もう一ヶ月も経っちゃいましたか・・・今までで一番間が開いちゃったな。
計算は、一番簡単な系はすぐ終わったんだが、そっからちょっと非自明にしようとすると、どーも色んな見方でやってみても「ややこしさの保存則」が成り立っていて、あっちを立てればこっちが立たずで、むぅ・・・。 どうも最初難しいだろうと思ってた正則化はやってみたらわりと簡単で、最初簡単と思ってた某展開の部分に非自明な点がひそんでいたのだが、んでもまーわりと理解が進んではいる。
で全部終わったら晴れて更新しようと思ってたんだが、珍しく
混信しろ更新しろボタンが押されたので(dankeさわむー←ってもう一週間以上も前だが)嬉しくなって更新。
今回は新しい順に。
とりあえず新居が決定。
↑というとこまで書いて(以下同文)
色々とネタが溜まりすぎてかえって更新できなくなる悪循環に(※)。 (つか思わず非物理屋のおともだちに泣き言いったりしてカコワルクテくやしいから論文出るまで更新せんとこかとも思ってたんだが。) 珍しくボタンが押されたので(dankeまぐにー←ってもう何日も前だが)更新。 このままでは3月分が欠番になってしまうしな。
といっても相変わらず心の余裕ナッシングなので、あとで自分で思いだせるようにタイトル(?)だけかいとく。
- おくさんのミュンヘン在住日本人友達が遊びに来たりこっちが遊びに行ったり将棋したり。
- こっちで友達になったケン・スズキという
英会話の教科書みたいな名前の男(学校でラオラと同室・いいやつ)の研究がレフェリーとのたたかいに勝ってPRLに出て、東大理学部のTOPニュースに載ったりNHKのニュースでも取り上げられたりで羨ましかったり。- アパート探しはgoogle経由のこことマニュエル御推奨の地元新聞で探して電話しまくり。 いっぺん週末潰して見に行ってゲット。 電話はミュンヘンより英語通じる。「May I speak English?」というとたいがい「A little.」と言ってくれて感激。 (英語だめなときはおくさんが買い物で鍛えたサバイバル片言ドイツ語で勝負。エライ。) とりあえず1年半しかいないのでEBK(einbaukueche、台所付き)で探したが、ミュンヘンよりはかなり買い手市場で思ったよりは楽だった。 あとで我々の移る先がマニュエルの新居の真隣と分かったときには頭を抱えたがw ま、なんとかなるでしょ。
- 引っ越しは日通の見積もり頼んだら「僕が一日フルに一緒に働いて1900ユーロ」とかいう、貧乏ポスドクには信じられん条件だったので、どうせ働くなら友達と、ということでアンディ他にお願い。 (トラックもレンタル。駐車許可とって交通標識もレンタル。) 意外と引っ越し屋頼むより楽かも(こっちのペースでゆるゆるやれるし)。今週土曜日ボンへ。
- あーこれも大分前だが役所からおくさんに通知が来て「あなたは子供を産んだのでずっとEUに住むなら年金の積み立てを3年分したものとして加算されます。ダンナの方に合算するのも可」とな(ってこれもう書いたっけ?)。 日本も少子化対策とかいってるあいだにこれぐらいやるべきじゃないの? 年金制度の維持に対して、子供産んで育てる以上の貢献はないでしょうが。 専業主婦の控除をなくしてそのかわりこれ導入したら一石二鳥でないかね。(※※)
- ホッフマン先生の量子力学の手助けは大変僕にとってもいい経験だった。口頭試問もお手伝い。 将来教えるときに役に立つであろう。(どうでもいいが成績の付け方は
1.0 ; 1.3 = sehr gut (very good) 1.7 ; 2.0 ; 2.3 = gut (good) 2.7 ; 3.0 ; 3.3 = befriedigend (satisfactory) 3.7 ; 4.0 = ausreichend (sufficient) 4.3 ; 4.7 ; 5.0 = nicht ausreichend (insufficient)という風。赤点を別にすると日本の100点満点を上から5点刻みにすればけっこう対応がよいことに気がついた。 「とてもよい」と「よい」が優(A)に、「満足」が良(B)に、「十分」が可(C)に対応してる事になる。 Cは日本だと3段階になるが。) しかし国際的なクラスであった。内訳は、ヨルダン・アメリカ×2・フランス・どっかイスラムの国(聞きそびれた)・スウェーデン・パレスチナ・インドネシア・ドイツ・カナダ・イラン・旧ソ連のどっか・中国。 生徒の授業や口頭試問の受け方にもお国柄が表れてて面白かった。 (個人的にはよく分かってなくてもとりあえずでかい口をたたくアメリカンはなんか好きだな〜。いってみたいぜアメリカ。) 最後の授業の後、ホフマン氏がお茶部屋でみんなにレバーケーゼ・ブレッツン・ゼンメル・ビールを振る舞ってくれた。 SPIRESでみたら実績は大した事なさそうだが、こういう教養人みたいな感じの教授もありだなー。 おいらはもちろん一発狙いですがw- ネット関係色々はもういいやというかまた暇ができたら。
(※) いやーなんかもうこのページ見劣りがしてイヤンなかんじなのよね。 元々どうせ殴り書きだしいいか、と適当に作ったもんとはいえ6年も経つとどうにも見栄えが古臭くてしょぼい。 HTMLの文法的にも、なんかheadがおかしな事になってるし(直せよ^^;)。 blockquoteを字下げに使ってるのは最初から「ま、いいっしょ」という確信犯だったんだが、どっかにそれを糾弾してるケツの穴の小さいおりこうちゃんのページを見つけて(←リンクしようと思ったが見失った)萎え〜な気分だし。 Blogブームも最初は「ケッ、blogてのは元々英語ではweb日記の意味だい。勝手に変な概念(←日本語だとトラックバック付きのweb日記って意味になってるよね)を元々ある単語にくっつけるない」と思ってたんだが、 どーもトロネイさんのを見てると羨ましい(ミーハー)。 (ちなみに最近我がページの更新が滞る理由の一つに、トロネイさんのを見てたら「ま、オレもだいたいそんなカンジで」という風に、原動力の「一言いいたい欲」がそれなりに満たされてしまうから、というのもある。) 無料のできあいのに移ろうかとも思ったが、これってあれじゃん?これをやってる会社が潰れたらデータ移すの大変じゃない?というわけでヤメ。そういやそんとき(←かと思ったが今日付みたら違うがまーそんなことはどうでもいいが)こんなのもやろうかとしてヤメ。 どっか学校以外で無料でWikiとか置いとけるとこないすかねえ・・・
(※※) どーも日本という国はグランドデザインが間違ってるというかうまくいってないっすよねー。 根本的に、アメリカを目指したのが失敗だったんじゃないすかね。 ある程度生活レベルが同じになったら「別にもうあんな病んだ国みたいになりたくないし」ってみんな思いだして笛吹けど踊らず状態ってのがこの10年の停滞なんでないかね(印象批評)。 めざすならむしろドイツっすよ。一緒に戦争した仲なんだしw
こっち来る前は、「ドイツなんていう先進国に住んでもつまらんだろう」と思ってたが、具体的に、実感として「日本よりはるかに豊かなくらし」というのを目の当たりにできたのは収穫でしたよ。 (僕の知ってる数少ない日本人の中で、言葉の壁にもかかわらずドイツ永住を決意してるのがもう二人もいるですよ。) 具体的にその「豊かさ」とは、収入に対してとにかく生活必需品がめちゃくちゃ安い、というのとあとふつーのサラリーマンや労働者に自分の自由になる時間がふんだんにある、という点ですな。
最初の点は、食料品とかビールとかワインとか馬鹿みたいに安い。これはけして円とユーロの換算のせいではなくて(むしろユーロは円に対して強い)、外で飲み食いすると東京と同じくらいの値段かかるんだけど(つまり「人の手間」は物凄く高い)、自分で買い物すると超安いわけ。日本の農産物がいかにバカ高いか分かる。 そして安いだけじゃなくて味もよい。野菜とか、大きさが不揃いなのをちょっと泥付きのまま計り売りですよ。スーパーでも。 そりゃ日本の工業規格品みたいな大きさだけ揃える事にいのちかけてる塵一つついてないぴかぴかの野菜よりはこういう自然のが安くてうまいにきまっておる(この サイズで野菜の卸値が決まる悪しき規格は 東京中央卸売市場が元凶だと聞いたことがあるが本当だろうか)。 あと乳製品と肉!これがもう日本で例えば安い鶏肉とかかったらもう紙粘土みたいな味気なさだけど、こっちのはほんとに安くてもしっかりと味があってうまい。(関係ないが鶏肉と同じぐらいの手軽さで七面鳥がいっぱい売っててこれがまた脂がなくてあっさりしてるのにちゃんと味があってうまい。かなり日本人好みの味だと思うがなぜ日本ではあまり見かけないのだろう。) あと生ビール・生ソーセージの素晴らしさは言わずもがな。 あと家具ね。おくさんの前の日本の職場が建て直しの時に「北欧のステキな家具で統一」とかやって評判だったらしいんだが、こっちきたら普通にデパートで売ってるのがみんなそういうレベルのデザインでびっくりしたといっていた。家電とかも、もうほんとにスーパーとかで売ってるようなのでも、日本のよりデザインが色々あってよい。 やっぱさーこの後も書くけど、作り手もある程度余裕のある生活してないと、いいデザインってでてこないんじゃないすかねー。ほんと日本の家電(あと車)ってとにかく安く、使いもしない機能がてんこ盛りってそれ貧乏国の発想ですよ。必要な機能をきっちり押さえたら、あとは見た目が命でしょ。もっとカッチョイイのを作る方向でがんばったら需要も出てくるとおもうんですけどねー。少なくとも俺は買う。 あと住環境でいえば、家が石造りでいちいち建て替えないでよい(ので安い)というのはまぁ日本は地震があるからしょうがないとして、こっちだと店子が又貸しできる、というのが大きい。ここがフレキシブルになるようにちゃんと法整備されているおかげで、ある程度何部屋もある環境のいいアパートに全くの他人同士が一緒に住む、ということが可能になる。その分場所も有効に使える。あと都会だと各ブロックの回りに塀みたいに五階建てとかのビルが建ってて、ブロックの中が中庭になってて緑いっぱい、という都市計画。これがまたなかなか住む人にとってはよい。
そしてみんながホントに働いてない。みんながこんなにも短い時間しか働かなくても社会ってちゃんと回ってくんだ!という驚きがありましたですよ(まぁ物理屋は日本同様毎日夜遅くまで残ってるのが多いけどこれはどこの国でも例外)。 普通の会社で五時以降に残業してたら「仕事のできない奴」という烙印を押されるとかなんとか。 金曜日は昼過ぎに仕事時間終わっちゃうし。んで前も書いたけど週末の静謐。 これがねー最初「店が開いてない!コンビニもない!なんて不便なんだ!」と自分が思うかと思ってたけど、むしろ何も買えない、というのがねー、いいんですよ。 日曜日はトラックの運転も禁じられてるから街がほんと静かで、教会の鐘がリンゴーンと響いていくという。 日本がめざすべきはこっちだとおもいますなー。寺の鐘がゴーン。いいじゃないですか。 人々ものどかでのんびりしてますよ。 ちょっと子連れに目があったら微笑みかけたり、年寄りがまごまごしてたら手助けしたり、知らん人同士で煙草を一本くれとか火を貸してくれとか。 つま母によると30年前は東京でも山手線で隣り合った人同士が世間話したりとかだったらしいじゃないですか。 アメリカ目指してなんでも(人を使う側にとって)自由にして労働者働かされ放題で、 毎日のように過労死で自殺だの労災認定だの新聞に載る国ってやっぱ病んでるでしょ。 規制緩和はいいけど、労働環境は規制強化した方がいいんでないのかね。
ひとくくりに欧米っていうけど欧と米の違いというのは、どーも、あるようですよ? (逆に欧州内では、根本の部分は僕が思ってたよりはお互いに近いようだ。まーまだそんなに知らんから分からんけど。 んでもシュテファンも、学生の時国際交流のクラブみたいのに入ってて、東欧なんかも何十年も分断されてたのにすごい(人との付き合い方とかの)文化が近しくてびっくりしたといっていたな。) こういうスタイルを体感すると、なんかもうちょっとこういう風に向かうのもいいかな、という分かりやすいモデルが目に入っていいんじゃないすかねー。 こっちの大学には(学部でも)韓国や中国から留学生がいっぱい来てるけど日本からは来てない。 国策として欧州の大学に留学するのをもうちょっとencourageするのはどうっすかね?
むっちゃ乱暴にいえば(=もちろん世代論なんて馬鹿がやることだ(でも好きなんですアタシ)というのを承知の上でいえば)、大学紛争ごっこで好き勝手にあそんで卒業したらちゃっかりシューショクして会社で実権を握れる年齢になったら社会の本当に変革すべき点には何等手をつけずにバブルに浮かれ踊って日本を駄目にしたのが団塊の世代じゃないすか。年金や医療保健、国の借金なんかの大きな問題はすべて現状維持(あるいは微調整)を選択、つまり(ほっとけばほっとくほどより大きくなる)問題を次の世代に押しつけて先送りして「逃げ切り」を図っている。で経済界からはそろそろ引退しだしてるものの政界では年寄りになってようやく実権を握り始めてるってかんじだよね。んで僕が思うのは、そういう年寄りには失敗を自覚してできるだけ早く退場してもらってですな、もうちょっとこう若いのがなんとかしたらなんとかなんないもんかね、という事なんですけど、やっぱだめかねぇ・・・。(だめなんかい。なんか尻切れトンボだな。)
追記:最後あまりに尻切れなのでこのへんリンクしておく。(←「つーか、井伊のおっさん。その道行き止まりだよ。どんな理由も知ったこっちゃないんで、俺はいつでもソンノージョーイ」ってなんかいいわぁw)
なんかタイトルだけのはずが一年半の印象を吐き出したら注が長くなっちゃった。次の更新はまたしばらく先になると思いますが、見捨てないでね。