良い写真を撮るために・・・???

手ブレを防止しよう

 カメラを構えるときは、カメラを左手の掌の上に置き、なおかつ左手の親指と人差し指(中指)でピントやズームリングを回せるようにし、脇を締めします。右手はカメラのボディーに添えるイメージでグリップ部分あるいはボディ端を軽く握り、人差し指でシャッターボタンを押せるようにします。
たとえコンパクトなカメラであっても、片手だけでは構えずに、両手で構えます。
 足は肩幅程度に開き、左足と右足が前後に開くようにして構えます。
 体を固定するのに、安定した木や壁や柵などに寄りかかるのも効果的です。
 シャッターを切る時には、息を静かに吐くようにして体の動きを止めましょう。
 ローアングルの時は、左ひざと左ひじを付けるようにすると、タテブレが防げます。
更にローアングルの時は腹這いになって、下半身・両ひじの三点でカメラを安定させましょう。

光量の少ない暗い時は、シャッタースピードが遅くなるため手ブレが生じやすくなります。
 「手ブレしないシャッタースピードは、(レンズの焦点距離)分の1より速く」と覚えておいて下さい。
例えば、50mmレンズの時は、1/60秒、200mmレンズの時は、1/250秒が、一つの基準となります。
また、手ブレを防ぐ意味で、三脚を使うのも一つの方法です。

フォーカスロックを覚えよう

 オートフォーカス(AF)カメラは、一眼レフカメラでもコンパクトカメラでも、フォーカスフレームは、ファインダー画面中央部にあるカメラがほとんどです。この為、たとえば、一人を画面中央に配置する場合は良いのですが、二人並んだところを写す場合には「中抜け写真」といって、人物がフォーカスフレームからはずれ、その間の背景などにピントが合ってしまい、人物はピンボケになってしまいます。
 このような失敗を防ぐための撮影テクニックが「フォーカスロック」です。

  1. 写したい人物を[フォーカスフレーム]に合わせます。
  2. シャッターボタンを軽く押します(「半押し」といいます)。
  3. レンズが動き、ピントが合います。
  4. シャッターボタンを半押ししたまま、カメラを動かして、構図を決めます。
  5. 構図が決まれば、シャッターボタンを最後までゆっくり押し込みます。

被写界深度

 写真のピントは、厳密にはフィルム面に平行な一平面にしか合いません.。
しかし、主要被写体にピントを合わせたとき、その前後に実質的にピントが合っているようにみなせる範囲があり、この許容範囲のことを「被写界深度」といいます。
簡単にいえば、写真上でピントが合っているとみなせる、許容範囲のことです。
 例えば、3m先の人物にピントを合わせると、人物の手前と後ろにもピントの合っているようにみえる範囲があります。その許容範囲を、「何メートルから何メートルまで」とみなせるか ? ということです。
 この許容範囲が大きい時を「深い」、小さい時を「浅い」と表現します。
被写界深度は、一般的に、手前に浅く、後ろに深い(約1:2の割合)性質があり、 レンズの焦点距離・ 絞り値・ 撮影距離(フィルム面と被写体との距離)の3つの要素で変化します。

被写界深度のコントロール
被写界深度を 浅くするには 深くするには
絞り値(F値) 開ける(小さな数字) 絞る(大きな数字)
レンズの焦点距離 長くする
(望遠レンズなどを選択)
短くする
(広角レンズなどを選択)
撮影距離 近づける 遠ざかる

適正露出

 人間の目は、色々な物を認識・理解しやすいように目の自動露出機構が働き、様々な環境の中で、「適正な露出」で見ています。
 「適正露出」に関しては、多くの人が「適正」だと思う露出や、露出計が算出した露出その他、色々な定義や表現がありますが、「肉眼で見えたように」または、「撮影時にイメージした明るさに」撮影出来たときが適正露出だと思います。
そして、「適正露出」より明るく撮影されたものを「露出オーバー」といい、暗く撮影されたものを「露出アンダー」といいます。 

ストロボ撮影

 たとえ、日中であっても、室内で窓際の人物を写すような時には、肉眼で見ている限りははっきりと人物が見えていても、逆光になっている場合が多く、そのまま撮れば、窓の外ははっきり写っているのに肝心の人物は暗く写ってしまいます。
 このような時に、ストロボが自動的に発光するカメラもありますが、そうでないカメラの場合にはストロボを「強制発光」させて主題の被写体を照らすと人物も窓の外の風景も明るく写ります。(カメラによって「強制発光」の操作方法は異なりますので、「使用説明書」をお読み下さい)。

 ストロボの色温度は約6000度Kで、太陽光に近い発色をします。
 ストロボが光ると何でも写った気になりますが、自分の使用しているストロボの光量を理解していないと、光量不足などの失敗に見舞われます。観光地などで、夜景を背景にコンパクトカメラでストロボ撮影している人をみかけませんか?夜景に対しては、全くと言っていいほどストロボの光は届いていません。
ストロボの光量は、GN(ガイドナンバー)という単位であらわされ、ISO感度100のフィルムを使用した場合は、
(ストロボ撮影有効距離m)=(ガイドナンバー)÷(レンズの絞り値)
の式でストロボ撮影有効距離が計算できます。
 例えば、カメラに内蔵のストロボのガイドナンバーが16程度のとき、F5.6のレンズとの組み合わせでは、ストロボ撮影有効距離が3m弱になり、被写体との距離が3mよりも離れていると光量不足になります。

画面構成(構図)について

露出決定やピント合わせなどはカメラに任せることもできますが、構図に関しては、カメラマンが自分の意志で決定することになります。
 シャッターチャンスや、露出、ピントなどをしっかり押さえながら、ファインダーの隅の方にも気を配って構図を決めるのはなかなかむずかしいものですが、撮影の度に繰り返し気をつけることによって上達します。
 構図は、好みでもあり、個性でもあり、一概に正しい・間違っているといえるものではありませんが、多くの人がいいなと思う構図や、安定して見える構図はあります。

画面ヨコ位置 画面タテ位置 画面三分割
シンメトリー構図 水平線構図 垂直線構図
対角線構図 放射線構図 S〔Z〕字形構図
枠型構図 三角形構図  
 

 

などを基本にすれば、安定してみえる画面構成(構図)になることが多いはずです。

写真を撮影するときには上記のことを思い出して、
失敗のない写真を撮って下さい。