最近,道を挟んだ向こう側の家の牛が自分の家の敷地内に草を食みに来るので,棒を振りながら牛を追い払うと言う新しい日課が増えた.
時々それをしながら「何でこんなことをしているんだろう?」等と思ったりするのだが,一方で日本では絶対にありえないシチュエーションなので結構楽しんだりもしている今日この頃である.
さて話は変わり,
先週中頃から右のようなポスターが学校の掲示板に貼り出された.
簡単に約してみると
Sun of Africaは恐ろしいほどの力を持つ巨人で (Jitu〜kutisha)
a.瓶をものすごい息で割る (Kupuliza〜kali)
b.胸の上をバイクを通過させる (Pikipiki〜kifuani)
c.胸で石を割る (Kupasuliwa〜kifuani)
事ができる.と言ったところであろうか.
正直言ってどれもできそうも無いように思えたのだが,わざわざ学校まで来てくれるのでカメラと8mmを持って見に行った.
3月28日の放課後.
Tanzanianには珍しくSun of Africaはほぼ時間通りにやって来て,いつも自分が授業をしている教室に生徒を集めてパフォーマンスが始まった.
まずはウォーミングアップで普通の腕立て伏せに生徒を背中に乗せての腕立て伏せ.更には二の腕の太さを測らせていかにも見た目の肉体のすごさだけを自慢するようなパフォーマンス.
ただでさえ怪しいと思っていた気持ちが更に膨らみ,一体どんなにがっかりさせる,ある意味では面白いものを見せてくれるのだろうとわくわくしながら次を待っていると「意外な光景」が目に飛び込んで来た.
なんとちゃんとそれらしいパフォーマンスが始まったのである.
まずは自分でも持つのがやっとと言う重い石を胸の上に載せ生徒を立たせた.
こりゃすごい.実はこいつ侮れないんじゃないか?と思っていると,今度は生徒にハンマーで石を叩かせた.
3人目で石が割れてしまったが彼は全然平気そう.
次は生徒を両肩に乗せたまま歯で別の生徒と綱引きをすると言う.
勿論生徒は手で引っ張るので彼が勝てる訳は無いと思っていたが,なんと男子生徒3人にあっさりと勝ってしまった.

しかもその後に対戦した女生徒にあっさりと負けてしまうと言う細かい演出までしたので,もう教室は拍手喝采の嵐.
やんややんやで次に生徒達は「瓶を息で割る」パフォーマンスをリクエストした.
実は自分もこれが一番見たかったのだが,残念ながら今日はやらないらしい.
理由を聞くとたったの100シリング(以下/=で表す)の入場料でそこまでは見せられないとの事.
確かにそれは言えていて100/=と言うのはCoca Cola(200/=)も買えないくらいの価値しかないのである.
集まった生徒は約50人.移動費などの経費を差し引くとほとんど彼の収入は無いと思われる.
むしろたったの5,000/=でここまでやってくれた事に感謝しなければいけないのである.
「良くここまで見せてくれたよ.日本では絶対にこんな料金でこんなに面白いパフォーマンスを見る事は出来ないよ.ありがとう Sun of Africa!」と心の中で感謝の拍手を送りながら"もう終わりだろう"と思っていると,何と休憩の後に外で「胸の上をバイクを通過させるパフォーマンス」まで見せてくれた.

もう,生徒はやんややんやの大騒ぎ.
しかも,胸の上をバイクを通過させた後には「バイクのパワーに負けない脚だぞ」言わんばかりのパフォーマンスまで見せてくれる大サービスで締めくくった.
本当に良いものを見させてもらった.
こういうものを,こんな格安料金で生徒達に見せてくれる人達がいるこの国をますます好きになってしまった
もしもう一度彼を見る機会があったら今度は入場料として500/=くらいは払いチップもあげようと思う.
もしかしたら次はあなたの街に行くかも知れません.
もし,Sun of Africa がやってきたら友達を沢山誘って見に行ってあげてください.