私×本
出会いは衝撃的でした
……なんて言えればいいものを。
出会いなんて全く覚えていない。
消防自動車の絵本を読んでサイレンの音を真似して
野菜がお風呂に入るとかいうわけのわかんない話に感情をこめて読んでよとせがんで
小腹のすいた青虫が食べるくだものを美味しそうだと思いつつ
動物や人間が束になっても抜けないカブなんてあるのかいと今ならそう思えそうなものを
かつては目を輝かせてよんでいたのだ。
それが、出会い?
相変わらず増え続け
今や部屋の大半を占拠するというのに
欲は尽きることなく どこまでも増え続ける
本棚がいっぱいになっちゃったなぁ…なんて思ってたのは
もう、ずいぶん前のことで
いまや所狭しに好き放題
あなた達の次のお家は 紙でできたダンボール
それさえも一杯になってしまったら
しょうがないから一緒に寝ようか