子供の頃に見た「欧米人から見た特徴的な日本人の風刺絵」には「眼鏡をかけて」いて「カメラを首からぶら下げてそこら中の写真を撮りまくっている」姿が描かれていた記憶がある.
今でこそコンタクトレンズが普及して眼鏡をかける人が少なくなり目立たなくなってきているが,確かに日本人の視力は弱いような気がする.
「写真を・・・」と言う箇所についても確かに当てはまっているとは思うが,日本や海外を観光している外国人達がカメラや8mmをぶら下げて歩いている姿を目にすることも良くあるので,これは「日本人特有」の事では無いような気がする.
ところでTanzanianについてはどうか?
彼等は人がカメラを持っているのを見ると"Nipige Picha!(自分を撮ってくれ)"と言い寄って行き,時にはお互いに撮り合うのである.(右画像は左から4番目の男子が6番目の男子の写真を撮っている様子で周りの生徒は順番を待っている.また,右から2人目の生徒とは違うズボンを履いている男子は去年の卒業生で写真を撮るために一緒に来ている)
カメラを簡単に手に入れられない状況にあるせいか,とにかく良く写真を撮ってもらっている.
撮る方も現像料よりも高い値段でそれを売る事が出来る(一度生徒に撮ってもらい値段を聞いたら400シリング(通常は約100シリングで現像できる)と言われて驚いた事がある)ので本当に張り切ってシャッターを押している.
街や海沿いのバーでも時々カメラを持ったお兄さんが歩いていて道行く人の写真を撮って売っていたりする. もしTanzaniaでお金に困ったら写真を撮って売ると良いでしょう.
いつも自分は傍からそういう姿を微笑ましく見ているのだが,時々失笑してしまう場面に遭遇する事がある.
例えばプールの横にデッキチェア(?)があると,わざわざそこに座ってしかもポーズを取り写真を撮ってもらうのである.
それも1人ではなく大の大人が次から次へと入れ替わりいろいろなポーズや表情で楽しませてくれる.
いつもこんな感じなので学校の行事でどこかに行く時には,その場所の眺めも楽しむのだが写真を撮り合っているTanzanianの姿からも目が離せない.
我々でもそう言う事があるように「特別な場所に行ったからその記念の写真を撮るのにポーズを取ってしまう」と言う考え方もあるが,彼等に関してはそうでもなさそうな感じがする.
右の画像は「生徒が勉強しているところ」を傍から撮った様に見えるが実は違う.
「写真を撮らせて」とお願いしたところいきなり机の上にあった本(これは英和辞書なので彼が読めるはずがないのだが・・・)を手に取りいかにも"勉強をしているぞ!"と言うポーズを取ったのである.
普段でさえこんな感じなのである.
また,デジカメで写す事は出来なかったが,彼等が撮られる時には何故か視線をそらすと言う特徴もある.
自分はみんなの集合写真を撮りたいのだが,何人かはどこか違う方向を向いてしまうのである.
ひどい時になると3人がみんなそれぞれの方向を向いてしまい"まるで自分がシャッターを押すタイミングを逸してしまった様な写真"になる事もある.
Tanzaniaで自分が意図する様な写真を撮る事はなかなか難しいがそれはそれでまた面白い.
今までは控えて来たがこれからは少し積極的に彼等の写真を撮って行きたいと思う.
最後に,
Tanzania(多分Africa全体に言える事だと思うが)で写真を現像すると"彼等の肌は黒いので表情をわかり易くするため"に色が明るめになりますのでご注意を!!