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顎関節症

 顎関節症(がっかんせつしょう)という病気をご存知ですか?
 肩が凝る,アゴが痛い,口が開きずらい,アゴの関節が痛い,このような症状をお持ちの方は顎関節症かもしれません.
 最近マスコミ等でよく取り上げられていますので,ご存知の方も多いかもしれませんが,原因として歯ぎしり,咬み合わせ,ストレス,あるいはこれらの要因が複合していることがあげられます.しかしおもな原因として咬み合わせが疑われます.咬み合わせが悪い方が全て発病するわけではありません.最近では母乳よりも人工乳で育った子供が多くアゴの発育が悪い,硬いものを食べない,虫歯,歯肉炎(歯槽膿漏),悪い癖も関係しているかもしれません.
 そしてこれらが誘因となって,
・口を開けたり閉じたりするときに,「カクカク」,「カクンカクン」,「カサカサ」というような音がする.
・アゴの関節が痛い.
・口がうまく開かない.
 といった症状が出現します.

 さてなぜ音がしたり,口が開かなくなるのでしょうか?
 アゴの関節の構造は,骨と骨とが直接くっついてはいません.骨と骨との間には,座布団の様な軟かい組織(関節円板)が存在します.クッションの役割をします.アゴの関節を保護している関節円板がずれたり,穴が開いたり,関節が変形してしまっていることに原因します.そしてこれらの症状は大きく分ければ顎を動かす筋肉およびアゴの関節異常といえるでしょう.
 では顎関節症の診断方法にはどのようなものがあるのでしょう?
・口腔内模型(歯型)による診査
・レントゲン診査
・MRI
 特殊な診査以外は,痛みはともないません.

 治療方法としては,
(1) 薬
(2) スプリント療法;これはマウスピ−スのようなもので,無理な咬み合わせを除去します
(3) マイオモニタ−;これは筋肉の痛みをとる機械です.言うならば肩こりの低周波治療のようなものです
(4) 徒手的関節円板整位術;これはヒトの手で円板のズレを治療する方法です
 ほとんどの治療が(2)のスプリント療法ですが,これで治らないときは,
(5)手術が考えられます
 とりあえずはアゴにお悩みの方は専門医を受診することをお勧めします.

お口に関する問題は,些細な事でもお答え致しますので,ご遠慮なく,ご相談下さい.ご愛読ありがとうございました.

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