UC 0153.03.17
作業所で今日もしごかれるのかぁと思っていたら、チャバリーさんが迎えに来てくれた。
助かったと思う。
コンラード曹長は「リカオンが獲物を逃した時のような」スカを食らった時のような表情だった。
「もうお前なんかに会いたくないよ」と思って、本当は、「アッカンベー」
をしたかったが我慢した。
「よく耐えてくれたね。ネスの方はオペレーター訓練生としてがんばり抜いてくれたよ。」
疲れているのか、ネスは無言だった。
チャバリーさんの小型飛行機が基地の滑走路を離陸した。
地理に明るいストライカーが「方向が少し違いますよ」と言った。
「そう、ヨーロッパへ戻るのではないよ。次の仕事が待っている。」
とチャバリーさんが言った。
スコットランドのエジンバラ付近に着陸した。
工科大学の敷地にある滑走路だった。
しばらくすると、次々と連邦軍の大型輸送機が着陸してきた。
北米のノーホーク基地所属部隊だった。
階級章からみて、連邦軍少将という人とチャバリーさんが親しげに会話をしている。
「我がリガ・ミリティアのメンテ係のホープを紹介します。」と言って我々を提督に紹介してくれた。
「ハリソンと申します。」とネス、ストライカー、俺に握手してくれた。
「テンガロンハットですね。北米出身ですか?」と提督が尋ねてきた。
「いいえ、以前、北米へ旅行した時の思い出に買い求めたもので気に入ってます。」と答えたら、
「うちの基地にもテンガロンハットを何時も身につけているものが居るのですよ。」と、
そして「そうだ、彼は明日来ますよ。」と言ってくれた。
提督と言っても、かなり気さくな人物のような気がする。
でも、今日は本当に目まぐるしい一日だったよ。
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