食文化創造者育成台湾自費出張報告書



11/30後編


行天宮に行った。ここは三国志でお馴染みの関羽が祭られている。寺院の中にはお参りをしている人でいっぱい。みんな長い線香を持っている。線香を配っているおばちゃんがいたので、僕も並んで線香をもらった。でも、お参りの仕方がわかんない。誰かの後をついてマネするしかない。線香を立てる所が4ヶ所ある。どういう順序でまわるのかわかんない。とりあえず、線香をもらうときに僕の前に並んでいた女の人についていくことにした。欲張ってたくさんお願いをしていると、あの女性をおいてかれてしまう。やっぱりお願い事は欲張ってはいけない。

線香を持って参拝者にお祓いみたいなことをしている人が何人かいた。せっかくなんで、お祓いをしてもらうのを待っている列に僕も並んだ。お祓いをしてもらう前に、巫女さん(?)に何かぼそぼそと伝えている。当然ながら何をしゃべっているのか知る由もなく、聞こえるはずもない。“体の悪い所を伝えているのかな?”“なんかお願い事を言っているのかな?”“お祓いしてもらいたい理由を伝えているのかな?”といろいろ考えたが、どうにかなるわけではないので順番が来るまで待った。巫女さん(?)が僕に何か話しかけてきた。当然、中国語。当然、わかるはずもない。困った顔をしていたら、日本語で
『名前、名前』と言われた。なんか怒っているような口調だった。“すんません”って心境だった。お祓いをしてもらったけど、結局、何をお祓いしてもらったのか解らず。だれか教えて下さい。


行天宮の近くの地下道に占い師が集まっている占い横町がある。
『日本語可』の占い師を探していたらおばちゃんに捕まった。
『この先生は日本語上手だし、当たるって有名だから』
“どこでも、そういうだろ”って思ったけど、まあ、そのおばちゃんを信じることにした。自分一人じゃ、どの占い師に行っていいかわかんないし。いつも一人じゃ決められないし。面白くなくても『おばちゃんが薦めたから』って言い訳できるし。自分から何もできない、典型的な指示待ち人間だし。誰かに誘われないと、行動できないし。所詮、人頼みの人生だし。他力本願だし。『何が食べたい?、どこに行きたい?何がしたい?』自分を主張せずにすぐ意見を求めてしまうし。何も以前と変わっちゃいない。ああそうさ、ダメ人間さ。誰か僕を叱ってください。

僕の前に女性4人組みの日本人が占ってもらってた。
『もうすぐ終わるから』とおばちゃん。10分待たされる。
『今、手相見てるから、もうすぐ終わるから』とおばちゃん。20分待たされる。
30分後、おばちゃんいなくなる。
40分後ようやく4人組は席を立った。

『かけごと、ダメ。株、投資、ダメ。事業を起こす、ダメ。一生会社員、地道に働く。そうすればお金、溜まる。金持ちになれる。来年、我慢の年。来年後半から上向く。もし来年始めに、仕事忙しくなっても、しなくていい。ほっとけばいい。2年後、何事もうまくいく。』
まあ、無難な人生を送れってことだね。無難な人生を送れば誰でも、お金が溜まると思う、僕に限らず。

『結婚相手も来年後半に見つかる。2年後か4年後結婚する。相手は年下。でもとり年ダメ。6才年下ダメね。とっても美人ね』
来年後半まで待てません。すぐ、現れて欲しい。今すぐ。『結婚相手、とってもブサイクね』なんてもし言われたら、“あんたに言われたくないよ。ほっとけよ。それ、あんたの好みだろ”って感じだよね。

『あなた、正義感強い。まがったこと嫌い。とてもやさしい。友達関係うまくいく。でも、やさしすぎる。これ、いけない。保証人になっちゃダメ』
いくら、やさしくても保証人にはなんないよ。まあ、僕のやさしさは見せかけなんで。偽善者なんで。だから、保証人にはなりません。

占い時間はだいたい15分ぐらい。15分で1000元。約4000円。ちょっと、高い。もし、すっごい悩みがあったりして、占ってもらい助言してもらったことで活路が見出せたとしたら、相談料として4000円は高くないだろうね。仕事も特に問題ないし。人間関係も良好。健康そのもの。ストレスも無い。胃が痛くなったことも無い。恋愛は...。たいした悩みもなかったから、なんとなくぼったくられた気がする。

『たいした悩みも無いのなら、占ってもらうなよ』って今思っただろ。

易竺命相館っていう占いの館行った。館といっても、2畳ぐらいのスペースだけど。日本語はお父さんに教えてもらったらしい。館の看板にはイザムの写真が貼ってあった。『うわーっ、イザムも来たんだ。じゃあ、ここにしようよ』なんて声が聞こえてくるなんて想像できない。もうはがした方がいいと思った。イザム以外のシャズナなメンバーは全くわからない。イザムの写真も久々に見た。しかも、こんなところで。


ホテルへの帰り道、ちょっと夜市によって、湯麺を食べた。
『野菜?野菜?』たぶん「野菜も食べるか?」って聞いてきたのだろう。指で×をつくって、「いらないよ」って言った。でも、青菜炒めも僕の目の前に運ばれてきた。いらないって言ったのに、青菜炒めをサービスしてくれた。台湾、最高!屋台、最高!
と思ったのもつかのま、
『65元』って言われた。しっかり、青菜炒めの分までお金を取られた。そりゃ、そうだ。食べたんだから。

屋台で食べている時に、僕の足下を一匹の犬が走り回っていた。せっかくだからと思い、カメラを構え、“おい、じっとしろよ”と思っていたら、『この犬の写真を撮ろうとしたのは、あなたが初めてよ』と隣のおばちゃんに話しかけられた。「ああ、そうなんですか。人なつっこいですね」と、素で答えた。“ここは台湾だ”と言うことを忘れて。




夜8時、ホテルに集合。みんなで夜ご飯を食べに行く。タクシーで『青葉』という台湾家庭料理のレストランに行った。このタクシーがすごかった。ホント降りたかった。

台湾はタクシーであふれている。夜は交通量も多く、また雨も降っていたこともあり、渋滞。その時、反対車線を横切って1台のタクシーが強引に割り込んできた。でも割り込みきれず、2車線の道路に3台並んでいる状態。車と車の間は5cmぐらい。ちょっと車が前後しているから、サイドミラーはかろうじて当たっていない。隣の車は明らかにセンターラインを超えている。強引な割り込みに怒ったタクシーの運ちゃんは、何が何でもいれようとしない。それでも隣のタクシーは接近してくる。運ちゃん同士のにらみあいが始まった。指をさしてお互いなんか言っている。当然窓は閉まっているわけで、何を言っているか聞こえるわけもない。前の車が前進する。ぼくらが乗っているタクシーの運ちゃんは割り込まれないように急加速。いいよ、入れてあげようよって感じだった。降りたかったけど、隣の車が邪魔でドアも開かないし。でも、台湾じゃ見慣れた光景なのだろう。

で、青葉についた。『青葉』はちょっと高級なレストラン。料理の値段がちょっと高い。“ここで、こんな高い料理を食べなくても、屋台で安くて十分美味い物食えるじゃん”と思ったけど、口に出したらおしまいだ。雰囲気台無しだ。ちょいちょいって食べて、屋台に繰り出した。

   




『高家荘』という屋台風のお店に入った。カウンターには食材がずらりと並んでいる。うどんらしき物がこの店の主食のようだ。困っていると、店員さんが中国語でなんか説明してくれた。わかるはずもない。どうやら、食材を指さしたら、それをうどんの中に具として入れてくれるらしい。でも、その推測は間違っていた。うどんはうどん、指さした食材はそれで一品料理を作ってくれた。各自がそれぞれ選んでいたからテーブルにはずらりと料理が並んでしまった。それでも、安い。一人当たりの値段は『青葉』の料理1品分ぐらい。台湾に来て高級な店に行く必要はない。屋台で十分美味いものが食える。


そんなこんなで、2日目の夜もMTと一緒に台湾のHな番組をみながらふけていった。

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