編集後記
〜なぜZZ−Rなのか〜
もはやZZ−Rは最速バイクではない。
カワサキは新たなフラッグシップ、ZX−12を投入し、ホンダのスーパーブラックバード、スズキのGSX1300Rハヤブサから最速の座を取り戻した。
日本の公道のいったいどこで300q/hのスピードを出せるというのか。
そんなに速く走る意味があるのか。
最高速が早いことと、峠で早いことはイコールではない。
持て余すパワーのあるバイクよりコントロールしやすいバイクの方が早い。
時に自分のバイクの性能を100%まで引き出してみたくなる。
日常とかけ離れた速度が自分を陶酔させるが、同時に恐怖を感じる。
恐怖は陶酔の前で萎縮し、陶酔は脳髄を麻痺させる。
麻痺した頭を正気に戻すのは現実だ。
仲間が事故ったときのこと、自分がコケたときのことが頭をよぎる。
結局なぜZZ−Rなのかということだが、
なぜ買ったかということなら、ビッグバイクに乗りたかった、スタイルにほれた、安かったということになるが、
なぜZZ−Rに乗るのか、なぜバイクに乗るのか、クルマじゃだめなのかとなると、
”夢中になれるから”
と言うことになるんじゃないかと思う。