Sura ya 41 Which time? (前編)

 Tanzaniaに来て20ヶ月が過ぎた.
 もともと英語は得意でなかったが,それに輪をかけて今年に入って唯一の英語を話す機会の授業までスワヒリ語にしてしまったので,さっぱりそれが口から出なくなってしまった.
 今は生徒のテストでの成績を上げるべく普段からスワヒリ語ではなく英語で話すように学校全体で強制しているので,生徒達も自分に英語で話かけてくる事が多い.
 それに対して英語で対応したいのだが,頭の中では英文が出きているにも関わらず,口から出てくるのは何故かスワヒリ語と言うもどかしい状態が続いている.
 ここはTanzaniaだからまだ良いが,帰国する際に欧州を経由するので,それまでにはどうにか英語が口から出るようにしたいと思う今日この頃である.

 さて,本題に入ると.
 今回の主題は"Which time?"である.
 「とうとう中学1年で習うこんな簡単な事まで忘れてしまったのか・・・"What time?"だろ!」と哀れむ方もいるかもしれないが間違いではない.
 "何時?"ではなく"どの時間?"が今回の主題である.
 日本にずっと住んでいる人には何を言いたいのかわからないと思うが,ここTanzaniaには複数の時間表示方法が存在するのである.

 まずは12時間表示と24時間表示.
 前者はAMPMを用い,上の画像でも使われているものである.
 後者は午後をPMを使うのではなく,昼の12:00の次の1:00を13:00とし,以下それに続けて定めていく方法である.

 両者とも我々が普段使っているので全く抵抗は無いのだが,ここにはその他にAfrican timeという厄介な存在がある.
 以前に出てきている単語なので,ご存知の方もいるかもしれないしそうでなくても想像はつくと思う.
 自分もここに来る前にある程度聞いていていたので覚悟はしてたのだが,本当にここの人達は時間にルーズである.
 学校の会議開始時間やStudy Tour等の出発の時間を聞いても,まずその通りにはならないし1時間以上遅れる事は当たり前である.
 そういう時には日本にいる時の感覚で時間通りに準備をするので,30分待っても動きが無さそうだったら「いったい何時になったら始まるの?」と聞くのだが,決まって彼等は"Sasa hivi(今すぐ)""African timeに決まっているだろう!"とニコニコしながら言ってくるのである.
 しかし,それでも更に30分は確実に待たされ,時には1時間以上になる事もある.
 最初のうちは「自分がこれだけ毎回時間通りに来ているのだから,そのうちみんなもちゃんとするだろう」と思っていたのだが,いつまでたっても全くその気配は無い.
 あまりにもひどかったので「いつもみんな遅れるけど,一体African Timeと言うのは時計の時間に何時間足せば良いの?1時間?いやそれでも足りない.2時間?」と皮肉を込めて聞いた事があったのだが,それでも彼等は「お前は何をわかりきった事を聞いているんだ?」と言うようなニュアンスを含めながら「Hide...」とまたニコニコするのである.
 当然「いい加減にしろよ!」と思った事もあったのだが,よく廻りのみんなを見てみると待たされている間も談笑をしており,時間通りに物事が進んでいないと言う事を全く意に介していない様子.
 卒業式の時にも,家族や来賓に対して「10時開始」と知らせてあったにも関わらず10時には全く彼等は会場に現れず,30分以上してからちらほら集まりだし,結局式は2時間遅れて始まったのだがそれに対して文句を言ったりブーイングをしたりする人は全くいなかった.

 ここでは時間と言う存在価値は日本のそれとは明らかに違っている.
 「時は金成」"TIME is MONEY"という感覚は全く無いようである.

 来タン当初は「それだからいつまでたってもこの国は発展しないんじゃないの?」と思っていたが今は彼等の談笑している姿を「傍から見たら発展していなくても,こういう風に時間に追われず,のんびりと流れに身を任せた生活の方が良いかも知れないな?」と少し羨ましく思いながら見るようになっている.

 と言う訳で,ここTanzaniaでは物事が時間通りに進む事はまず無いのだが,それでも時々きちんとしている人がいるので毎回一応事前に相手に確かめておきましょう!

Which time is this?

 それにしても,Afriacan Timeと言う事は,Africa諸国はほとんどがこんな感じなのだろうか?



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