ドトウの真三国無双2

メーカー:コーエー  機種:PS2
値段:割引しちゃダメらしい  ジャンル:アクションシュミレーション
発売時期:つい最近

 
 三国志好きにも、そうでない人にもオススメの1本なのである。

 三国志を読んだことのある人なら思いつく武将は恐らくほとんど登場、使用できます。プレイヤーはNPC(ノンプレイヤーキャラクター)がひしめく広大なフィールドを駆け巡り、敵を倒しつつ、、味方を勝利に導きます。
 
 敵将を討ち取るたびに、自分も少しずつ強くなりますが、序盤線は特に気をつけていないとザコ敵にも、なぶり殺しにあったりします。囲まれるとサイアク。

 それに味方も守ってやらないと、ケッコウあっさり突撃してくれて、味方の総大将までお亡くなりになり、GAME OVERと相成ります。

 それなりに・・・あくまで、それなりですが、アタマを使った方が良いです。

 しかし!マイキャラが強くなると、バッタバッタと敵をなぎ倒し、1000人斬りとかやって、単騎で敵の総大将を倒したり出来ます。(これがキモチ良い!)

 なにしろ、ハマル事請合い!夢中になってやっていると、半日なんてアッという間なのです。

・・・がハードモードでやる場合は、全く油断できません。(特に弓兵がいる場合)そして・・・
近くに我が子がいる場合も・・・

 なにしろ剣だの槍だの、振り回して千人も人を殺すわけです。
さすがに死体が転がったりはしませんが。
教育上よろしくない(かもしれない)事は確かかもしれないかもしれない。かもしれない。
斬り捨てた死体は消えていくのだけれど、それもケシカランという人もいるそうで。

 それに・・・想像して欲しい。
夜勤アケとはいえ、朝から家にいるくせに、公園に連れて行くでもなく、コントローラー持ってカチャカタやっている父親の姿を・・・。
・・・そりゃあ、33歳だってオモシロイものはオモシロイのだけど、
コドモから見たらどんなもんなのかしらん。

 そんな父ゴコロを知ってか知らずか、ゲームに熱中する私の背中に
子供達が近づいてくる。

 この時のプレイヤーキャラはギエン。
裏切りと反骨の漢であり、その性格は酷薄にして非情。
子供達の熱い視線の中、敵有名武将ジョコウと対峙するギエンのセリフ。
「コロス・・・」
 まさに地獄の底から響くような声。陰陰滅滅。

 チラリと子供を見ると満面の笑み。これはイカン!人の命の尊さを教えておかねば!
でも待て・・・今はヤマ場・・・ジョコウが大マサカリで、殴りかかってくる。
 良い子はマネしないで欲しいと切に願う。いや悪い子もやめてほしいけど。
 
 ここはガマンして無双ゲージをためる。ジョコウの攻撃は、ハイパワーではあるが、大ぶりだ!
スキをついて、無双乱舞を発動。今だっ!

 その時、ギエンが一言・・・
「シネ・・・・」
作戦は成功してジョコウを撃破!
ビクビクと子供をうかがう私をヨソに、子供たちはキャッキャと喜んでいる。
父さんが勝っているという事は分かるらしい。
・・・どうしよう・・・シネとか言ってるし・・・
大体、もっと威勢のいい掛け声はないのかギエン!!

 「とーさん、馬がいるよ〜。」と突然、かっちぃ(姉5歳)。
見ると、ジョコウが乗っていた馬が主をなくして佇んでいる。
動物は人の心を和ませる・・・そうだ情操教育のためにも馬に乗ろう!
馬だ馬と、そう思った時、やたら元気な声が。
「ぶんどって乗ろう!」・・・とっちぃ(妹3歳)の発言。
ああ・・・やはりゲームは子供の心を破壊するのか・・・
この子もキレル若者の一人になってしまうのか・・・。

 一人の父親として、、私は決然とコントローラーを置いた。
「とーさんの言うことをよく聞いてくれ。」

 が! 子供たちの目は、めまぐるしく変わるゲーム画面に釘付けである。
人の道を説かねばならんというのに、こいつらは・・・

「おどりゃあ、聞いとんのか!ボケぇ〜!」
わめいてから、ハッと我に返った・・・
これではゲームより言葉遣いが悪いではないか・・・

 私はコレでも、国語は得意で、一時は国語教師を目指していたのに。
愕然とする私の耳にかっちぃの静かな指摘。
「とーさん、弓がいっぱい飛んでくるね。」

ん?

 慌てて振りかえったゲーム画面では、敵の弓兵に囲まれたギエンが、ゆっくりと崩れ落ちていった。

「ヨワイね・・・とーさん・・・」
「イノチは大切にね・・・」
と、出ていく子供たち。

やがて、クソクソ負けるもんかと1面から出なおす私の耳に、「ミミズ集めごっこ」を主張するとっちぃと
「泥棒にさらわれるお姫様ごっこ」を主張するかっちぃの、言い争う声が届いてきた・・・



このゲームの価値は
夜勤明けの家族サービス(6時間分)
に相当する。


★ゲームの玉子様★に戻る    TOPに戻る