マリアさんからの頂き物
俺がHPを開設してから、何回となくメールで自作童話を送ってきて下さっています。
俺の小説を読んでから書くようになったとか・・・ ありがとうございます^-^;;;
本人の了承を得て、ここに掲載させていただくことにしました。
各話のタイトルは、俺が付けさせていただきました。
ちょっと内容にそぐわないものもあります・・・申し訳ないです。(TT
また、ほとんどの物は原文そのまま載せさせていただきましたが、
本人の希望があったところは俺が加筆させていただいています。
マリアさんは毎回”私が書くとこうなる・・・”とラストが悲劇的なところを
気にしてらっしゃるみたいですが ^-^;;;
俺はマリアさんの書くやさしい素直な文体の童話が大好きです。
なんていうか・・・俺の涙腺を直撃するというか。(笑
また書いた物がありましたら読ませてくださいね。^-^
*少女に恋した猫*
ある小さな街にテンという猫がいました。
テンはいつも同じ時間にパンを買いに来る少女に恋をしていました。
少女はいつもテンに、昨日あった事をうれしそうに話すのです。
ところがある日をきっかけに、少女はぴたりと来なくなってしまいました。
テンは少女のことが気になって仕方ありません。
ある日とうとう少女を探しに行くことにしました。
どこにいるのかわからないのに、テンは必死で探し回りました。
そしてとうとう少女を見つけました。小さな小屋で少女は病気になっていたのです。
テンは少女を暖めるようにすりよりました。しかし病気はよくなりません。
誰かを呼んでこよう。そう決めると、すぐに他の人に叫びつづけました。
そんなテンに人は、お湯と石を投げつけました。テンは生き絶え絶えとして、
お月様にお願いしました。どうか人間にしてください。。。
かわいそうに思ったお月さんは、一瞬だけテンを人間にすることにしました。
やけどとこぶだらけのテンでしたが、やっとのことで、少女を助ける事ができました。
幸せいっぱいなテン。そして目を覚ました少女の近くで死んでいきました。
*(無題)*
あるところに口の聞けない少女がいました
その少女は、ある日一人の青年と恋に落ちました
2人はとても幸せなひびを送っていましたが、ある日を機会に
青年はあまり来なくなりました。
少女は寂しく思っていた矢先に、姉と青年が会っているのを
見てしまいました。隠れて会ってる2人は、とてもつらそうに見えました。そこで・・・
そこで少女は、嫌いになったと青年に別れをいいました
少女は、2人をみるのがあまりにつらかったので、
目を焼いてしまいました。そんな少女をずっとみてきた少年は、思いを伝える決心を
しました。少女は、それでもやっぱり一人で生きたいといいました(書きました)
悲しく思った少年は、それでもずっと少女のそばで、くらしました・・・
END
*廃天使*
あるところにかわいい男の子の天使がいました。
心のやさしい天使で、今日も誰の思いをかなえようかと飛び回ってると、
一人の女の子が泣いているのに、気がつきました。
どうしたのか聞いてみると、大好きだった男の子が死んでしまったというのです…
やさしい天使は、泣いている女の子をほっとけず、なんとかしたくて、
神様に相談にいきました。
もちろん神様は、どうにもならないことを伝えましたが、天使は、あるお願いを
したのです。
天使は、愛と暖かい心と相手をおもうやさしさでできていますが、それを代償に
して、女の子の願いをかなえて欲しいと…。
しかし、それを無くした天使はもう天使ではなくなるのです。それを覚悟で、
申し出ると、神様はそこまでして助けるおもいがあるのなら、もっと多くの幸せをかなえるべきだと、いいました。
天使は少しうつむいて、泣きながら自分が女の子に恋をしてしまったことに
気がついたのだと、泣き叫びました。もう、天使の資格はない…それなら
このままお願いをきいてもらって、廃人になったほうがいいといいました。
神様は、そこまでおもう天使に心をうたれ、願いをかなえました。
喜んだ天使は、さっきの女の子のところにいくと、願い事をなんでも1つだけ
かなえてあげるといいました。
喜んだ女の子は、大好きだった男の子を生き返らせてほしい、といいました。
天使はニコリと笑うと、願いをかなえたのです。
女の子の生き生きとした、まっすぐな目をみながら、天使は、廃人となってしまいました。
生きたしかばね…。
そんな天使をずっとずっと、何も言えずにみていたもう一人の天使。
その天使もまた、廃人となってしまったこの天使が大好きだったのです。
なにも食べず、考えなず、ただ死を待つだけの天使に、彼女は、ありったけの
愛をそそぎました。
そして、何年かたって、廃人だった天使に心が戻りました。
クリスマスの夜でした…。
*天使の詩(うた)*
あるところにとても声の透き通った歌声の少女がいました。
その歌声は、聞く人みんなを幸せにしていました。
ところがある少年は、この歌声を自分だけのものにしたいと思い、
少女を森の中に閉じ込めてしまいました。
少女は悲しみのあまり泣き続け、とうとう声を失ってしまいました。
声を失った少女を見て少年は興味をなくし、少女を解放しました。
声を無くした少女は、いつしか心も失い、いつも窓から空を見上げる
毎日を送るようになりました。
そんなある日、ひとりの少年がその子を見つけ、声をかけました。
無表情の少女を見て、何とかしたいと思った少年は、毎日かわいい花や
小鳥をみせて、少女に話しかけました。
半年ぐらいたったある日、かすかに微笑んでいる少女を見て、
少年は、うれしくて泣いてしまいました。
そんな少年に、少女は無くしたはずの声でやさしく歌い始めました。
その声の美しさに少年はびっくりしましたが、微笑みながら歌う
少女を見て、少年はうれしくなりました。
そして二人は、幸せに暮らしました。
END
*カレン*
(本人の希望によりair加筆させていただきました)
あるところにカレンという目の見えない女の子がいました。
カレンはとても目が見えないとは思えないほど明るく、
周りの人はみんなカレンが大好きでした。
そんなある日、いとこが3人の姉妹を連れてきました。
この姉妹は、誰にも心を開かないというのです。
しかし一番下の女の子はすぐにカレンに心を開き、「お姉さん達は、
本当は友達がほしいんだよ。」といいました。
カレンは何も言わず微笑み、うなずきました。
そして2人が遊んでいる花畑に、一番下の女の子をだっこして
いってみました。「私達も入れてくれないかな…?」
カレンは、にっこり笑いそういいました。
すると2人の女の子は、「はい、これあげる。」といって花束をくれました。
「ありがとう!」カレンは喜んで受け取り、花に顔を近づけました。
その途端、1匹の蜂がカレンの耳に入ったのです。
2人の姉妹は、「その蜂の出し方知ってる?」といいました。
ところがカレンは耳に入った蜂の音で、それが聞こえず
「お願い、その子を連れて家に行って!」そういいました。
姉妹は、ちょっと残念そうにカレンの家に戻りましたが、
夜になっても戻って来ないので、心配になった姉妹は
お花畑に行ってみました。
昼と違って、寒さがつきさすような冷たい感じの花畑。
そこの上にカレンは横たわっていました。
そして2度と目を覚ましませんでした。
姉妹は泣いて後悔し、カレンのようにやさしくなろうと
心に誓い、それからは友達も増えました。
END
*約束*
(本人の希望によりair加筆させていただきました)
あるところに大人になれない男の子がいました。
その子は、とてもやさしく人と話すよりも花や鳥と話すのが大好きで、
周りからは変わり者として有名でした。
そんなある日、いつものように男の子が鳥と戯れていると一人の少女が
現れ、こう言いました。
「私を助けて・・・」
男の子は不思議に思い、理由を聞きましたが、少女は、悲しそうに
いまにも泣き出しそうな顔でこう言いました。
「私は、ひとりぼっちでさみしいの…
誰もいないし、どうしていいのかわからないの…」
わけのわからないことを言う少女に、男の子は
「だったら、僕がいてあげるよ。」
と言いました。
少女は、ほんと?と言って笑顔を浮べました。けれどもその姿は
男の子の前からすーっと消えてしまいました。
男の子は、夢でも見たのかとも思いましたが、あの少女の顔が忘れられず、
どこにいるのかずっと探し回りました。
そして、何日かたったある日、綺麗な女の子が、公園のベンチにいるのが
目にはいりました。
どことなく、あの時の少女に似ていて声をかけてみました。
ところが女の子は何も答えずただぼーっとしているだけでした。
他の人が言うには、心の病で何を言っても答えないというのです。
男の子は何とか助けたくて、毎日お花や鳥をみせて話しかけましたが、
やっぱり女の子は何も答えてはくれません。
男の子はそれが悲しくなり、泣いてしまいました。
すると、
「・・・助けて・・・」
かすかに、そう聞こえました。
ふと見ると、空ろな女の子の目から涙が流れていました。
男の子は涙をふくと、「必ず・・・みつけるからね」
とはげますようにそういって、何日も何日も女の人に話しかけました。
そんなある日、今まで何をしても無反応だった女の子が
ゆっくりと男の子のほうを向くと、笑顔で
「・・・ありがとう。」とつぶやきました。
その笑顔は、あの時見た少女に似ていました。
「約束・・・守ってくれたね。ずっと一緒にいてくれたね・・・」
男の子はうれしさのあまり泣き出してしまいました。
そんな男の子を見て女の子は笑顔でやさしく頭をなでてくれました。
それからは男の子は、人の気持ちがわかるやさしい子になり、
人と接することを、忘れませんでした。
心が戻った女の子は、いつも笑顔を忘れませんでした。
END
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