Sura ya 4 This is Adventure?(中編の前編)

前回までの話
〜初めての宿泊有りのStudy Tourに参加した.
 乗ったバスには計器が無く不安の中での出発となったが,取敢えず途中故障が有りながらもどうにかArushaに着く事ができた.
 Tanzaniaにおける宿泊有りのStudy Tourの必携品(皿,スプーン,カップ,毛布)を忘れ大変な思いをしたが何とか1日目を終えることができた.〜

<2日目>
 6:00出発と言う事で5:00に起こされた.
 5時間睡眠は久しぶりだったのでとても眠かったが,川の水で洗顔,歯磨きをした.
(ここは学生寮のはずだがどうやらトイレ,シャワー,洗面所の水道は壊れて出ないようで,こうしてみんな川の水を利用しているみたいである.)

 すっきりしたところでベッドに戻ろうとすると生徒に「水浴びしないのか?」と聞かれた.
 「ウインドブレーカーを着ても寒いこの早朝にする訳無いだろう」と思ったのだが,その後なんと彼等は気持ち良さそうに水浴びをしていた.

 ベッドに戻ってしばらくボーとした後,たまたまここの学校は先輩隊員がいるところだったので毛布と寝袋を借りに行った.また,4日目はここに戻ってくるらしいので温かいところで十分睡眠を取るため先輩宅に泊めさせてもらう事にした.

 ある程度は予想していたのだが予定を1時間以上も過ぎた7:15頃女子が泊まっていた学校に移動した.
 しかし,そこでも昨日乗って来たバスがなかなか来なくて結局出発したのは12:30であった.

 最初は順調であったがやはり今日も昨日同様車が故障したのでマサイ族の衣装での写真撮影(他の Tanzanianは生徒と先生でこの中にマサイ族はいません)やラクダに乗って競馬で優勝した時の様に ポーズを取っての写真撮影をしたりして時間を潰した.


 2時間くらいで修理が終わりこれで宿泊先に着けると思ったら17:30頃エンジンオイルのパイプ(?)が壊れてしまい,我々が通って来た道にきれいにオイルで線が引かれていた.
 取敢えずパイプは直ったのだが予備のオイルを持っていなかったし,ここは山に向かって行く途中の道で車通りも寂しいので車中泊も覚悟したのだが,数少ない道行く車全てを止めお願いした結果どうにかオイルを入手する事ができ19:30頃再出発する事が出来た.

 その後も2,3回修理を重ね,その度に車中泊を覚悟したのだが22時頃どうにかYouth hostelに着くことができた.
 結局110kmの道を9時間半もかけて移動した.

 今日は水しか出ないがシャワーがあったのでそれを浴びて24時頃先輩に借りた毛布をかけて寒い思いをする事無く床に就いた.

<3日目>
 6時に起床だったが昼食にするためのジャガイモや肉を揚げたり昨日同様だらだらしていて出発したのは11:30であった.
 昼食を作っている途中に近くにいたヒヒに揚げた肉の3/4を奪われたので嫌な予感がしたのだが,何と迎えに来たのは昨日まで修理に修理を重ねたあのバスではなくかなり新しいバスであった.

 今日はNgorongoroのクレーターに行った.
 6年前と同じ場所で記念撮影をしたがまさかこんな形で再び来ると思っていなかったので何かとても不思議な気分になった.

 最初に管理所みたいなところに行ってこのクレーターについての話を聞いていると,生徒の何人かが次々に体調不良を訴え倒れてしまった.
 今日は何事も起こらないと思っていたのだがこれがその後起きる悲劇の幕開けになってしまったのである.

 説明が終わった後,冷たい風の吹く中昼食を摂りいよいよクレーターの中に行く事になった.
 当然来たバスで行くと思ったのだが,50年前に日本で走っていた様なぼろぼろのバスがやってきて,それでクレーターの中に入るとの事.

 我々はバスの他にもう一台のワンボックスカーも一緒だったので「全員乗れるの?」と不安が走ったが,その予感が見事に的中しクレーターの中に入れない生徒が何人か発生したのに出発してしまった.
 時間が16時とかなり遅かったので前回来た時のように動物をたくさん見る事はできなかったが,それなりに満足して生徒が待っている管理所に戻った.

 すると,クレーターに入れなかった女生徒が待っていたバスの中で泣いていた
 これにはさすがに先生達も応えたようで,帰りの道中は異様な雰囲気に包まれていた.

 Hostelに戻り先生にこういう事態になった理由を聞いてみると,クレーターに入るためのバスの定員は予めわかっていたのに,交通費を捻出するために生徒を増やしたとの事だった.
 ここに来ればこういう結末になるのはわかっていたはずなのに,生徒の気持ちを顧ず一人当たりの予算を抑えるためだけにここまでやる先生の決断に変な意味で感心してしまった.

 しかし,そんなことばかりも言っていられないので彼女達に対する今後の対応を聞いてみると「Arushaの近くに別のNational Parkがあるからそこに連れて行こうと思っている」との事.
 あまり現実性が無い案だが取敢えず対策は考えているようであった.

 いい加減なTanzanianの一面を見せつけられ少し残念な気分で床に就いた.



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