前編




22:01 保谷発 池袋行き(西武池袋線 各停)

1月15日の夜。
切符さえ見つかっていたら前日に出発する予定だったので準備はほとんど終了していた。
3日間と言っても1日目はおまけのようなもの。着替えは通常の1泊旅行と同じく一組だけ。冬なのでタートルネックシャツの上からセーターを着込み、念のためもう一枚重ね着出来るシャツを持った。
ホテルに泊まるので洗面具はなし。他には手帳、携帯電話&充電器、時刻表、デジカメ、図書館で借りたガイドブック。夜行なのでアイマスクと空気マクラ。忘れちゃいけないチケットと財布。ネットで調べた仙台からの終電時刻と天童温泉の案内図。米沢牛と仙台牛タンのお店のクーポン券も。歩き回る予定なので肩に背負えるデイバッグに詰め込む。
お店やお土産を調べていて結局ギリギリの時間になる。
痛めている膝に負担をかけたくなかったので電車を1本遅らせる。


23:06 上野発 新前橋行き(高崎線 普通 新前橋行き終電)

それでも余裕、ではなかった。上野駅のホームには 23:06 新前橋行き終電車が到着していてすでに乗客が乗り込んでいた。キオスクでのん気に買い物している場合ではない。
経費節減のためとはいえ、高崎までの約2時間を座れないと翌日の行動に支障が出かねない。
先頭に向かって歩き、なんとか空席を見つけて座ることが出来て一安心。
と、車内放送が入り、この車輌は籠原駅で切り離されることが判明。移動も考えたが、今からでは絶対に座れない。どうせ下りの終電車、人は降りる一方で籠原までには空くだろうとの希望的観測のもと寝ることにする。
で、そんなに簡単に寝付けるタイプなら苦労はしない。暇なので時刻表を眺めつつ携帯メール。
鴻巣駅を過ぎた辺りで立っている人もまばらになってきた。このまま行けば籠原の切り離しで移動しても座る余裕はあるだろうと思ったが、心配なので籠原駅直前の熊谷駅での降車客の座席を狙うため行田で後方に移動。
しかし、もはや空席の方が多かった。籠原駅での切り離し作業中も扉がずっと開きっぱなしでものすごく寒かった。まだ関東だというのに…。北国で生きていけるか先行きに不安を感じた。


0:56 高崎着(1番線)

高崎に着いた時には車輌内には乗客は2人だけとなっていた。
ちょうど階段の前に止まり、階段を上がったところに改札があったので、北鴻巣までの切符を出して18きっぷにスタンプをもらう。


1:09 高崎発 新潟行き(ムーンライトえちご <新宿 → 新潟>)

高崎駅のホームに架かる陸橋からムーンライトの乗り場(2番線)を覗く。列車が到着していたのでホームに降りる。
日によって編成を変えるそうだが、この日は最小の3両編成だった。最大9両編成まであると聞いていたのでやや意外。18きっぷシーズンなのに。やはり冬期は人気がないのだろうか。
ムーンライトながらとは印象が違って古い車体だが、暖房はしっかり効いていて暖かい。
新宿から乗っている乗客は多くが就寝モードで車内は静か。
自分の席を見つけて荷物を置き、ちょうど巡回してきた車内改札を済ますと、デッキに出ておにぎりを食べる。かなり遅めの晩御飯。
すでに1時を回り、新潟到着予定時刻は 4:56。寝るほどの時間はないが、少しでも体力の低下を少なくするために休む。
座席の間には余裕があって、リクライニングもかなり倒せる。腰痛持ちでも楽な姿勢を取る余裕があるのが嬉しい。
隣の男性は眠れないようで窓の外を眺めていた。私もなかなか寝付けず時々アイマスクを外して窓の外を眺める。
少しうとうとしただろうか、水上駅でしばらく停車。
雪がホームにちらちらと舞っている。発車後に駅周辺を見るとものすごい積雪。東京からの距離を感じる。
一眠りしたあと長岡で目が覚める。
水上以降は徐々に車内が寒くなっていくようで気になった。特にトンネルに入ると冷たい隙間風を感じた。窓側が満席で取れなくてよかった。
新潟での2分乗り換えが心配だったが、熟睡してしまうことはなく車内放送で気付く。
早めに準備をして数分前からデッキで待ったが、村上行きは4番線到着で正面の5番線乗り換えなので急ぐ必要はなかった。

4:56 新潟駅到着

(2003/2/11)




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