いわし雲(海外編)


 ブータンの空の玄関口、パロ空港がある。
 せまいブータンの国のなかで、もっとも平野部分が多いから、そこに空港が建てられた。
 せまい谷間の国、それがブータンである。
 パロ=ゾンは、そのパロ地方の行政府兼寺院でもある。
 ゾンは、ブータン独特の寺院様式であり、寺院部分が中央に、僧坊が周囲に迴され高い城壁となっている。石と木だけで造り上げるのである。

 このパロ=ゾンは、映画「リトルブッダ」のロケ地でもあり、その内部シーンは、クライマックスの際に出てきている。
 観光目的の場合、入城を拒否されるが、現地ガイドの交渉力によって、入城することができた。
 内部は、仏教の学校があり、小坊主さんが懸命にお経を唱えていた。
 講堂とよぶ場所は、リトルブッダのラストシーンのあたりにも出てきている所で、おおっ!みたよみたよぉー!って興奮してました(笑)

 パロに泊まった時、ドッツォというお風呂にはいった。
 ブータンでは、入浴の習慣がないそうで、お風呂のかわりに河原で水浴びするくらい。
 ドッツォとは、石焼き風呂といいましょうか、浴槽が二つ仕切られていて、大きめの浴槽部分に人間が入るようになっている。
 小さい浴槽には、浴槽の水を湧かすべく、外で焼かれた石が投げ込まれる。
 もちろん、直接投げ入れるのではなく、トタンでできた管をころがすのである。
 外ではまさに焼け石をつくっている。ひとつふたつくらいじゃ、とても浴槽を湧かすことができないので、真っ赤に焼けた石をどんどんと入れていく。
 そうするとトタンの管をごろんごろんと転がって、その小さな浴槽に、ボチャンジュワーという具合にはいっていく。
 しばらくするとぬるま湯くらいになり、そこで入浴となる。
 もちろん、ぬるいので、熱くしてほしい。
 そうしたときは、外にむかって「ドォードォー」という。
 その声を聞いて、外からまた焼け石が、ごろんごろんと転がって、ジャポンジュワワーとなるわけである。
 あまり調子こいて、ドォードォーと言い続けると、いいあんばいを通り越して、熱湯地獄になります。
 遠赤外線の力?なのでしょうか、とても体があたたまりました♪
 でも、あまりキレイじゃーなかったので、もどってシャワーでした。(しかし壊れてた)
パロ=ゾン

ブータン





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