Sura ya 37 暑中お見舞い申し上げます!

 やはりここは異国の地なので様々な場面で文化の違いを感じると共にちょっと待ってくれよ!と思う事がしばしばある.

 例えばこのコーナーで最初に扱った○ナ攻撃
 これに関しては既に書いたようにある程度諦めていて相手にしなくなっているので気にならないのだが,未だに気になるのが列を平気で横入りしてくる行動
 とにかく目に余るものがあり,電話料金を払う時等に横入りされた時には注意して後ろにやるからまだ良いのだが,やっと自分の番になったと思ったら今度は背後から急に手が伸びてきて請求書だけ窓口に自分より先に出される事もある.
 わざわざ仕切りを置いて窓口の前を一方通行にしてある銀行でさえも逆から入ってきて平気で用を済まそうとする事もある.
 客がこんな感じである上にそれを処理する方もおしゃべりをしながらダラダラ仕事をするので,いつも窓口の前には人が並んでいるのではなく群がっていると言うちょっと日本では見る事ができない光景に出会う事ができる.

 処理する方と言えば彼等の行動も日本のそれとは違っている.
 例えばレストランに行ったとする.
 最初に対応してくれたウエイターがたまたまいなくてその辺りにいた別のウエイターを呼んでも「彼が来るまで待っていろ」と代わりに対応する事はまず無い
 たとえ彼等が暇そうにおしゃべりをしていてもである.
 何かあった時に責任を取らされるのが嫌なのか,ただ仕事をしたくないだけなのかはわからないが仮にもサービス業なのだからもう少し柔軟な対応をしてもらいたいとついつい思ってしまう.
 まぁ彼等にはサービス業をしていると言う気持ちが全く無いのかもしれないのだが・・・

 とこんな感じでいろいろな場面で不満を持つ事もあるのだが,以上の事柄はあくまでも「日本ではこんなはずじゃない!」と言う価値観が前提で生まれてくるものである.
 しかしこれから書く事柄はちょっとそれとは違う.

 以前からそうだったのだが見知らぬTanzanianから空手や柔道を教えてくれと声を良くかけられる.
 先週の土曜日には自分が教えている学校の隣にあるPrimary Schoolの生徒がわざわざ家までお願いに来るし,昨日に至っては引っ越して来る前に日本人に空手を習っていたからと言って,昼寝をしているところをドアを叩いて起こさた.
 しかも女の子にである.
 これまでに「あんた達は完全に間違っているよ!日本人のほとんどは空手や柔道は知ってるけど出来はしないんだよ」と何回同じ事を説明したかわからないのでもう勘違いもいい加減にしてくれよ!とうんざりしていたのだが,良く考えると我々日本人も同じ様な勘違いをしていることがあるのではなかろうか?

 先日,日本にいた頃にお世話になった人達に暑中お見舞いメールを出したところ「そちらには及ばないと思いますが日本も暑いです」と言う内容の返事がいくつかあった.

 実はこれこそがまさにそうなのである.
 自分もそうだったのだがまずAfrica=ものすごく暑い地域という方程式を誰もがイメージすると思う.
 確かにそういう地域もあるのだが,アフリカ中東部は地図を見てもわかる通り山地が多く結構涼しいところが多いのである.
 ここTanzaniaも例外ではなく海岸沿いを除いてはほとんどの地域で南半球の冬にあたるこの時期には夕方からはセーターが必要なのである.
 去年の7月にTanzania中部の先輩宅に泊まった時などはあまりの寒さに暖炉にあたっていたくらいで,一緒に行った先輩隊員に至ってはさらに半天を羽織る始末.
 幸いここTangaは海岸沿いなのでそんな事は無く1年中夜までTシャツ1枚で過ごせるのだが,やはり5〜10月は就寝時には長袖シャツを着ないと寒くてたまらない.

 協力隊の事前訓練の時にも講義を受けたが,こういうある一面だけを見て全てを評価する固定観念をStereotypeと言うらしい.

 自分もこれまでに,そう言う観点で外国人のみならず日本人にも接した心当たりがあり,時には相手を不快な気分にさせた事もある.
 これからは変な先入観にとらわれずに常にいろいろな角度から物事を考えながら行動していきたいと思う.

 残念ながらここTanzaniaでは,記録的猛暑が続く日本とは違い快適な毎日を過ごす事ができている.
 しかもここでの夏にあたる12月も確かに暑いのだが,日本の様な蒸し暑さではなくカラッとした暑さなので不快に感じる事はあまり無い.

 と言う訳で本当の意味で

暑中お見舞い申し上げます! Jamani! Pole na joto!



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