昨年の1月,初めて自分がこの家に来た時には,蛇口はあったが水は出ない状態だったので,必要な水は約30m離れた水道(画像中央付近の洗濯物が干してある辺り)まで毎日2往復して汲んでいた.
また,食器洗いもそこでやっていたので暗くなる18:45頃までに済ませなければならなかった.
まぁそれでも全然問題は無かったのだが,お金を出して修理すれば家の蛇口から水が出ると言う事だったので,初めて生活費が入った昨年4月末に決行して見事家の中で水が汲めるようになった.
配管をし終わって元栓を開け家の蛇口からちょろちょろと水が出た瞬間は本当に感動した.
「これで米を家の中で洗える」
「これで多少夜遅くなっても食器が洗える」
「これでトイレを流しても自動的に水が溜まる」
いろいろな事が頭を駆け巡りわくわくしたものである.
しかしすぐに「流しの配管の調子が悪く一度食器を洗うと水が全部流れるまで2時間以上かかる」と言う不具合が発生した.
その直後はもうひとつ水が出ないが水はけの良い流しがあったのでそこにバケツを持って行って食器洗いをしていたが,良く考えるとあと一年以上この家に住まなくてはならないので8月に思い切ってタンクを自分で作る事にした.
まずはバケツに穴を開け蛇口をつける作業.
問題は蛇口をはめたところからの水漏れ対策であった.
最初はタイヤのゴムを溶かして隙間を埋めようとしたが十分でなかったので困っていると,偶然ゴムを熱する時に使っていたろうがバケツとの相性が良いらしく,垂れたそれがなかなか剥がし難かったのでそれで水漏れ対策をした.
配管には市販のホースを使った.ただ,要所要所では金製パイプが必要だったのでそれをつけ,つなぎ目はタイヤを切り取ったOリングを使用した.
水溜原理はトイレのそれをそのまま利用して我ながら見事なタンクが完成した.
このシステム(?)は
・水はけの良い台所に置いたので蛇口からの「流水」で食器を洗う事ができる.(右の蛇口)
・濾過するための飲料水用,水浴び用の水をバケツで汲む事ができる.(手前の蛇口)
・水圧が弱い日でも夜中は高くなるので,その時に自動的に水を溜める事が出来,また満杯になると止まる.
と言う特徴を持ち,それまでの水汲み労力を1/1000にすると言う画期的なものであった.

やっと生活もそれなりにし易くなって喜んでいたが,しばらくすると朝起きても水が溜まっていない日が多くなり今年の4月中旬にはとうとう完全に水が止まってしまった.
それでも最初に紹介した外の水道からは水が出たので,また元の水汲み生活に戻した.
その間にも役所に行って直してもらうようにお願いをしていて最初にお願いしてから3週間経った先週にやっと修理のおじさんとおばさんがやってきた.
調べてもらった結果,今まで配管を引いていた所はもう水が出なくなってしまったらしいので,外の水道と同じ所から引く事にした.
自分が学校に行っている間(木曜日)に修理はやっておいてもらい,うきうきしながら家に帰ってくると家の蛇口から水が出てくるようになったのは良いのだが,その代わりに外の配管の継ぎ目からも水が漏れてきていた.
噴水の様になっておりさすがに放ってはおけなかったので,暑い最中自転車で25分かけて再び役所に行き修理をお願いした.
金曜日に学校から帰ってくると彼女達が来たらしく,昨日の箇所から水漏れはしていなかった.
「これで明日からまた外での水汲みが無い生活に戻れる」と思ったが,どうもその夜から流れがおかしい.
前回このコーナーで紹介したねずみとの闘いはまだ終わっていなかったようでなんと客間で大きなねずみを発見した.
実は木曜日の夜に客間で寝ており,夜中に頭の上をねずみらしきものが走る音で目が覚めていた.
てっきり夢だと思っていたのだがどうやら違っていたらしい・・・
早速その客間の扉も机でブロックして閉じ込めた.
その後も小さなねずみを発見し,その対面の使っていないトイレの扉の穴に閉じ込め,更には台所でも小さなねずみを目撃とたった2時間の間に3匹と遭遇した.
お陰で神経的にも肉体的にもかなり参ったまま眠りについた.
学校が終わり,水道も直り,ねずみも閉じ込め,新たな気持ちで土曜日を迎えられるはずだったのだが,突然「シューッ」と言う音で目が覚めた.
まだ外は真っ暗で時計を見ると朝の4時.
「こんな時間に何だ?」と思い音がするところを覗いてみると,そこには信じられない光景があった.
「そんな訳無いよな!何かの見間違いだろう!」と思いもう一度見たが,やっぱりこれは夢では無いらしい.おいおい
トイレのパイプが錆びて弱くなっているところに明け方の強い水圧がかかったせいでパイプが破裂してしまったのである.
木曜日の外の噴水より更にすごい勢いで水が出ていたがどうする事もできないので取敢えず写真を撮りその後無視して寝ようとしたがどうしても寝付けない.
「どうしたら良いんだ〜」と混乱しているとその時外で人の気配がした.
Watch Manだったので着替えて下に降りて理由を説明して,駄目元で元栓の場所を聞いてみると,意外な事に「知っている」との事.
急いでそこに行って元栓を閉めやっとその場をしのぐ事が出来た.
明るくなるまで寝て7時前に自転車で役所に修理を依頼しに行った.
土曜日なので今日は無理だと思ったらその部署のBossがいて「事情はわかった.今日中に修理してやるから安心して家で待っていろ!」となんとも頼もしい言葉が返って来た.
さすがにBossの言葉だったのでそれを信じ,専門家に誘われていた昼食も断り待っていたが結局現れなかった.
こうなると月曜まで修理に来ないと言う事なのだが,このまま元栓を閉めたままにしておくと同じ所から水を引いている隣の家に迷惑をかける事になるので,応急処置としてマジックのキャップを打ち付けて,それが飛び出ない程度の水圧に元栓を調節して開ける事にした.
しかしやはり夜中に水圧が上がる事が恐いので隣の家と相談して"20時以降は元栓を完全に閉める"事で合意に達した.
さて,「夕食」「食器洗い」「水浴び」も終わったしそろそろ元栓を閉めに行くか・・・
※ Maji(マジ)・・・スワヒリ語で「水」と言う意味