Sura ya 34 最初で最後の終業式

先週の金曜日にTanzaniaに来て初めて終業式に出た.
 今までも2回のチャンスがあったのだが,数学の成績をつけた後には特に仕事が無かったので健康診断や隊員総会を優先させて終業式には出なかった.

 しかし,このTermは昨年までとは違いクラス担任だったので少し勝手が違っていた.
 担任は「個々人の成績以外の評価」や「各教科の成績の平均を計算して学年での順位をつける」といった他の先生が仕事を終わらせてくれない限り自分も終われないと言う仕事があるのである.
 それでも隊員総会の1日目にあたる7日中に成績表を埋める事というお達しがあったので,今回も終業式には出ずにその日の午後にTangaを出て総会の2日目から出るつもりであった.
 担任だから終業式に出た方が良いと言う考え方もあったのだが,先輩隊員の学校は成績表は手紙で親に出すと聞いていたので,それならば別に出なくても良いかなと思ったのである.

 ところが同僚に聞いてみると何と自分の学校は終業式の日に成績表を手渡しするとの事.
 一瞬スワヒリ語を聞き間違えたのかと思ったので念のために英語でもう一度聞いてみたが,やはりそういう事らしい.
 確かに先輩の学校は寮制だが,自分の学校は完全に通い制なので手渡しも当然と言えば当然.
 その後,実は終業式は出ない予定だったと言う事を彼に話すと「生徒に成績表を渡すのは簡単だからそれまでの事を全部やってそうすれば良い」と言ってくれたのだが,良く考えると2nd termは帰国準備のため終業式の時期にはTangaにいない事はわかっているので自分にとってこれが最後の終業式に出るチャンス.
 生徒も代理の先生からよりも担任から成績表をもらった方が嬉しいだろう.
 と言う事で今回は総会を止めて終業式に出る事にした.

 Tanzaniaの終業式はどんなものなのだろうと期待して当日学校に行くと,特別変わった雰囲気は無くいつもの様に朝礼の後生徒達は掃除に入り先生達も職員会議に入った.
 いつもの様に早口のスワヒリ語でほとんどわからなかったので,時々外にいる生徒と目で会話をしながら一応会議の場にいると,いつの間にか卒業式の話題になって生徒からの寄付は1,000シリングにしようと言う事が決まったらしい.

 ダラダラとした会議もどうにか3時間半で終わり,自分のOfficeに向かいながら同僚に「あとは終業式の後に成績表を渡すだけだね」と話すと「何を言ってるんだ.成績表に「2nd termに卒業式の寄付として1,000シリング持ってくる事」と書き足さなきゃ」ととんでもない事を言ってきた.
 今日渡さなくちゃいけない成績表に書く必要のある事柄を何で今日決めるんだ?
 昨日まであんなにみんな暇そうにしていたじゃん!

と文句を言おうと思ったが,どっちにしてもやらなくてはいけないので急いでホッチキスでとめた成績表をもう一度開いて書き足した.

 やっと終わって外に出るとすでに終業式は始まっていた.
 ここには講堂なるものが無いので大きなマンゴーの木の下に生徒と先生が集まりそこでやっていた.
 木陰で地べたに座ってやる終業式に立ち会えただけでも「こっちを選んで良かった」と思ったのに時々後ろの方の生徒が立ち上がり日陰を求めて移動していくと言う微笑ましい場面や,Second masterが女生徒に「休み中に男子に声をかけられたら何と言う?」と質問すると彼女達が一斉にI hate you!!と大声で答えると言うパフォーマンスも見られて十分満喫できた.

 終業式も終わりOfficeの前に生徒を集めて自分のノートに成績表をもらったというサインをさせてから(そうしないと生徒が捨ててしまい親から「もらっていない」と抗議が来る事があるらしい)一人一人に渡しどうにか担任としての仕事を終わらせる事ができた.

 早いもので残りもあと1term

 今は任期延長を申請すれば良かったと言う気持ちがとても大きく珍しく自分の決断に後悔している.



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