かえってきました!
いやー行ってよかった。 すごく刺激を受けて 行く前のそこはかとない倦怠感がウソのように吹き飛びましたですよ。
自分のトークは、、うーんまぁイマイチだったかなぁ。。。 客の目を見るってのはけっこうできたと思うけど、 はなしながらって訳にはなかなかいかなかった。
突っ込まれる余地を極力減らそうとしてちょっと defensive 過ぎたかも。 もっと突っ込む余地を残しといてそれに答えるみたいに話した方がいいみたい。 終わった後質問でなかった(;_;)。 戸部さんの評は「(話し方が)ちょっとシブすぎたな」。
でもでも次の日朝食で たまたま前に並んだ Chun さんが clear なトークだったって言ってくれたのだ! それに答えて僕が「でも質問が出なかった。。」って言ったら「だから clear だったからだよ」って言ってくれたのー。<これってもしかして皮肉?違うよね。絶対違うと信じたい(^^;;;; あと Andrew がとても綺麗な英語だったと言ってくれた。 内容も良かったと言ってくれたけどまぁ友達だから割り引いておくべしですかな。 それから、後日何人か質問してきたのでこれまた良し。
なんだか素粒子論業界のそれぞれのトピックで世界一の人がたくさん来てて、 世界一ってのがどれくらい凄いのか、あるいはたいして凄くないのか多少でも距離感がつかめてよかった。 偉い物理屋ってのは偉い仕事をしたことがあるっていうだけで毎回偉い仕事をするわけじゃないのねって事とか、 天才でも別にすごく鋭い質問をするわけでもないのねって事とか。 質問の鋭さとか、話される内容の*平均*とかは日本の研究会とたいして変わらない気がした。 でもほんとのトップレベルはやはり凄い(ような気がした。でもプラシボ効果かも)。
プレゼンテーションは日本よりうまい人が多かった。とくに、有名な人はみんな上手い。 例えば A. Masiero とか別に英語は上手くないけど冗談が上手かったり(^^。 ちなみに実験屋さん以外は、ほとんどのみなさんトラペは手書きでしかもかなり雑。 うーん この分野 僕にぴったり、とか思ったりして(^^;。 (リンク張ろうと思ったら手書きのトラペは web に載ってないみたい。残念。)
柳田さんは日本人で唯一 plenary session をしただけあって面白いトークだった。 別に英語は上手くないしゆっくり話すんだけど、なんというか聴衆をヤナギダワールドに引き込んでうまく自分の土俵で勝負してた。 秘訣はずばり、最初に疑問のトラペを出して次にそれに答えるトラペを出して んでそっからさらにこのような疑問がうまれて、っていうプレゼンテーションのしかたと見た。 僕も次からは取り入れよう。
一番印象的だったのはやっぱりジョン・エリスですかね。 なんか超有名人だし CERN の理論のボスだし むちゃくちゃ頭の回転が速いって話を聞いてたしって事で ばっちり背広着てネクタイしめてオールバックにした恰幅の良い紳士を想像してたんですけど、 一目見たその様を一口で形容すると白髪のヘビメタ(短パン着用)。 今回は‘The Great Game: desperately seeking SUSY for another 30 years?’っていう evening event としてのおわらいトークだったけど、 むちゃくちゃ面白かった。 (ちなみにタイトルは DESPERATELY SEEKING SUSAN のもじりね。) 初日いきなりトイレでたまたま彼とならんでしょんべんしたときはなんかワクワクしました。
あとホルガー・ニールセン博士が僕のこと覚えてくれてたのー!!!!!!!!!!!!! (ってさっき探したらこのwebページには彼が阪大でセミナーしたときのこと書いてなかったみたい。 あれー??書いたような気がしてたんですが。。あれは現ツマへのメールであったか。。) いやーこの人こそ真に天才。マンガに出てくるみたいな天才でしてね。 なんか常にニヤニヤにこにこ笑ってて声はでかいしトラペはくしゃくしゃだし、 あまりに身振りがでかくて大阪で話したときはセミナー途中でシャツがはみ出してへそが見えた状態になるもまったく気づかず(気にせず?)晩飯を外に食いに言ってもずーっとそのまんまだったり、 もう50代後半だろうけど子供みたいなんですわ。ウン。 あんまりナイスな人なのでこれは是非ともお知り合いになりたいと思って大阪で一生懸命話すようにしたんですけどそれで覚えてくれたみたい。
でちょっと
おかしい違ってるとはいえやはり多くの業績を上げている天才だけあって初日夜の立食パーティの時は偉そうな人々がよっていってて、 僕みたいな nobody には近寄りがたいカンジだったんだけど、 なんと次の日のセッションで僕の横に座りに来て、にっこりと例のほほえみをくれたのだー。きゃーー!!!!!!! 僕のトークも聞いてくれたの(寝てたけど。あとで休憩時間たくさん話せたのでその時にもいっぺん聞かせてやった)。 かれの学生の Takanishi 君ってのも来てて彼とも話した。関西弁のナイスガイ。 立命館大学の途中で DESY に交換留学で行ってそっからコペンハーゲンに行ったらしい。 日本で東大とか京大とか行くよりそーいう道の方が良いかもね。だってニールセンだぜニールセン。凄いよなー。ちなみに今回もあまりに発想がぶっ飛んでて彼のトークの後は誰も質問できなかった(^^;。
アン・ネルソンって田中さんや岡田さんから「おばちゃん」って聞いてたんだけどえー全然そんな事ないッスよ。 若く見えるし。あえて私は美人と言いたい。なんかちょーカッコイイ感じの人でした。ちなみにこの人も短パン着用。 なんかあまりにカッコイイので急遽論文をプリントアウトして説明して渡した。むこうもいくつか質問してくれた。ウレシイ。
リサ・ランドールが若いのにもびっくり。なんかキツそうな美人。こっちはばっちり化粧してフェミニン系黒ワンピースであった。 てゆーかこの業界の偉人ってみんな若いわ。例えばウィルチェックだっておじさんというよりおにーさんといっても通りそうなぐらい。
最後のジョン・バッガーのトークは「いままでの SUSY search を振り返って、将来の明るい展望を示せという、 いささか矛盾した依頼をうけました(笑)」ってとこから始まってまぁ SUSY の現状と未来みたいな話をジョークをふんだんにまじえてしたんだけど、 ものすごく説得力があって、しかもおうっガンバルぞ!って気にさせる感動的なトークだった。マジで。 今は流行が生物とかに行ってるけど素粒子論はこれからもむちゃくちゃ面白い展開(実験結果)がまってるのだ!
ところで東洋人はレジとかカウンターで待たされたりしがちで差別されてんじゃないか?と疑心暗鬼になりがちだけど、 これは大部分は次のようにすれば避けられる。(もちろんほんまもんの差別者もちょっとはいるけど。) これは大学3年のときに英国に二カ月行った時の観察を、院生時代のイタリア旅行(とインド旅行)で実践して体得したものである。
まず自分の順番が来たらすかさず挨拶のコトバをはっきり言いながら相手と目を合わせる。 西洋人ってけっこうスの表情が険しいから目を合わせるのは慣れないとなかなか怖いかもしれないけど、 たいがい目が合うとその瞬間ににっこり笑ってくれる。これほんと。
そのときこっちも同時に笑う。 これは口元だけで笑った表情を筋肉で作れば、相手の微笑みを見ることで目も笑う自然な笑みに自動的に移行できる。
んでから用件を言う。これだけで随分違いますよダンナ。
おもしろい展開っていうとですね、 宇宙関係(特に宇宙背景輻射の観測)でとりあえずすぐ出てくるのが BOOMERANG と MAXIMA の新しいデータの解析結果。 それだけでも我々の宇宙で cold dark matter と hot dark matter と宇宙項がどれくらい混ざって全部でどのくらいあるのかけっこういい精度で決定できる か 少なくともいくつかのモデルが死ぬ。 おまけに何年かしたら MAP と Planck の人工衛星が打ち上がって、 もーこりゃ信じらんないくらいいい精度でスペクトラムが決まるですよ。 それからもちろん cold dark matter search もこの後続々と新しいのが出てくる。 例えば UKDMC とか DRIFT とか。 (ま DAMA は confirm されなかったみたいですけど (LSND 化へ向かうのか^^;)。)
ニュートリノ関係は(直接 SUSY と結びつくわけではないですけど beyond the Standard Model ってことで取り上げます)、 最近 SuperKamiokande が太陽ニュートリノに関して sterile も MSW small angle も vacuum oscillation も 95% の自信度(?)で殺したのがやっぱり大きいと思う。 この後これが confirm されるかどうかが気になるところです。 もちろん大気ニュートリノに関してはこの先もどんどん K2K の新しい結果が出てくるだろうし、 それ以外にもそれこそ山のように世界中でニュートリノ実験が行われている。
加速器での SUSY search に関しても、 LHC で minimal supergravity のパラメータースペースがあらゆる所で少なくとも2回以上は覆われるってのはまぁ古くから知られてる話だけど、 このギョーカイ もはや SUSY breaking に関してはなんでもアリなので(J. Bagger: Tyranny of mSUGRA is over!)、 たとえばもうすぐ始まる Tevatron の Run II が LHC が始まる前に minimal gauge mediation のパラメタスペースをほとんど覆い尽くせちゃったりする!なんてのは、 凄くウレシイ事であったりする。とうぜん gauge mediation が正しければすぐに見つかってもおかしくない。 んでもちろんそれ以外の anomaly mediation だの gaugino mediation だのに関しても search が行われることでしょう(よく知らんけど)。
あともちろん proton decay (gauge coupling unification はやぱり SUSY の大きな動機なので GUT signal も重要)だの lepton flavor violation だのもどんどんバウンドを更新していく。 例えば JHF なんかもμ→3e(だっけ?)のバウンドを劇的に下げたりとかいろいろ貢献してくれるわけですな。 それとか B-factory でなんか SUSY シグナルが出ないとは言いきれないじゃないですか。
だいたい MSSM の一番軽い Higgs の best fit は九十何 GeV とかで、現在実験のバウンドは 105 GeV くらいまで上がってるからもういつ見つかってもおかしくない(希望)。 トップクォークの質量が決まっているので一番軽いヒッグスは どんなに重くても 130 GeV とか 140 GeV 以上にはなれないってことも分かってるから、 (今年で終わりの)LEP II の最後のデータ → Tevatron Run II → LHC のどこかで絶対見つかるって事が言えるわけです。
等々
まぁざっと言っておもしろい展開(実験結果)ってのはこんなかんじなんですけど如何なもんでしょ。
書き忘れたけどLEP II を越えるよーな Lepton Colliderという話はバッガーもしてたわん。 んーと「LHC で SUSY が見つかったとして次の物理(実験)はなんだろう?」とかいうお題のトラペで「ほとんど確実にそれは Linear Collider でありましょう」てな事をいってた。 LEP の後で LEP II の果たした役割(precision measurement)と同じ事を期待されとるわけですな。
そごう倒産ですか。 これで首つることに中小企業のおっちゃんとかもいるんでしょーね。 (←くどいようだが これは 本来有限責任の有限会社とか株式会社に 社長の個人保証を付けないと金を貸さない銀行が悪い。)
でも僕は税金つぎ込んで倒産を先送りするより、この結果の方が良かったと思う。
しかし税金注ぎ込みが決まった日の社説、(記憶違いでなければ)左は朝日から右は産経まで反対してたのに、 読売新聞だけは何事もなかった事にしてたのには笑わしてもらいました。 (そごうって読売系だよね?巨人が優勝したらセールしてたし。) んで批判が高まって(たしか)数日してからコロリと反対の社説を唐突にぶってたのにまた笑わしてもらったのでした。
産経が右なのはあくまでシュギシュチョウで なんかそれなりに信念が感じられるけど、 読売がいつも与党側べったりなのは単に売れりゃいいって事で迎合してるだけなんでしょーね。 ナベツネだし。
次の日曜日(16日)の夜は皆既月食ですね。 なんでも2時間近く皆既(完全に地球の影に)が続くそうで、次にこんなに長く続くのは1000年以上先らしい。 時間も覚えやすくて、欠け始めるのが21時、皆既になるのが22時、皆既が終わるのが0時、月蝕が終わるのが1時だそうな。 皆既の時は、地球の影になっているとはいえ波長の長い赤い光が回折して月が赤銅色に見えるらしいぞ。 楽しみ楽しみ♪
あー波照間行きて〜。 このページ達とそこからのリンクを見てたら無性に行きたくなった。 でも航空券片道4万円以上とかいわれてもビンボー学生には払えまっせん。 (ちなみに片道3日かかるフェリーの2等でも2万円以上(片道)(涙)。) しょうがないから壁紙を設定してそれを眺めてはタメイキ。
いつかは絶対行きたいな。
でもこんな遠くの島にもオブチ→モリの“景気対策=公共工事大盤振る舞い”の波がもろにきているようで、 「農水省の‘土壌改良’で珊瑚の層を掘って下の土の層と混ぜた結果、雨ふったら土が流れ出して砂浜も海も汚れた」 「白い珊瑚を敷き詰めたダート道がどんどん真っ黒で暑苦しいアスファルトに」 「行ってみたらダンプが砂煙をあげて走り回ってた」 なんて報告がいろんな人のページとか掲示板に書いてあった(泣)。。 そりゃ住んでる人はそうやって便利になって農作物もたくさんとれるようになれば嬉しいんだろうけどさ。 アスファルトで覆われてコンビニの建ち並ぶなにもかも便利な島をめざしてるのかなぁ。。 まぁこれが自民党のいう「国土の均衡ある発展」ってやつなんざんしょ。 ちぇー。
週末いつものごとく東京に。久々に僕の両親のとこをツマと訪れた。 我が母あまりの暑さにメシ作る
棋力気力なく、近所の「東の十七」とかいうクソこじゃれた((c)サイバラ)居酒屋に行った。 えらく気合いの入った内装で店の兄ちゃんもなんだか気取ったカンジだったが、うまかった。例の中尾元建設大臣の収賄事件で、大臣が建設省幹部を集めて贈賄側の社長と宴会したとかいう報道があったので、 オレの父も行ったんだろうなー、ダセー超かっこわりーとか思ってたけど、聞いてみたら行ってないとか。 そのころはちょうど名古屋勤務の頃だって。良かった良かった。
曰く「もしその立場で大臣から出ろっていわれたら絶対行ってただろうし、行ったとしてもやましいことは何もない」だって。 (社長から部長全員に声のかかった宴会に出ろって言われるようなもん?知らんけど。) マしかしそんなもん建設官僚の理系君的マジメさをしってる身内には通じても世間様には通用しないぜよ。 世間の目は「建設省・談合・自民党・癒着・集票マシーン・汚職ドロドロ」でワンセットだもんね。 いくら手下が真面目でもトップが腐ってたらしょーがなかろうが。 (なお、彼曰く 建設官僚自体は誰に発注するか最終決定する立場なので、 ちょっとでも疑わしい事があったら即逮捕(検察側としても立件が簡単)で 政治家や大蔵官僚みたいに「あくまで政治献金」だの「通常のつきあいの範囲内」だの言う余地は全くないそうな。 我が親も官僚時代は御歳暮も全部送り返すマジメっぷりでした。)
んで僕の持論:自民党に投票する奴が悪い。 「(そーいう行為は)政治そのものである」とか言って斡旋利得罪に反対してる連中だぜ。 中尾元大臣だってこないだの衆議院選挙で僅差で負けてなかったら今頃逮捕もされずに自民党の大物議員をやってんだよ、きっと。
ちなみに我が父は相変わらずプー太郎をしてます。 去年はヨーロッパのどっかでやってた世界水会議とかいうのに出て日銭を稼いでいた模様。 ことしもそれ関係みたい。来年から60歳になって年金が支給される。 本は色々ワガママを言ったら出版社に見限られて現在出る見込みなし。モノカキは甘くない。(^^; (うーん、こんなプライバシーを本人の了承もなく公開して良いのだろうか(-_-;;。 ま、前書いてたのの続報だしね。このページが見つかって怒られたら削除すればいっか。)
桜新町の家でツマと催眠のビデオを見た。 映画版「リング」ほど完成度は高くないし(※なお、僕は映画版「リング」は凄く好きだけどテレビ版「リング」とか「リング2」とか「らせん」とかはくだらないと思う)、 テレビドラマみたいな安っぽい画面構成多いし、 血の色はペンキみたいな変な赤色で笑っちゃうし(てゆーか怪死シーン全部笑っちゃう)、 ムリヤリな話の展開だし、辻褄のあってない部分もあるし(刑事はなんで耳をふさがないで逃げとるんじゃ!)、 伏線がヌルいし、見ながら展開が読めちゃったし(主人公の‘鍵’とか)、 リング映画版と違って怖そうな暗示シーンの後はかならずきっちり怖いシーンが続くからかえって暗示シーンの怖さが低減しちゃってるし、 といくらでも粗探しはできますが、菅野美穂の怪演でぜーんぶ帳消し!
いやー最後主人公の男がビデオ見直すシーンから先、展開が読めてても、怖かった。 (ばーさん声には笑っちゃったけど。あの声も菅野美穂がやればよかったのに。)
見るべし。
斎藤美奈子「妊娠小説」(ちくま文庫)。激オモ読むべし!! 内容はとてもしっかりとしたフェニミズム批評で、 独自の視点で独自の分析をした、文系ならそのままでちゃんと論文になりそうな(←偏見)立派なシロモノなんだけど、文体が抱腹絶倒。 うーん凄い才能だ。
日曜日はこの本の奪い合いであわや夫婦喧嘩勃発の危機に。(^^;
追記:勿論、斎藤美奈子さんは「私はミスミナコサイトウ。ヨーロッパの社交界ではちょっと知られた名です。」のあのポジティブシィンキングの御方とは別人ですよ。
ほんとに死んでしまうなんて反則ではないか。死ぬくらいなら出家しろといったではないか。夏をのりきったら遊びに行こうと言ったではないか。最後ちからになってやれなんだのか。ナミダガデル。
追記(8/1):急性心不全。右手に齧りかけのパン左手に開いたテキストで机に突っ伏していたとのこと。