歌
| 寂寞の 木の葉を我が手に 乗せし君 夜風に舞いたち 星となりぬ |
誘惑に よく似た香りを 嗅いだ夜 我虚しさで バスタブを満たす |
言い訳を 恋しく思う 先頃に 鼻をかすめる 罪の意識 |
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(99/12/5) |
(99/12/5) |
(99/12/5) |
| どうしてと たずねる君の 瞳から こぼれ落ちるよ 思い出の滴 |
貞淑に 閉じた口から 漏れいづる 微笑み聞きて 我に春来る |
爪伸ばし 長く見せたい この指を 縁取るしわの 溝は深まる |
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(99/12/11) |
(99/12/11) |
(99/12/11) |
| 天井に 伸ばした我が手の 激しさを そっと包んだ あなたの右手 |
誰からも 来ないメールを 待ちて君 吐き出す息の 白さ消すまで |
揺らめきて 唇覗く 視線追い あなたの鼓動 近付いてくる |
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(00/11/19) |
(00/11/19) |
(00/11/19) |
| 優しさを 恩着せがましく 見せつける ほのかに香る 照れに委せて |
頭下げ そらしたそのまま 残り影 惑わず今を 苦しむなかれ |
始まりを 見つめる真摯な 若人に 弾む裾はね 歩きもぞする |
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(00/11/19) |
(00/11/19) |
(00/11/19) |
| キスのない 夜明けを重ねて 取り寄せた 落ち着き空に 放り投げ去る |
触れた腕 友とて名もなき 彼の心 弄び合い 埋める片割れ |
散る枯葉 蝶々の舞い 軽やかに 身を寄せる風 厳しさを増す |
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(00/11/19) |
(00/11/19) |
(00/12/15) |
| 陽の明ける 流木連なる 河岸友に 歩く瞳に 映す波音 |
水沼に 背伸びした杭 立ち並び かすみにまぎれて 雨宿るさぎ |
背伸びした 海に飛び出す 杭に雨 休むサギの 白きことかな |
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(00/12/15) |
(00/12/15) |
(00/12/15) |