本日は2001年3月4日(日)。天気は曇り。気温は4℃〜10℃です。3月に入り、早咲きのさくらの開花のニュースが聞かれるようになりました。ここワシントンでも、ポトマック川沿いのさくらが見ごろとなる3月末〜4月初にかけて、例年「桜祭り」が行われ、大きなイベントとして、多くの人々を楽しませます。

今回は、「アメリカの生涯教育」に関してお伝えいたします。

1.こちらでは、社会に出て働いている人々でも学校(特に大学や大学院)で勉強を続けている人がたくさんいます。大学を卒業し、資格を得て、よりよい職や地位を目指す人、大学院にて専門を積み、マネジャーなど上の地位を目指す人。自分の教養や専門知識に磨きをかけるため、学校に戻る人など目的は多彩です。

2.これに対応する学校側も、生徒の獲得に必死です。広告や願書の無料送付はもちろんのこと、優秀な学生を獲得しようと奨学金などを設けています。学生の方も自分に合った学校を選ぼうといろいろな学校から資料を取り寄せ、学校や先生の評判、施設の充実、卒業後の就職状況、授業料や生活費(地方の方が家賃などが安いため)、私立か公立かなど様々な選択肢の中から決めていきます。

3.学位をめざさないまでも、資格を得るための講座も開かれています。会計、コンピューター、先生の資格など、実社会ですぐに役立つもの。法律やビジネスなどのプロフェショナルをめざす大学院の授業が、平日の夜や土曜日に開かれています。また、地域に密着したコミュニティー・カレッジでは、各専門の基礎科目、語学などの授業が行われ、比較的安い値段で地元の人々のために開かれています。

4.特にワシントンでは、政治や国際関係にかかわる講座が豊富で、選挙キャンペーン、ジャーナリズム、教育や学校経営に関する専門的なプログラムも開講されています。このような社会人の獲得に力を入れている学校は、大学(学部)と大学院の学生数が同じくらいになっており、優秀な学校ほどこの傾向は強くなっています。

5.このようにいつでも学校に戻って勉強出来る環境が、人々を向上させる動機づけとなっていることは確かです。学校が地域社会に与える影響はとても大きくなり、その存在は社会の発展のために重要な役割を果たしています。学校が学ぶ場所として、人々に開かれることはとても大切なことだと思います。

次回は「ワシントンDCの基礎知識」に関して、お伝えする予定です。

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