本日は2001年2月22日(木)。天気は雪のち曇り。気温は−6℃〜5℃です。今日は、午後から雪が降り始め、連邦政府を始めとする公共機関や学校も、午後からの仕事や授業が休止となりました。また、インターステイツ95号線(日本でいう国道幹線道路)にて、車130台の衝突事故がありました。皆さんも雪の運転には十分にお気をつけください。
今回は、「アメリカの教育の現状」に関してお伝えいたします。
1.先日新しい就任したブッシュ大統領も、まず第1に取り組むのは「教育改革」であると、今回の内政問題の最重要課題として公約してきました。大統領は、「学校の結果責任を問うためには、学校の自由を保障しなくてはならない」と語り、自治体の権限を強化するとともに、学校の結果責任を追及し、公教育を強化する基本的な指針を示しています。
2.具体的には、@連邦政府の補助金の使途などについて、州や各地区の裁量範囲を拡大する、A国語力や数学などの統一学力テストの導入、B低年齢の「リーディングプログラム」への補助金を増加し、識字率を高める、C私立学校への転校者に授業料を援助する、いわゆるバウチャー制度(就学保証金制度)の導入の4つの柱を立てています。
3.前回もお話したように学校や先生を取り巻く環境は、良い方向にあるとはいえません。社会から求められるものが多くなり、それに対する責任も増えています。生活に豊かさが増し、子どもたちの自由が増えている半面、子どもたちの行動や言動にも歯止めがきかなくなってきています。
4.学校もこれに対して、しつけをすることよりも、ルールを作り、それに違反したとして、警告や退学の処置をとるようになり、子どもの指導や面倒をとらない傾向にあります。子どもは親や学校に、親は学校や政府に、学校は政府や親に、政府は両親や学校にそれぞれが責任を転換しようとし、誰も教育環境を良くしようと、積極的に取り組まなくなっているような気がします。
5.大いなる可能性を持つ子どもたちの潜在能力を引き出し、政府や親が学校や先生を支持するようになれば、現場にいる先生も自信と責任を持って、生徒と対話することが出来るようになると思います。
次回は「アメリカの生涯教育」に関して、お伝えする予定です。