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ストーリー/かつてオリンピックの射撃代表候補にもなった警察官である主人公にはかつてライバルであった警察官を密告し、代表の座の確保を試みたという忌まわしい事件があった。そして月日は流れ、同じ署の同じセクションにかつて密告した男が上司として着任する。その男に汚職の疑いがあることが警察内部から密告される。その密告も主人公の仕業と思われ、警察内で孤立してしまう。
しかしかつて主人公がその男を密告したのは、単に(その時点では自分より成績優秀だった)ライバルを蹴落とすためというより、好きになった女性がその男と一緒に射撃訓練場にいることを見て、昔はたしかに密告したが、今回はしていないため主人公は独自で調査を始める。
調査をすすめるうちに管内の遊興組合と警察上層部の癒着の構造を発見する。それは遊興施設の取り締まりを甘くする変わりに、安全協会を設立(その資金はパチンコ、違法カジノ、風俗などから上納)し、ノンキャリア組み警察官の天下り先とする計画であった。
主人公が射撃訓練をしていた時代の上司(主人公が警察内で唯一信頼し頼ることができる人物、その娘が現在オリンピックの射撃の代表候補であり主人公に思いを寄せている)に相談したり、ライバルだった男の妻(その妻からライバルの素行調査を依頼されている)に話を危機ながら調査するが、陰謀は把握できたが、密告した人間が誰だかわからない。
この計画の黒幕は実は信頼していた元上司であり、主人公はあやうくヤクザや上司たちに監禁されてしまう。
しかしライバルだった男が結果的に主人公の命を救う。信頼していた上司が黒幕だったことを知り主人公は呆然とす、とともに密告した人間を瞬時に理解する。警察内部の情報に詳しく、陰謀計画も入手できる立場の人間、そして主人公がかつて「密告」という手段を使ったことがわかる人間・・・元上司の娘が密告者だった。主人公に思いを寄せる娘が密告という手段を使うことで、主人公が警察内部でいずらくなり、その結果、自分に向いてくれることを目的としたのだった。主人公は娘の気持ちを理解しながらも、こんな自分にこだわっていては彼女にためにならないと判断し、何も告げず敢えて冷たい態度で自分の気持ちを伝える。
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