平成8年8月 <第一回ガダルカナル島残砲処理>
“戦略”上、「政府とまともにケンカしたって、分かってくれるはずないだろうが、我々の想いは民間の個では伝わるはず。」という考えのもと、草の根的に民間人とのまずは交流という的を定め、しかも文化の違い、価値観の違い等々の溝を埋めるのには、体技(=汗)が一番! と、まずは若さにまかせた正義感は自重し、現状把握を主眼に、調査というところに重点を置き、40kmもの険しいジャングルの道が全て、累々と日本兵士の遺体で連がったといわれる、「丸山道」(道なき道=現地人でも危険と険しさで嫌がる道)の走破を現地人とともに決行。
結果、第一回の目的は完全に達せられる形となり、ジャングル内で、現地人に感動の涙と共に抱きつかれる夏井。
「何でお前は、そんなに強い足をしてるんだ。俺たちだってもう限界なのに」
「えぇ? この俺が(足が)強いって? 違うよ、強いのは足じゃなくって、こっち(ハート)だよ」
魂と魂の異国を越えたつながりは、ここから始まったのだ。
「けど、正直、人生の中でこんな体力の限界を本当に感じたことってなかったよ」と苦笑する夏井。
そして、自らの手で残砲状況(数、場所等々)を驚きと共に把握し、この年、発見した残砲のうち、あえてひとつを、自らの手で処理(爆破)する。
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