1/15からAfrica最高峰Mt.Kilimanjaro登山に挑戦して来た.
生まれて初めての本格的な登山だったが,方法はどうであれ昨年初夏に登頂に成功した反町隆史には負けられないと言う反骨心を胸に歩き続けた.
一,二日目は全く問題無く過ぎ,富士山を越えるところまで来たが,高地順応に当たっていた三日目の朝に体調に異変を感じた.
しかし,取敢えず寝たら治り大事には至らなかった.
果たして無事に目的は達成でき,反町を越えることは出来るのであろうか?
18.Jan(Thu.) 「もう駄目!」

四日目はKibo Hut(4,700m)への移動であった.
目覚めるとまたもや頭痛が再発しており更に今度は右目の上まで痛くなっていた.
が,朝食を摂るとなんとなく治ったので出発した.
さすがにここまで来るとMt.Kilimanjaroもはっきりと近くに見えるのでやる気が起きて来る.
地球の歩き方にも載っている風景を見ながら,また頂上に到達した際の芸をしている姿を想像しながらKibo Hutに向かった.
途中で石を並べ変えて名前を書いている人がいたので自分も作った.
場所は道の右手をずっと見ていると石で作られた「大きなM(?)」みたいな文字が見えてくるのでそこから進行方向に50m以内のところ.
自分のイニシャル「H・T」を作った.

出発して約6時間後にHutに着いたがその瞬間に緊張感が解けたせいか猛烈な頭痛を感じた.
さすがに今度は本格的でそのままベッドに直行して寝込んでしまった.
途中でタンザニアで働いている日本人で高山病に詳しい人がやってきて薬をくれようとしたが,薬等の力を借りず自分だけの力で行きたかったので断り早めの夕食を17時頃摂った.
この時は寝る前にガイドに「水をたくさん飲めば頭痛は治まる」と聞いていてその通りにしたお陰で少しは治まっていた.
寝る前にトイレに行こうとすると何と地面が雪化粧を始めていた.
いろいろな面で不安を感じながら床に就いた.
19.Jan(Fri.) 「反町には負けられぬ!!」
いよいよGilman's peak(5,681m)へのattackの瞬間がやってきた.
夜中に出発だったため23:00頃起こされた.一度は治まりかけた頭痛だったが再びひどいものとなっていた.しかし,さすがにここまで来たら後には引けないのでChaiと軽い食事をした後24:00に出発した.
さっきまでの雪はすっかり止んでいて星空が広がる中,頭痛をこらえながら登山を続けた.
「何で夜中に出発なんだ?」と疑問を持ちながら登っていたが良く考えると朝日を見るのがBestのシチュエーションなのだろうと朦朧と考えながら歩き続けた.
最初のうちは頭痛だけだったのでどうにかなっていたが,5,000mに差し掛かろうとした時にとうとう吐いてしまった.その後も3回戻してしまったが何故か止めようとは全く思わずとにかく登り続けた.
5,000m地点で1人が休んでから行くと言うのでそこからは2人で頂上を目指すことになったが頭痛と吐いたことによる空腹で足はなかなか進まない.
しかし,後で考えてみると後続もなかなか我々を抜かして行かなかったのでそんなに遅いペースではなかったようであった.
よれよれになりながらまっ暗い道をとにかく無心に歩き続けること7時間.
とうとう最初の目的地Gilman's peakに到達できた.

そして次にいよいよ本当のAfrica最高峰・Uhuru peak(5,895m)に向かった.
雪道で疲れはあったがGilman'sに到達したことにより多少元気が戻ったのが比較的スムーズに歩くことが出来た.
途中で雲から顔を覗かせているMt.Meru(4,565m)(左写真の中央右側に見える三角形)を右手に見ながら歩くこと40分.
とうとう最終目的地であるUhuru peakに到達した.


ベッドで1時間半ほど休み軽い食事をした後13:30頃Horombo Hut(第2ハット)に向かって出発したが,たった1時間半の休みで疲れが取れる訳はなく女性2人が淡々と歩いて行く後ろで自分は吐いては休みを6回繰返し「女性はやっぱり強いなぁ」と感心しながらもどうにか付いて行き17時頃Hutにたどり着くことが出来た.
途中からは出るものも出なくなり腹筋がとても痛くなった.
のび太君の様にベッドに入るや否や夢の世界に入ってしまい,夕食はポーターに持って来てもらいそれを食べた.
それにしても良く15時間も歩いたものだ・・・
20.Jan(Sat.) 「また挑戦したい!」
朝起きると身体がとても軽く変な感じがしたが,どうやらこれは寝過ぎ(13時間半)が原因だったようである.
朝食時に何故か昨日Gilman'sで飲むのを禁止されたKilimanjaroコーヒーをMt.KilimanjaroのHutで飲んでから下山を開始した.
帰り道は前日とは打って変わって順調そのもので特に問題も無いまま無事にGATEにたどり着いた.
事務所では登頂証明書をもらい最後にみんなで記念撮影を行った.

Moshiに帰る車の中でやっとUfuruで感じなかった「すごいことをしたんだな」と言う実感と「歳を取ったら是非もう一度Mt.Kilimanjaroに挑戦してみたい」と言う意欲と「ここまで心身共に健康に育ててくれた両親への感謝」の気持ちが湧いて来た.
皆さんも是非チャンスがあったら挑戦してみて下さい!