自宅-開森橋-鷹尾山(城山)-岩梯子-荒地山-芦有ゲート入り口(ゴルフ場橋)-水車谷-自宅
所要時間 13:45〜18:15 天気 晴れ 最高気温30℃
数回目となる芦屋山歩きだが、今回のルートは芦屋市の図書館で偶然見つけた一冊の本「芦屋の山ロックガーデン」高谷昌良氏著1989年3月20日発行:山の渓谷社がきっかけのルートとなった。
著者によると荒地山周辺にはうまい水が湧き出る美しい水場があるという。その代表的な水が十楽水、陽明水、幸玉水の3つで他にもあるが、それは記されていない。(探したい人のために敢えて紹介していない。)
過去の山歩きの途中、多くの小川に出会う。また道中の横の土の壁から水が湧き出ている場所にも多く出会うことになる。(コケまで生えていて先日ハイキングした阿瀬渓谷と同じ!)手を浸すと、冷たく、そして見た目には透明で、咽を流れる冷たさが想像されつい口をつけたくなる。
が、その横には「この水は水質検査の結果、飲むことができません」という主旨の水道局が立てた看板があり興醒めする、といったことが繰り返される。(もちろんすべてに表示看板があるわけではないが、「飲めます、飲用可」といった表示がない限り、やはり飲むには勇気が必要であろう。特にゴルフ場下を流れる小川は水は透明できれいなのだが、川底の石が妙にあかっぽくなっているのが気になる。)
この本は10年以上前に発行されたものであるからそうなのかも知れないが今でもあるのだろうか? いやきっとあるに違いない(という嫁の確信)をもとに決行した。以下その道中である。
出発
電波少年を見ていたため出発が遅れた。 自宅(芦屋市朝日が丘)から開森橋経由山芦屋町の分岐へ。ここまで約15分かかり結構疲れる。そして暑い。ここに看板がでていて直進すると高座の滝だが城山には右折する。(わかりやすい看板)
右折ししばらく進むと、いきなり高級住宅地から深い山中に突入する。
城山
かなりの急傾斜で、ほんの数分で小休止。ベンチで一服する(もちろん携帯灰皿持参!!) 15分ほど進むと高圧電線の鉄塔がありここが城山の頂上となる。家族連れがシートを広げ食事をしていた。頂上からは森の中の踏み固められた道をどんどん進む。のぼり道だが歩きやすい。
十楽水
しばらく城山尾根を進むとY字路になり、左が高座の滝、右が荒地山の看板にあたる。「芦屋の山」によればここを左折し、高座の滝に行く前に今回の目的のひとつである十楽水があるはず。
しかし、その横の看板には阪神大震災後、砂防ダムが建設されたことが記されていた。一抹の不安を胸に抱き進むことにする。 ここからのルートは下りだがかなり傾斜がきつく、ちいさな岩場もあり女性の歩幅では結構きつい。
降りてすぐの所にちいさ水たまりがあり、「発見!!」と思ったがぼうふらがわき、とても口にできるものではなく、残念・・・先に進む。そして高座の滝の瀑布が聞こえはじめ、大谷茶屋の屋根が見え始めたところに、ちいさな木の橋がかかりその横からちょろちょろときれいな水が湧きだしているのを発見した。「これが十楽水?」しかし本によれば「格調高そうな立て札書きが脇に置かれ、十楽水の由来の説明がある」と記されている。しかしまわりを見渡してもそんな看板はどこにも見当たらず、また水場というにはちょっと、という気がした。これではないのか、と思いさらに先に進むと、大谷茶屋のすぐ上まできてしまった。ここから先にはあるはずもなく、疲れた足取りで元に戻る。水場?らしきものをもう一度見ると、水道管のようなパイプが3本ほど設置されている。もしかしたら場所が変わったのか?それとも渇水したのか?明確な答えはみつからないまま、もとのY字路に戻る。
Y字路に建つ看板をもう一度見る。そこには、砂防ダムが建設されたこととともに、登山ルートが変更になったことも表示されていた・・・・もしかしたら十楽水は砂防ダム建設で行くことができなくなってしまったのだろうか?もしも行くことはできなくても、今でもその場所からは静謐な空気の中で清冽な水が湧き出ていることを祈りながら先に進む。
城山尾根
尾根の途中にちょっと右に行くと岩場があり、大阪平野が一望できる。北には城山と荒地山の間にぽっかりとある小山(鉄塔が目印)が見え、そこそこ迫力のある岩肌を見せている。
昔はもっと荒れ山だったらしく、この辺一体の緑は植樹が中心とのこと。これも「芦屋の山」を読んで初めて知った。 ここでおにぎりの弁当。おかずはコロッケと卵春巻きと柿。
嫁は腹痛気味でちょっとしか食べられなかった。
究極の選択、そして決意の岩梯子
城山尾根で時刻は3時半。このまま進むか、戻るかの判断する時間帯だ。 嫁は腹痛気味でちょっとバテ始めている。しかしもう少し先まで行ってみたい、という。
そして前進を決意。のぼり道ではあるが、適度な岩場と森中とが続き飽きない。 すぐに昼食した岩場から見た小山に達する。ここで再度、前進が退転か決意を迫られる。
しかし、前進して芦有ゲートまでの時間と戻って開森橋経由自宅までの時間と労力を考えると前進がベストと判断。また岩梯子ってどんなん?という興味があったことも事実である。
さてそのまま進むと岩場にでる。かなり大きな石をよじ登ることになり、これが数十メートル続く。 「これが岩梯子かあ!!」と感動しつつ、次のアタックポイントを視てびっくり!!
高さ10mはあろうか?ほぼ垂直(に見えてしまう)の絶壁が聳えたっているではないか。 こんなの女子供にゃ無理だろ!と思いながら岩にすがりつく。後ろからくる嫁を気遣いながら一歩一歩這い上がっていく。途中の岩には御丁寧にも足をフックさせる穴まで刻まれており赤くペンキが塗られている。岩棚に達するとの大阪平野が一望できる。ここで記念撮影。
自宅から歩ける距離の場所でこんなことできるなんて凄いな、芦屋は、と思う。 岩棚からは岩穴をくぐって上へ向かう。くぐるとき、腰が高すぎると背中に背負ったザックが邪魔になる。ここから先は通常のハイキングコースと同様で歩きやすくなる。後ろを振り返ると、城山がかなり下のほうに見える。ずいぶん上まであがってきたな、と実感。このルートはもしかしたら直線距離の割りに標高差が大きいのかも知れない。
どんどん進むと左に芦有ゲート、左に荒地山頂上・東お多福山の看板がある。 本当は頂上までいきたかったが、この時5時、若干薄暗くなってきてるので芦有ゲートへ向かう。
激歩、芦有ゲート〜弁天岩〜水車谷〜帰宅
ここからは下りが続き、途中笹が茂った場所もあるがどんどん進む。 陽も急速に落ちていき、鬱蒼とした場所では薄暗い状況になってきた。 腹痛の嫁を非情にもせかしながら進むと、通行止めだが右に弁天岩へのルートがある。
弁天岩のほうが帰宅するには近道なので突破しようと思ったが恐いので止める。何かあったら大変だから。 しばらく進むと川の流れが聞こえてくる、自動車の音も聞こえてくる。都会の喧噪を離れてきたはずなのになぜかほっとする。川の音がますます大きくなり、無事ゴルフ場入り口に到着。ここから先には奥池に通じるハイキングコースの入り口が目の前である。
汗だくになったTシャツを着替え、一息ついて自宅に向かう。自宅へは暗くなった芦有道路までの道を下っていく。ヘッドライトが眩しい。水車谷をこえて水道場を左折、そして無事到着。
陽はすっかり落ちて夜の風情。あと30分遅かったらちょっと恐かったかな。
教訓 時間にゆとりを持とう
次回の抱負 陽明水と幸玉水を探せ! |