自分の普段着はTシャツにチノパン,そしてビーチサンダル履きと言った感じである.
こうして書くだけだとそんなにおかしくない恰好に思えるかもしれないが,実際に目の前で見たら「どうしちゃったの?」と驚いてしまうかもしれない.
Tシャツは15枚以上持っているのだがそのほとんどがお土産用のもので,実際は日本から持って来た3枚+こっちで買った2枚でローテーションしているのでそれぞれがかなりくたびれている.
生地的にもそうなのだが,洗濯も濁っている水でやるので白かったシャツがそうでなくなっている.
特に背中は長距離バスやダラダラ(町を走っている乗合いワンボックス)の椅子自体が汚れているので,良く見ると他の箇所とは色が違うし,小さな穴が3箇所くらい開いているものもある.
ズボンもここ一番ではジーンズを履くが,それ以外の時は2枚のチノパンでまわしている.
ただでさえ洗いすぎて色が落ちかけていたり,しみになっていたり,ひざが擦れて穴が開きかけている上に,痩せてウエストがゆるくなってしまったのを(-2cm)ベルト無しで履いているのでかなりだらしなく見えていると思う.
実際同任地の同期隊員からは「ズボン買った方が良いですよ」と指摘され,看護婦隊員からは「学校に行く時は普通の恰好(一応ポロシャツ,スラックスを着用している)しているんですね」と妙な感心のされ方をし,昨日に至っては専門家から以前からお願いしていたスワヒリ語入りTシャツを受け取る際に「これをあげるんだからこれからはくたびれた恰好はやめなさいよ!」と言われる始末.
一方Watanzaniaを見ると.
正直言って日本にいる時は自分がいつもそうしている(?!)ように「African=いつもよれよれの服を着ている」と言うイメージを持っていた.
しかし,いざ赴任してみると確かにそういう人達もいるが,想像していたよりもきちんとした服装をしている人が多くそれがStereotypeであった事がわかった.
服装だけでなく身だしなみにも気を使っている.
すでに,このコーナーでも取り上げたNgorongoroへのStudy Tourの時の生徒達の行動にもそれが現れており,そういう感覚は日本の学生と何ら変わらないと言う事を改めて感じたものである.
宿泊先に着くや否やまず最初に着替えてそれまで着ていた服を洗い始めるのはわかるのだが靴まで磨くのである.
しかも革靴の生徒のみならずスニーカーの生徒まで水をつけてきれいにしている.
翌日も土の上を歩き汚れるのがわかっているにも関わらずそうするのである.
ちなみに自分はその時,爪先から砂が入ってくるトレッキングシューズであった.
まぁそれだけならば「なかなかまめだな!」くらいにしか思わないのだが,この後驚愕の事実を目の当たりにした.
なんと,坊主頭に近い彼等も,くしで髪の毛をとくのである!
最初は「変わった奴もいるものだ」と思っていたのだが,よく見ると朝起きるなり,ほとんどの男子生徒,先生がそうしている.
それでも「そんな事したって見た目は全然変わらないじゃん!どうせ彼等の自己満足なんだろう」と冷やかな目で見ながら朝食を女性の先生と一緒に摂っていると,彼女がいきなり男子生徒に向かって「ちゃんと髪をとかなきゃ駄目だよ!そんな事じゃ女生徒に嫌われちゃうぞ!」と注意し始めた.
「おいおいどこが?」と思ったのだが彼も「くしを忘れたんですよ」とちゃんと彼女の言い分を認める信じられないやり取りが展開された.
自分にはどうしても変わっていないように見えるのだが,どうやらくしを使う事によって本当に彼等の髪型が変わっているらしい.
こんな感じですっかり来タン前に持っていたWatanzaniaのイメージは覆され,逆に自分が完全にそうなってしまった.
あとここでの生活も4ヶ月弱.
そろそろ髪の毛の寝癖くらいは直して学校に行くとするか!