<松岡圭祐>

★バグ
<評価>★★★
<内容を簡単に>
 テトリスに似た「アクセラ4」というゲームをプレイした子供が「黒いコートの男が殺しにくる」と叫んで自殺をはかったのを発端に、同様の自殺未遂や事故が続出する。「アクセラ」を世に送り出したフォレスト社の社長、桐生が事件の解明と収拾に乗り出すのだが・・・。
<感想>
 ゲーム会社の社長、桐生が思い悩み、苦境に立たされる前半と打って変わってかなりのヒーローぶりを発揮する後半。それが都合が良すぎるといえばそれまでなのだけれど、かえって痛快で読後感が良かったです。
 ただ、物語のキーとなる技術開発部長と小学生のやりとりが哲学的過ぎて、どうしても小学生の提示する暗号に思えないんですよね。
 そこがちょっと残念だったかな。

★催眠
<評価> ★★★
<内容を簡単に>
 自分は宇宙人だと名のり、宇宙人と更新出来るチャネラーとして、占いの店売り出した女性が2億円横領の容疑者として警察に同行を求められる。彼女を多重人格と診断した催眠療法のカウンセラー、嵯峨が彼女を救う為に奔走するのだが・・・。
<感想>
 「催眠」と聞けば、やっぱり思い浮かぶのは「催眠術」で、「あなたはだんだん眠くな〜る・・・そして、あなたは3つ数えると鳥になります・・・」みたいな情景でしょう。インチキ臭いような、いかがわしいような。
 でも、実際には心理療法の中の「催眠療法」という技術として発達したものなんですね。そんなものなら一度体験してみたいような。この本に出てくる嵯峨さんのような優秀なカウンセラーに会ってみたいものです。
 催眠療法や読心術、多重人格にまつわるストーリーは面白かったです。
所々にそれらに関するウンチクが、面倒くさく感じる事もあったけど、専門分野ゆえ仕方ないところかな。・・・っていうか私が根性ナシだからなのか・・・(笑)
 事件の決着も小気味良く、内容も要素が多くて満足感がありました。


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