戦って敗れたのだから今度こそ...の思いは強かった。
しかし.試合場に到着した時点で勝敗は見えていた。試合の30分前の時点で.
相手はオープン等の練習をしているのに対し.我がチームはまだ.11人しか集まっておらず連絡を
している始末。結局.試合開始の時間になっても13人しか集まらず.13人対15人で戦うことに
なってしまった。
キックオフの笛が鳴り試合が始まった。先制したのは意外に???我がチームだった。前半5分.相手の
ミスからフォワードがつないでトライ。ゴールも決まり7対0。相手も15分.モールサイドをついて
バックスにつなぎトライ。ゴール失敗。ここでひとり味方が登場して14対15人で戦うことになった。
それからお互い1トライずつを奪い合い.更に相手は1PGを奪い.前半終了時2点差で相手がリード。
人が足りなくて戦っている割りには善戦している。後半もこの調子でと臨んだが...しかし.現実は
甘くなかった。数の差とひとり足りないという負担から相手は穴を見つけ攻めて行く。こちらも必死に
食い下がって行くが.数の不利は埋まらず。終わってみれば.5トライの大差がついてしまった。
ひとり足りないと言うハンデは予想以上に大きかった。
次の週.今度はKOFと言うチーム.このチームには前回負けている。今度こそ!の気合で臨んだが
無常にも気合は空回りするばかり...普段やっていないことを本番でやれと言われてもできない
のが現実。小さなパスミス.キックのミスなどから相手にトライの山を築かせてしまう。明らかに
練習不足からくるコンビミスや小さなミスの連続。気持ちで負けては...と思い.気合を入れ直すが
気合だけが空回り。反則を犯し.攻め込まれてしまう。フッと一瞬気が抜けた時.トライを奪われる。
緊張感は一度解かれるとなかなか元には戻らないことを実感した瞬間だった。個々にはいいプレーが随所
に見られたが.決めて不足。あと一歩を攻めきれず.逆に少ないチャンスをものにする相手チーム。
終わってみればまた.5トライ差。2敗目を喫した。
もう.崖っ縁。今度負けたら有無を言わせずC落ち。しかも.次の相手は前回Aにいたチーム。
実力的には相手の方が数段上。しかし.ここを勝たねば...
自分達のラグビーをして.みんなが一丸となり精一杯戦えば勝機は見えてくる。どれだけ勝ちたいかと
言う思いが強いかが勝負の分かれ目。低迷しているチームもここを乗り切れば新たな道は開ける。
だから.今この時.この瞬間を精一杯戦っていく。さて.決戦はいかに...。
