自分がこの青年海外協力隊に参加した理由はいくつかあるが,その中で一番大きなそれは「中学生の時からの夢であった「先生」と言う職業を一度やってみたかった」と言う事である.
そう思った理由もいろいろあるのだが,やはり中学2年の時に習った数学の先生の一言によるものが大きい.
とは言っても特別な事を言われた訳では無い.
ある日,いつもの様に練習問題を解いていると先生がまわってきて「たけやんは本当に数学ができるね!」と一言声をかけてくれた.
たったそれだけである.
たったそれだけだったのだが,当時は今とは違い出来て当たり前と言う感じで見られおり,少しくらい難しい問題が解けても誉められた事が無かったのでこの一言がとても嬉しく大きな自信になった.
と同時に自分もその先生の様に生徒にやる気を起こさせる事のできる先生になりたいと思ったのが最初である.
幸いにも3年生の時にはその先生が担任になり(その代わり1,2年生の時に同じクラスで大好きだった女の子とは別のクラスになってしまいかなりショックだった)授業以外で接する時間も多くなり,より一層その気持ちが強くなり今に至っていると言う訳である.
その先生とは卒業してからも時々連絡を取ったりしており,こっちに来てからも手紙のやり取りを何回かしていたので,先日Tanzaniaと日本の生徒の基礎計算力を比較するための問題を送りやってもらうようにお願いしてみた.
すると忙しい中時間を割いて頂き4クラスで試験を実施してもらいその解答用紙が早速送られて来た.
予想以上の人数で実施してくれある程度信頼性のあるデータになりそうだったので喜んでいると,さすがそこは自分が憧れ目標になった先生だけに更に喜ぶ演出をしてくれていた.
なんと,先生の提案によりそれぞれの生徒の答案用紙の裏には試験とは別に自分への応援メッセージが書かれていた.
メッセージと一緒に格言や詩やイラスト.中にはわざわざ調べてくれたのかTanzaniaの(色付きの)国旗まで描いてくれたものを読みながら,楽しませてもらうと共に勇気づけられ新たに頑張らなければと言う意欲が湧いて来た.
試験の方もまとめ始めているが,それぞれの国の教育事情が出てとても面白く興味深い結果になりそうである.
山川先生.お陰様で充実した人生を送る事ができています.
本当にいろいろとどうもありがとうございます.
また,協力してくれた生徒の皆さんどうもありがとう.
帰国して落ち着いたら学校の方に挨拶に行きたいと思います.
Tuta onana! Mwalimu YAMAKAWA na Wanafunji wa shule ya sekondari Daido!