ユキノサンライズをたずねて


現役時代のユキノサンライズ.社長宅のパネルを撮影

■北海道鵡川.東振牧場への旅■

前から一度ユキノサンライズをひとめ見たいって思っていた。でもいつも企画倒れ。北海道は遠くて 長い道程だ。ましては牧場となるともっと遠く感じる。でも.一度は行ってみたいって思いが募り.今回思い切って 行ってみることにした。知っている事はユキノサンライズは鵡川.東振牧場にいるっていうことだけ。 東振牧場の最寄りの駅が汐見駅だっていう事を知り.時刻表を片手に出発した。前日に札幌に入り.札幌 発午前9時46分のJRで汐見に向かった。苫小牧で日高本線に乗り換え。ワンマン電車なるものに 初めて乗って何かうきうきしていた。11時30分頃.汐見駅に到着。そこで.えっ..... 何と駅の建物がない!看板だけの駅???時刻表もないのにどうして電車に乗れるの?辺りを見回すと 建物が...。入ってみると待合室で時刻表があった。自分が持っていた時刻表と照らし合わせて.あってる。(笑) 何かほっとした。でも.あっていないことはないっつうの(笑)

ここまでは予定通り無事にユキノサンライズに近づいている。さてと.東振牧場はどっちだ?四方を 見回して???標識看板がない。バス停も.タクシーも...どうしよう。左を見ると遠くに民家らしき ものが見える。右は道路と両側に草原。民家の方向へ歩いて行って道を尋ねる手もあったが.たぶん民家が 密集しているところに牧場はないだろうと直感し.民家と逆の方向へ歩いて行った。(民家で聞いても確率的 にこっちへ戻ってくる確率の方が高いと判断した。)15分くらい歩いたら何か建物発見。よし.と思い 近くに行ってみたら『航空管理施設立ち入り禁止』の看板が。仕方なくまた歩き始めた。こんなことなら ちゃんと道を調べてから来れば良かったのに...と後悔しながら。でもまさかバスも.タクシーも.ましては 標識看板がないなんて思いもしなかったので...。しかし.サンライズに逢いたいという強い気持ちが 自然と足を動かせる。30分くらい歩いて建物発見。今度は厩舎らしき建物。やっと着いたか.と思って 覗いてみたら.なぜか牛がいた(笑)牛を見にきたんじゃないのよ.馬.馬.馬.ユキノサンライズだよ。

厩舎らしき建物で人を探すがいるのは牛だけ。半分あきらめてまた歩きだそうと思った時.主人が帰ってきて 親切に東振牧場の場所を説明してくれた。次の交差点を右に曲がると建物が見えるよ。と言う事で意気揚々と 歩きはじめた。次の交差点を右に曲がるのか。もう近いと思ったら足取りも軽くなり元気が出てきた。ユキノサンライズ はもうすぐそこ。暑くてもう汗が噴き出していたがもう少し.もう少しと...。そこから.5分.10分 と歩けど歩けど交差点がない。次の交差点って言っていたから道は間違っていないはずなのに...
結局20分ほど歩いて交差点が。北海道はでっかいどー。(笑)そんな言葉が頭に浮かんだ。何はともあれその交差点 を曲がり東振牧場の建物を発見した。駅から50分.良く歩いたもんだ。到着した安心感と.もしあそこで 人に会わなければどうなっただろう気持ちが交錯していた。


牧場の風景.きれいでした。

東振牧場.未来のホープ!?

厩舎の馬房.馬は放牧中。

まずは.見学の許可を取りに行き.(本当は事前に連絡し.許可を取ってから訪れるのが礼儀かも知れないが 感を頼りに行き当たりばったりで来た私にはそんな気は回らなかった)快く承諾してくれて 『気をつけて見てこい』とのこと。柵に入っている馬を見るだけなのに『気をつけて見てこい』 はないよな?なんて心の中で思いながらも牧場内へ向かった。30分から40分くらい見学していた だろうか?牧場の柵に沿って2周りほどして.10数頭見た中で芦毛の馬はいなかった。ユキノサンライズ は芦毛の馬.年をとって白くなるのは分かるけど茶色や黒にはならないはず。今日はどっか出かけてしまった かな?とあきらめて社長宅に戻った。

ライズ:『今日はどうもありがとうございました。』
社長:『ゆっくり見て来たかい?』
ライズ:『はい.見てきました。ところで今日はサンライズいませんね?』
社長:『なんだ.サンライズ見てこなかったのか?』
ライズ:『えっ.サンライズいるのですか?でも芦毛の馬一頭もいませんでしたけど...』
社長:『どこを見てきたんだ.子供と一緒にいただろ?』
ライズ:『子供と.ですか???』
社長:『はーん.奥まで見てきていないだろ?』
ライズ:『奥って.もしかして柵の中ですか?』
社長:『そうだよ.500mも600mも先に行ったところ.だからさっき 『気をつけて見てこい』って言ったのだ。』
ライズ:『そうでしたか.てっきり柵内は立ち入り禁止かと思っていました。』
社長:『だったらもう一回見てくるか?』
ライズ:『ぜひ.そうさせてください。ありがとうございます。』

結局もう一度見に行くことにした。


やっと逢えたユキノサンライズ。

5番目の仔.母親似でしょ?

夢中で食べていました。

柵を乗り越えて500m.600m行くと芦毛が。間違いなくユキノサンライズだ!ずっと前から 一度は見てみたいと思っていたこの姿.しかもこんなに近くで...何とも言えぬ歓びが。 本当に恋人にあったような。それから1時間くらいサンライズ.サンライズの5番目の仔. サンライズ軍団!?と過ごした。馬も集団行動をとるみたいで.我がサンライズ軍団(笑)は7.8頭で 一緒に行動。まとまって牧草を食べていたかと思えば突然.顔を上げダクを始めた。えっ?って思って いると一列になって走り出した。牧場の人が合図して集合をかけたのかと思って.自分も追いかけるが 行き着いた先に人は誰もいない。結局集団で水浴び.水飲みに行ったのだが人の合図ではなく.どの馬かが合図を出して 集団移動したのだ。何か感動した。写真を撮ったり.馬とスキンシップをとっているとあっという間に 1時間以上が経過していた。そこでサンライズに別れを告げ社長宅へ。

記念に現役時代のサンライズのパネルと重賞勝ちの記念ペナントの写真を撮らしてもらい.訪問帳に カキコしてしたら奥さんがジュースを。牧場見学させてもらってしかもジュースまで。本当に嬉しかった。 挨拶を済ませ駅に向かって歩いていると後ろから社長が。何と駅まで送ってくれるとのこと。でも 何か来た道と反対へ向かっているようだ...
2.3分乗って社長が『いいものを見せてやる!』とのこと。何かな?なんて考えていると到着。 そこはトレイニングセンターだった。あっ.エイダイクイン がいる!
そうなんです。エイダイクインは牧場で放牧されていたのです。復帰に備えてトレイニング センターで調教を積んで戻っていたのです。帰厩は明言を避けたが.一応エリザベス女王杯を目標に 調教されているとのこと。社長は親切にも厩務員さんに頼んでくれて柵からエイダイクイン出して.一緒に写真まで 撮らせてくれた。重賞獲った馬と一緒に写真撮れるなんて何てラッキーなんだ!本当に感謝.感謝。

何枚か写真を撮らせてもらい今度は本当に帰路へ。社長の車の中でユキノサンライズ.ユキノサンシャイン. ユキノサンサン.エイダイクイン.エイダイヒロインの想い出話に花が咲いて本当に訪れて良かったと思った。 情報として.サンライズの4番目の仔.(父.フォティーナイナー)の入厩は未定。秋以降になりそうだとのこと。 今年の生れた仔(当歳)は父.マックイーンでエイダイクインの全妹になる。毛色は芦毛ではなく鹿毛だ。 フォティーナイナーとの仔が生れ.マックイーンとの仔が生れるまで1年間空白がある。そう去年は 不受胎だったみたいだ。従って来年の3歳産駒は存在しない。だから今年のフォティーナイナーとの仔と 再来年のエイダイクインの全妹にはおのずと力が入る。良く育ってまた.感動を与えてくれる馬に成長して くれることを祈っています。最後にお世話になった社長に心からお礼を言いたいと思います。 『どうもありがとうございました。』

■ユキノサンライズ一家の写真館 ■