Sura ya 35 お菓子作りは侮れぬ!

 何回か書いているが,自分にとってこのTanzania生活が初めての一人暮らしなので当然それまで積極的に料理などした事が無かった.
 なにしろ母親が忙しくて夕食を準備出来なかった時などはご飯(さすがにこれくらいは出来た)と卵焼き,ひどい時にはお新香,味噌汁などはほとんど作った事は無くその度に自分のご飯くらい自分で作れなくてどうするの!と怒られたものである.

 と言う事で,来タンした当初は活動の事よりも本当に2年間も自分で作った料理で無事に暮らしていけるのか?と言う心配の方が強かった.
 実際炊飯器を使わず鍋でご飯を炊く方法もよくわからず先輩隊員に「どんな水加減・火加減にしたら良いんですか?」と聞いていたくらいだった.

 ところがいざ生活を始めて見ると,確かに体重は7kgくらい減ったが大きな病気は無いし半年に1回の健康診断でも"Good Health"と特に問題は無く料理と言うのは自分のためだけに作るならとても簡単と言う事がわかった.
 ただ,人のために作るまでの自信は無かったので今までは人に聞きながらは何度か試したが自分1人では他人に食べてもらうものを作った事が無かった.

 しかし,最近インド料理教室に通い始めTanzania料理も生徒のママが作っているのを見て勉強していたのでどこかで試してみたいと言う気持ちが芽生え始めていた.

 そう思い始めてしばらく経った先週の土曜日,帰国する先輩隊員のKwa heri Party(送別会)があった.
 食事は自分達で準備するのだが当然何種類か作るので今回なら失敗しても出さなければ良いだけと言う気楽さもあり,初めて自分1人で他人に食べてもらうための料理に挑戦してみる事にした.

 当日,不安と期待を抱きながらTanzaniaのお祝い行事には欠かせないPilauを作ってみたが意外と簡単にそれなりのものができた.
 今回は初めての挑戦だったので油っこくなってしまった(Tanzanianは料理に油を多めに使うのが大好き)が次回はちゃんと日本人の口に合うようにできそうな手応えをつかんだ.

 一方で前日にはかりんとうを作ってみた.
 前の週に一度作った時は専門家も含めて3人だったが今回は1人きり.
 「まぁ手順は簡単だしすぐ出来るだろう」と思い,始めたがこれがなかなか手強い.
 きじを作るために砂糖を溶かした卵の中に小麦粉を入れてこねるのだが,なかなか固まらないでボロボロしたまま.
 「本当に分量があっているの?」と思いながらもこね続けているとだんだんと良い感じになって来た.
 どうやら相当力を入れないと固まらないらしい.
 そんなかんだで5分くらい気合いを入れてこね続け,やっとそれらしいきじにする事ができたが,その頃にはかなりヘトヘトになっていた.

 しかしその甲斐あって,もう少し黒砂糖シロップのコーティングの方法を改良しなくてはいけないが,なかなか美味しいかりんとうができ上がった.
 専門家のお手伝いのママにも「この前より美味しいよ.私に作り方を教えて頂戴」と好評だった.
 Tanzanianの口に合うようだし材料費もかからないので,今度時間があったらたくさん作ってバス停に行って売ってみようかと思う.(だけど協力隊員が商売しちゃまずいのかな?)

 それにしても,今までは「お菓子作りなんて簡単!」と思っていたがどうやら違うらしい.

お菓子作りは侮れません!!!



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