本日は2001年4月18日(水)。天気は晴れ。気温は4℃〜10℃です。 ワシントンも桜祭りが終わり、まわりの花々や木々も色づき、春の訪れを感じさせます。先週は、学校も春休み(1週間)ということで、親子連れで、ワシントンを見学に訪れている人々を地下鉄や街のあちらこちらで見かけました。 年間にすると、約1400万人の人々がワシントンを訪れるそうです。また、4月1日からの夏時間開始と日が長くなるに伴い、夜の7時過ぎまで外は明るくなっています。6月の夏至の頃には、夜の9時近くまで外は明るいままです。
今回は、「ワシントンDCのビジネスの特徴」に関してお伝えいたします。
1.ワシントンは全米でニューヨーク(約9,000万人)、ロサンジェルス(約8,500万人)、シカゴに続く、第4位の人口(約5,100万人)密集地域です。ワシントン内の人口はそれほど多くありませんが、「グレーター・ワシントン」と呼ばれる地域(地下鉄網が走っている通勤圏)を含めると、とても大きな町となります。
2.ワシントンは「政治」の町として知られていますが、「ビジネス」においても、アメリカの重要な場所として、たくさんの企業があります。その経済力は約20兆円で、ワシントンの労働人口はサービス関連が約110万人、政府関連が約61万人、その他の企業が約50万人、貿易関連が約48万人となっています。
3.ハイテク関連の企業が多いのも特徴です。その数は約12,000以上で、これはシリコン・バレー(約12.000人)と並び全米でも1番です。また、この産業に働く人の数は約23.1万人で、これはシリコン・バレー(約20万人)をしのぐ全米一となっています。
4.このように政治の町と呼ばれるワシントンに、多くの企業があるのはなぜなのでしょうか。連邦政府を対象とするビジネスが成り立っているというのもあると思います。また、全米でもトップクラスの高学歴人口帯となっており、優秀な人材が確保出来るというのもあるでしょう。物価や家賃、オフィスの数などの物理的な要素もその理由かもしれません。
5.たくさんの企業が商取引以外の理由で、ワシントンに支店や事務所を置くのは、情報収集やロビー活動の必要性が上げられます。「全米〜〜協会」という各産業の代表部(約3,600)がおかれているのも特徴です。その多くは情報収集に余念がないといったところですが、連邦政府や議会へのロビー活動、規制・法令に関する議員への働きかけなども行われています。これだけインターネットや携帯電話などが発達し、情報収集が楽になったにもかかわらず、重要な部分は人との対話という一次的な情報収集や折衝となっています。
6.アメリカは交渉や取引によって成り立っている国で、強い者や主張を続ける者に優位となっています。そのため、ビジネスをする人々にとって、規制のある・なし、緩和などは、自らの行動や言動によって、動かす必要があります。この意味においても、企業がワシントンでの活動を止めるわけにはいかないのが実情のようです。
次回は「ワシントンDCの国際性」に関して、お伝えする予定です。