Sura ya 3 This is Adventure?(前編)

初めに
〜 このシリーズは8/31〜9/4にかけて行われた学校の公式行事"Study Tour"(日本の学校で言えば社会見学のようなもの.ただし,当校ではGeographyの授業の一環として行っている)での出来事を,とりとめ無く書いたものである.
 題名は"Adventure"であるが"Tour"に行ったのである.
 だから本来は"This is Tour!?"となるところなのだが,今回はこの5日間事ある毎に同僚の先生が自分への慰めの言葉として使った "This is Adventure! (So don't worry!)" と言う台詞を題名にしたいと思う.〜

 出発の日の朝,珍しく小雨が降っていた.
 思えばこれがいろいろな事が起きる前触れだったのだろうか.

 集合時間は7時であったので5分前に着くように学校に行ったのだが予想通りほとんど人はいなかった.
 待ち時間の間先生達と話していると「コートは持って来たか?」と聞かれた.
 これから行くArushaと言う街はここTangaよりは寒い事はわかっていたので,家を出る前にウインドブレーカーを持って行こうと思ったのだが「日中はそんなに寒くないだろうし,夜になれば宿泊先の建物の中に入るのだから」と言う事で止めていた.
 その旨を話したのだが「Arushaをなめちゃいけない.すごく寒いぞ!」と言うので,仕方無く自転車を借り家まで取りに行った.

 出発は9:30であった.
 中型バスとワンボックスカー1台ずつがあり自分は中型バスの方に乗ったが,運転席を見ると何と計器は取り外されて無く「本当に大丈夫なのか?」と心配が脳裏をよぎった.
 その心配は見事に的中し途中で修理休憩1時間.その後も度々修理休憩を繰返し,結局普通のバスならば7時間半のところ10時間もかけて行った.

 19:30にまず女子が泊まると言うSecondary Schoolに行った.そこの食堂を借りて自分達で夕食を作ると言う手はずらしいのだが,いつもの調子でなかなか始まらない.
 待っている間に先生と話していると,どうも参加する前に想像していたStudy Tourとは少し違うらしい事がわかった.

 と言うのも,この2,3週間前に同任地のK隊員とこんなやり取りがありすっかりTanzaniaStudy Tourのイメージを植え付けられていたのである.

 K隊員:「今度うちの学校でStudy Tourに行くんですよ.それで生徒の宿泊先は教会を使うらしいから 私たち先生も
      同じところに泊まるように見積書を出したらHead Masterが怒るんですよ."生徒と先生は差を付けなくちゃ駄目だ"って」

 自分 :「で,どんなところって言っているの?」

 K隊員:「一人30,000シリング(約2,500円)は使えって」

 自分 :「それはすごいね.30,000シリングって言ったらかなり高級なところに泊まれるね.自分達でさえ普段使わないような.

 K隊員:「Tanzanianは見栄っ張りなんですよね!」

 だから,自分も先生はホテルに泊まれると思っていたのだがうちのHead Mistressは彼女のHead Masterとは違うようで生徒と同じSecondary SchoolDormitoryに泊まるとの事.
 確かにこのStudy Tourは4泊5日で20,000シリングなのであまり期待はしていなかったのだが・・・

 話は戻り,食事の支度は22時頃終わった.
 ここでまた新たな事実が発覚して困ってしまった.

 なんと生徒達はみんな食器・スプーン・コップを持参していたのである.
 確かに自炊なのだから当然なのだが,前述の様に完璧に誤解していたので仕方なく生徒が使った後のものを借りながら5日間過ごした.

 23時頃男子が泊まるSecondary Schoolに移動した.
 ここでも新たな事実が発覚した.
 しかも食器の様に人を頼りにする事ができないような.

 Dormitoryには2段ベッドが所狭しと並んでいてそこにはマットレスがあるだけ.

 そう.毛布が無いのである.

 当然勝手がわかっているTanzanianは全員それを持参していて,中にはシーツまで持って来ている人も.
 「そんな必要があるなら出発前に教えてくれよ!」と少し思ったがウインドブレーカーを着て,ズボンを2枚はいて24時頃寝た.
 それでも夜中は震えるほど寒く何回も目が覚めてしまった.

 Adventureはまだ始まったばかりである・・・



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