オープン参戦記

99/5/9(火)
Stream99
オープニング
場内が暗くなり、スクリーンに映像が映し出される。「20・19・18……」とカウントダウンからスタート。場内から歓声が起こる。様々なフレーズの後に、凝りに凝ったCGによる大会名『Stream99』が映し出されたのだ。スタッフのこの大会にかける意気込みが感じられた……。ちなみに、各形式の前や、形式の中でもこの素晴らしいCG映像は使われ、大会を盛り上げるのに役立ってたよ。
Preliminary1 【PaperQuiz50】
 新入生50問・上級生40問のペーパークイズ。普通の問題に加え、入試英語・電卓計算(もちろん電卓の使用は禁止!)・漢字・音楽を流しての曲名当て・問題用紙に染み込ませた香水の名前当てなど、単なるペーパークイズにとどまらない、新しいものを作ろうという意図は読み取れた。しかし終了後の僕の周りの反応は「やばいよー!」。最高点が26点という難度設定はどうなのかなあ。
1位(26点) 片岡桂太郎(慶応1) 早稲田1位 9位:待木祐紀-3
2位 春日誠治(社会人) 早稲田2位 11位:大石壮-2
3位 内藤祥久(農工1) 早稲田3位 山下雄太-1
早稲田のその他の通過者 高橋裕司・武田星河
Preliminary2 【Push&Answer】
 ジャンル別クイズなんだけど、そのジャンルっていうのが『日本史A・B』『世界史A・B』『地理A・B』『物理TB・化学TB』『生物TB・地学TB』『現代社会』『国語T・U』『音楽・美術・工芸・書道』『保健体育』『家庭一般』というように、高校の科目で分かれているのだ。各ジャンル3人が勝ち抜ける。僕は教育学部地理歴史専修。もちろん『日本史』に参加した。
 普段あんまりオープン大会に参加していなかったので、舞台上に出るとやっぱりドキドキ緊張する。1問目の「鎌倉時代の武士のたしなみで、犬を竹垣の中に放し/」で、僕が『犬追物』を獲る。2ポイント勝ち抜けなので、かなり気分が楽になった。その後、何問か過ぎた後「鎌倉時代、肥後の御家人竹崎季長が/」で『蒙古襲来絵巻』を獲り、鎌倉時代2連答で見事に1抜けを果たすことが出来た。凄いな、俺。
 その他にも、1抜けを果たした藤田や舩田・(強烈な押しの)増田・ノダシュー・(『初潮』『マタニティーブルー』の)横山、そして平田さん・庄司・勇気・東瀬の突破は会場(主に早稲田)を湧かせた。一方、敗退はしたものの、果敢な押しを見せた出射、なぜか『生物・地学』に回されて何も出来なかった田雑、得意であろう分野でミスをした赤津さん・西村さん・柳沢さん・本間さんらにも大きな拍手が(早稲田から)送られた。ちなみに福田冠司が勝ち抜けたんだけど、彼は『生物・地学』の問題が読まれる直前に呼び出されて、それで勝ち抜け。凄いね。
ジャンル 1抜け 2抜け 3抜け
日本史 松村亮祐 上條泰 千葉裕二
世界史 藤田勝久 富永昴 工藤美知雄
地理 岩沢一嘉 佐藤知一 堀口昇吾
物理・化学 川上洋介 平田了 木村俊孝
生物・地学 舩田剛司 伊坪義貴 福田冠司
現代社会 増田洋紀 荒川聡 小笹裕一郎
国語 野田修平 庄司俊一 東瀬進
音楽・美術
工芸・書道
黒澤悠基 鈴木勇気 竹園宗紘
保健体育 横山暁彦 石田伸一 吉野祐介
家庭一般 下山亮二 岡田隼人 小倉紀雄
Round1 【THE TEAM FIGHT!】
 抜けた順位で分けたチーム対抗戦。僕は日本史1位でAチームに配属される。このチームにはペーパー11位の大石君や後輩と同姓同名の東大の三浦雄介さんらがいて、結構頼もしいメンバーだ。相手は武田率いるFチーム。こういった潰しあいは嫌だね。
 まずは三択。萩原朔太郎の詩のタイトル『殺人事件』(あとの2つの選択肢は『美人三姉妹』『湯けむり慕情』)・ガリクソンの子供の名『クワタ』を当て、2ポイントを稼ぐ。何か、今日は調子がいいなあ。早押しの方になると、何にもしないうちに味方が3ポイントを獲ってFチームのポイントをなくしちゃって勝っちゃいました。いいのか?
 早稲田の面々は各チームの主力として目立ってたりしたけど、その中でも、増田・藤田・矢野さんを葬り去った東瀬の「投扇興!」、市川さんを相手に1人踏ん張ったサイトミは印象に残りました。
チーム 知ってる人 持ち点 最終得点 最終得点 持ち点 知ってる人 チーム
大石・松村 武田星河
増田・藤田・矢野 10 11 東瀬・川久保
野田・松尾浩 15 鈴木勇気・福田
市川・横山 庄司・サイトミ
山下・舩田 千葉裕二
Round2 【It's Your Choise】
Course1 【How noted!?】
 有名人(?)の知名度に基づいて得点が入る。指定された人物の知名度を考え、その知名度に足すと100%になるような知名度と思われる人物を表の中から選ぶ。最初企画書が配られたときから「こりゃー100%になる確率はゼロだな」と思うくらいの選択肢の多さ!中には“チョコボール向井”“憂木瞳”などというキワモノから、“速水けんたろう”“浅香光代”という時事ネタまであって、名前を選ぶ楽しみはあるんだけど……。
 計10組を挙げた時点で終了なのに、ここではマチキさんが3回くらいトライしただろうか。すごいね。最後の1組で、指定された有名人は【チョコボール向井】!最後まで残してやがったな。勿論、その時の解答者は(勝ち抜けのチャンスを捨ててまで!)【憂木瞳】を挙げていました。大歓声だ!ちなみに当日名前が出た中で一番知られていたのは“世阿弥”で90%、逆に最も無名なのは“ジョージ=マロリー”で4%でした。
1抜け 2抜け 3抜け
鶴祐一 待木祐紀 内藤祥久
Course2 【Crazy Machinegun】
 4分間のタイムレース。ただし、2分00秒〜2分59秒までの間にボタンをつけた場合は、つけた時点で即マイナス1。早稲田からは野田・大石・高橋が参戦。
 しかし、戦いは慶應の日高さんの独壇場となる。初っ端から飛ばし、誤答も何のその。正解数が上回る。2分からの1分間ではきっちり(時計もないのに!)お休みし、また飛ばす。合間合間にノダシュー・大石・高橋も必死に食らいつくが、2分からの1分間に押してしまうこともあり、得点が思ったより伸びない。結局、日高さんがブッチギリ。タイムレースの雄・大石はまさかの敗退となった。
1抜け 2抜け 3抜け
日高大介 岡田隼人 横山暁彦
Course4 【Music Mania】
 『Latest』『Intro Men』『Intro Women』『Others』『Lylics』の5ジャンルに別れたイントロクイズ。こういう音楽物はその道のツワモノが集まってしまうため、『How noted!?』に配属されることができずにここに入ってしまった僕にはかなりきつい戦いが予想された。ただ、1つ楽になったのは、イントロの雄・春日誠治さんが社会人であるため、コース選択の優先順位が最後になってしまい、イントロを選べなかったこと。それでもきついことには変わりない。
 戦いは予想通り、上級生の方が飛ばす飛ばす。特に青学の木戸嘉伸さん・東大の三浦さん・明大の松本裕輔さんが、ほとんど聞かせずに押しまくる。「この3人で決まりかな〜でも狙えるものは落とさないようにすれば勝てるかも?」と思いつつ僕は押せずにいた。しかし、途中から突如三浦さん・松本さんの調子が狂い始めた。ボタンはつけるものの、答えを思い出せずにマイナスポイントが積み重なる。「もしかしたら、30ポイント以上の問題を1つ獲れば抜けられるんじゃねーか?」と思い、その時を待った。そして……。イントロクイズって、答えが分かってから押すんじゃないということがよく分かった。音楽が流れたとき、僕は答えを思い出す以前に、本能的にボタンをつけていた。「【My Heart Will Go On】!」。以前栗田さんのMTVイントロで答えたやつだ。30ポイント。そして最終問題。木戸さんがブッチギリ。三浦さん・松本さんはマイナスポイント。僕は30ポイントのままだが、最終問題をミスさえしなければ抜けられる。もちろん分かるものだったら行くが……。三浦さんが獲り、ぎりぎり0ポイントに戻してから、サドンデスから3位に滑り込んだ。
 ところでここでは【ドリームキャスト】【ホネホネロック】など、笑いも十分だったよ。しかもそれを普通のイントロのように答えていく木戸さんはすごい。
1抜け 2抜け 3抜け
木戸嘉伸 松村亮祐 三浦雄介
Course3 【Playback Playback】
 実は、僕は既に準々決勝のために控室に入っていたため、ほとんど展開は分からなかったのだ。まあ、「答えを言うときに今まで出た答えも順に答えること」というもの。市川さん・東瀬が出場したが、共に2ポイントで負けてしまった。
1抜け 2抜け 3抜け
春日誠治 樋口知彦 片岡桂太郎
 
Quarter Final 【Multi Answer Survival】
 2ポイント先取で早押し。2ポイントが2人になったら、その2人で多答問題を順に答える。言えなくなったらポイント先取に戻り、残ったほうが準決勝進出となる。
 ここではいやな予感がしていた。実は、僕が今まで勝ち抜けた時、座っていた解答者席は全て一緒の“下手側前列中央”だったのだが、この時はスタッフの指示で“下手側後列(客席に向かって)”だったのだ。ジンクスとしては良くない。
 第1セットは地蔵。第2セットは「英語で〜では子守り歌は何?」に【ララバイ】を獲ったが、そこまで。第3セットも「TBSのキャラクター〜を描いているデザイナーは誰?」に「問題聞こえん…ナニ?“TBS”?“デザイン”?ああそうか」と【326(ミツル)】を答えたが、それまで。ここでマチキさんが勝ち抜ける。はっきり言って遅い。マチキさんは抜けるまで2回多答に挑戦していただけに、「早く抜けてくれマチキさん!」と思っていたのだが、多答で調子が出ず、ここでやっと抜けたのだ。僕の中では解答者の中でマチキさんが一歩抜けていて、彼が早く抜け、あとの戦いが楽になると思っていただけに、最後の1セットは残ったもののラストチャンスになってしまうという非常にきつい展開になってしまった。
 最終セット。まず誤答で片岡が飛ぶ。そして岡田さんが2ポイント。僕は「鶏の数え方は“1羽2羽”。ではケンタッキーフライドチキンの数え方は?」に【1ピース2ピース】を答え、まず1ポイント。周りもポイントを獲ってくるが、「英語では“Retired Number”と呼ばれる/」の「永久欠番」を獲り、最後にして多答挑戦権獲得。「日本のプロ野球で通算2000本安打以上の人」を挙げよときたもんだ!「負けた……」と思った。知ってる人は知っている、僕はサッカー界の人間で、野球はからっきしなのだ。それでも【長嶋茂雄】【王貞治】を答えたが、相手の岡田さんも挙げたものを含め、6人目が出てこない。頭の中では「絶対違う!」と思いながら“イチロー”という単語がグルグル。「今監督やってるのは誰だっけ?」と思い“若松”違う!えーい、分かるかアホー!「……権藤博」。敗退が決定。岡田さんのほうから会釈をしてくれた。それにしても……チクショー!野球の大事なものを覚えなアカン!それよりもサッカーが出ていれば……。ただ、【326】は前日に新聞をひっくり返してチェックしていたものだったので、予習が大事ということもよーく分かった。嬉しかったなあ。
1抜け 2抜け 3抜け 4抜け
三浦雄介 樋口知彦 待木祐紀 岡田隼人
Semi Final 【Parachute Limit】
 50ポイントからのアタック風サバイバル。ただし、引かれるポイント数は、その前に自分が正解した問題からの問題数分である。壮絶な戦いが演じられたが、まず木戸さんが脱落。次に岡田さん・樋口さんと落ちていく。この時点で鶴さん・春日さん・三浦さんはほぼ勝ちぬけが決定。残りはマチキさんと日高さんの争いとなった。しかしここで日高さんが誤答!マチキさんがやや恵まれの感もあったが決勝に進出した。
1位抜け 2位抜け 3位抜け 4位抜け
鶴祐一 春日誠治 三浦雄介 待木祐紀
Final 【Ultimet 1vs1】
 1対1トーナメント。1位対4位、2位対3位の戦いが準決勝だ。
 鶴さん対マチキさんはスルー2問からスタート。その後鶴さんが2連取。一方マチキさんは果敢に押していくが誤答が多く、全くポイントが伸びない。結局5−1で鶴さんの圧勝。
 春日さん対三浦さんの巨漢対決は、まさにシーソーゲーム。お互い、取られたら取り返す!三浦さんが徐々に引き離すかと思えたが、4ポイントまで達した時からスルーが続く。一方春日さんは誤答でやや遅れたものの、終盤逆転し、結局5−2で春日さんが制した。
 本当の決勝は東京外国語大学の鶴祐一さんと、社会人春日誠治さんの対戦。まずは1問目を鶴さんが獲って先制。しかし2問目を誤答してしまう。その後春日さんがポイントを伸ばすが、中盤鶴さんが逆転し、一進一退の攻防が続く。しかし最後に鶴さんが「岩波書店!」を答え、見事に春日さんを下しStream99の勝者となった。賞品は、ペーパークイズに付けられていた香水【ウルトラマリン】(の残り)でした。
優勝 準優勝 3位
鶴祐一 春日誠治 三浦雄介
待木祐紀