食文化創造者育成台湾自費出張報告書



11/30

6時起床。6時30分出発。MTは朝からテンションが高い。仕事とデートの時はギリギリまで寝ているGGも時間通りに集合。台湾に来てやるべきことの1つは太極拳。いざ、踊りに。

中正記念堂に行った。中正記念堂には広大な石畳が広がっている。よくもまあこんなに多くの人間が台湾にいるな、ってぐらいの大勢の人が、はるか遠くまで等間隔で整列し、まるで巨大マスゲームのように動きだけでなく呼吸までもぴったり合わせているかのようで“おいおい、素人は飛び入り参加なんてできないよ”と思わんばかりに太極拳を踊っている、と期待したけど期待はずれだった。人はまばらだった。隅っこの方で数人で細々と踊っている人が何組かいた。なんかペアを組んでフォークダンスみたいなのを踊っているグループもいた。ラジオ体操を彷彿とさせるグループもいた。ぶっちゃけ、どれが太極拳かわからんかった。


2日目は朝ご飯を食べたら解散し、個人行動。


『古早味豆花』ってとこに言った。目的は豆花っていうデザート。これは豆腐のデザート。豆腐にシロップをかけて食べる。口に入った瞬間、シロップの甘みが口に広がるが、次の瞬間、生暖かい豆腐の味が口に広がる。杏仁豆腐ではない。正真正銘の豆腐。豆腐の食感、風味から予想すると、凝固剤はにがりだけでなく硫酸カルシウムもしくは塩化カルシウムなどのカルシウム系の凝固剤も併用していると思われる。





龍山寺に行った。ここは良く当たるおみくじで有名なんだそうだ。でも、おみくじの引き方が当然ながらよくわからん。“適当にやってやり方が間違ってたらばちが当たる”みたいな言い伝えとかあったらイヤだし。うかつにはできん。だから日本人向けのガイドさんの説明を受けてた日本人カップルに教えてもらった。女の人に声をかけたのに、男の人が僕に一生懸命教えてくれた。ど、どうもありがとうって感じ。
台湾でおみくじをやりたい人、ここから珍しく有益な情報です、この旅行記で。まず竹の根で作られている三日月型の“神杯”を2つ持ちます。両手でお祈りをするように持って、名前と悩みごとを唱えて2つ同時に地面に落とします。で、神杯が裏・表となったらおみくじを引いても良いということ。裏・裏、表・表だったら。おみくじは引けません。今日はおみくじを引くべき時じゃないよ、ってことだそうです。1日のチャンスは1度きり。
で、神杯が裏・表となったら筮竹(おみくじ)を引きます。番号が書いてあるので、その番号を覚えます。でも、まだおみくじの内容は見れません。もう一度神杯を落とし、裏・表になって初めて内容が書いてある紙がもらえます。ここでは3回チャンスがあります。3回落としても裏・表にならなかったら、“また明日がんばって”って感じです。説明を読んでも良くわかんない人は現地で日本語がしゃべれそうなガイドさんを探して下さい。『おいおい、やり方が違うよ』って思った人は正しいやり方を教えて下さい。なんせ、助詞を省略した日本語をしゃべる台湾のガイドさんに説明を受けた日本人に説明してもらったんで。
ちなみに僕はインチキすることなくおみくじを引けました。もちろんおみくじは漢詩で書かれているのでよく分かりません。なんで、日本語のしゃべれる占い師さんに解読してもらいました。詳しい内容はよくわかんないけど、『婚姻 不合』『交易 不利』『家宅 不安』『失物 凶』『求財 小人』ぐらいは何となく意味が分かる。他に、“損”という字が目立った。


次は孔子廟ってとこにいった。孔子を祭っているそうだ。学問の神様だそうだ。で、孔子廟の隣にある保安宮に行った。ここは医学の神様だそうだ。両方とも同じような建物なんで、いっぱい写真をとったけど、どこまでが孔子廟でどこからが保安宮なのかわかりません。ぼくの印象も所詮そんなもん。


円山大飯店という超巨大、超豪華、超高級、中国建築様式のホテルを見に行った。マジででかすぎる。遠くからでもくっきり見える。円山大飯店は丘の上にある。円山大飯店までの道はタクシーやバスで大渋滞。僕は円山駅から歩いて行ったんで関係ないけど。ホテルの周りは観光客でいっぱい。せっかくなんで外から見るだけでなく、中にも入ってみた。豪華すぎて気が引けたがせっかくだから入ってみた。結婚式があるらしくビシッと正装した人がいっぱいいた。それでなくても豪華ホテル。みんなお金持ちに見える。そんななか、はきふるして色落ちしたジーンズにアディダスのスニーカー、リーバイスのウェスタンシャツに赤のマウンテンスミスのリュックを背負い、首からソニーのCyber-shot DSC-P2をぶら下げたバックパッカーが1人さまよい歩く。コンタミ。外には観光客はいっぱいいたのに、中にはいなかった。

  


円山駅で電車を降りて、孔子廟→保安宮→円山大飯店→円山駅と歩いた。すごい歩いた。すごさは全く伝わらないと思うけど。 タクシーはお金かかるし、バスはどれに乗っていいか良くわかんないし、って感じなんだけどね。


台北市内は選挙の真っ最中。町中に立候補者ののぼりが立っている。歩道橋の欄干、中央分離帯、道路標識、立てまくっている。お祭りかと思うほど。ビルの屋根にもどでかい看板。2色のシンプルなのぼりから、顔写真入りのフルカラーののぼりまで。お金持ちの立候補者はのぼりも豪華なんだろうね。台湾の選挙はなかなかすごいらしい。こんなニュースが載ってた。

台北市長選 与党擁立の李氏 劣勢ばん回へ珍公約【台北3日上別府保慶】
十二月七日の投票へ大詰めを迎えた台北市長選挙で、陳水扁政権が擁立した新人の李応元氏が「当選したら、ここ二カ月分の交通違反切符をすべて無効にする」という珍公約を掲げた。李氏はマスコミの支持率調査で現職の馬英九氏に水をあけられているだけに「苦し紛れ」との不評しきりだ。
公約の対象は、市警察局が摘発した駐車違反などの切符で、李氏は「警官を待ち伏せさせて市民を罪に陥れている」と馬氏を非難。約二百万件を不問にするとしている。単純計算では同市の有権者数(約百九十万人)より多く、違反者の反応次第では選挙情勢が変わりかねない。馬氏は「法的根拠がなく実現は無理」と批判している。色めきたっているのは、むしろ賭け好きの人々。台湾では大きな選挙のたびに候補の得票数を材料に違法賭博が横行する。地元紙によると、今回も同日に投開票される高雄市長選と合わせて計三十六億円が賭けられ、ここにきて倍率が激しく動いているという。李氏の公約に、警察は二重に苦り切っている。(西日本新聞)

台湾の選挙はすごい。




公園の屋台でえびシュウマイを食べた。すり下ろしにんにくがたっぷり、コリアンダーもたっぷり。台湾の料理はにんにく、しょうが、しなもん、八角、コリアンダーをたくさん使う。にんにくは生のすり下ろしなだけに、香ばしさを越えている。コリアンダーという香草はきつい。ミツバなのか?と思って食べると、その風味のきつさにびっくり。
にんにくとコリアンダーを隅によけたえびシュウマイはホントに美味かった。公園の屋台なのにレベルが高い。日本の屋台とは大違い。チンピラみたいな兄ちゃんはいないし。半生のジャンボたこ焼きも売ってないし。餡が全然入っていないたい焼きも売ってないし。


   


それから淡水という港町に行った。淡水を良く知りたい人はガイドブックやインターネットで調べて下さい。
川沿いの遊歩道ではいたる所でソフトクリームを売っていた。しかもジャンボソフトクリーム。50cmぐらいはある。はやく食べないと溶けてくる。台湾はいくら沖縄よりも南にあるって言ったって、11月の終わりではそんなに暖かくもなく、決してソフトクリーム日よりではない。けっこう苦痛だった。男1人でジャンボソフトクリームを食べている光景も苦痛だった。周りには、海を見ながら寄り添うチューヤンでいっぱいだった。



“淡水ではこれを食べろ”ってのが『魚丸湯』、『蝦捲』、『阿給』である。とガイドブックに書いてあった。魚丸湯は魚のすり身だんごが入ったスープ。まあ蒲鉾の味。蝦捲は春巻きの皮でえびを捲いて揚げた物。えび、小さすぎ。ほとんど揚げ春巻きの皮を食ってた。阿給は豆腐の厚揚げの中に春雨を入れて煮た物。あじつけ濃すぎ。豆腐の味がしない。食感だけ。
その土地の名物が全部美味しいとは限らない。

  



紅毛城に行ったら結婚式の記念撮影をやっていた。花嫁さんはめちゃめちゃきれいだった。僕も結婚したくなった。ていうか、結婚したいと言うよりも、あの花嫁さんが欲しいだけだけど。ハプニング発生。どうやら花嫁さんの胸のパットがズレてしまったそうだ。縁の下の力持ちが表舞台に出てきてはいけません。胸を強調しているドレスなだけにどおりで、って感じ。だんなが壁になり、顔を赤らめながら上から押し込めるように一生懸命なおしている姿は、めちゃめちゃかわいかった。
でも、ホントの夫婦なのか、結婚式場のパンフレット用の写真撮影なのか定かではない。パンフレット用の写真撮影であることを願った。花嫁さんがカワイイだけに。なんか悔しいから。


淡水から台北の中心地に戻り、薄暗くなってきたので台北タワーに登ってみた。台北の夜景も見たかったし、1人でだけど。それに、高いところはなんか好きなんだよね。そういえば就職して3年目だけど、一度も風邪を引いていない。

『ばか?』って今、思っただろ。


  

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