本日は2000年9月18日(月)。天気は晴れ時々曇り。気温は16℃〜26℃です。大分涼しくなり、朝晩は上着や長袖が必要な季節になってきました。オリンピックが始まり、アメリカ3大ネットワークNBCは、連日その模様を長時間放送しています。今回は、「エンターテイメント・ビジネスとしてのプロ・スポーツ」をお伝えいたします。
1.皆さんは、「エンターテイメント・ビジネス」というと、どのような印象を受けますでしょうか。おそらく、映画や音楽、演劇、TV、ラジオ、新聞、雑誌などいろいろなものを思い浮かべるでしょう。アメリカでは「プロ・スポーツ」もそれに加わります。フットボール、バスケットボール、ベースボール、アイスホッケー、ゴルフ、テニス、サッカーなど多くのスポーツがプロ化されています。こちらでは、プロ・スポーツはよいプレーをするだけでなく、いかにファンを魅了するか(多くのファンを獲得するか)ということが求められています。すなわち、エンターテイメントの要素が大切とされているのです。
2.ファンの大部分である多くの子供たちは、プロの選手がフィールドで活躍したり、テレビに出演しているのをみて、プロを目指し、練習にはげみます。その競技が好きだという以外に、プロになって多額のお金をもらったり、人気者になったりすることが子供たちの大きな目標となるのです。その中でも、有望である選手たちは、スカウトされて大学や高校から奨学金をもらい、プロを目指します。ただし、そこにはとても厳しい競争があります。けがや活躍が出来ない選手は奨学金が払われないだけでなく、学校に残ることも出来なくなってしまいます。
3.頂点に立ったプロの選手たちは、プレーだけでなく、それ以外でもファンのお手本となることが求められます。ファンへの対応、インタビューでの受け答え、普段の服装や言葉遣い、行動など、すべてにファンの目が注がれます。選手の中にはエージェントやコンサルタントと契約を結び、チームや企業から 高い契約金を得るための代理交渉をしてもらったり、印象がよくなるよう服装やインタビューの受け答えの指導を受ける人たちもいます。チーム自体もファンへのサービスを怠らないよう、様々な催しやイベントを行い、ファンの獲得をめざします。
4.また、メディアへの対応も重要です。特に、生放送で行われるテレビやラジオに対しては、協力体制が整っています。例えば、テレビの放送時間を考え、試合時間を変更したり、CMタイム時間にプレーを開始しない、選手や審判は小型カメラやマイクをつけ、放送に協力するなどいろいろなことが実施されています。競技自体のルール変更も、ひんぱんに行われます。特にスピードアップには各競技とも協力的で、そのためのルール改正は毎年のように行われています。
今回は、プロのスポーツ選手、チーム、連盟が、ファンの支持を受けるために、いかに力を注いでいるかをお話ししました。これは、プロ・スポーツがエンターテイメント・ビジネスである証拠ともいえましょう。次回は、「エンターテイメント・ビジネスのプロレス」をご紹介する予定です。