☆SCENE18:希望の花☆

 ■コーク城■

(看板)
後悔先に立たず
                 〜旅の日誌屋〜

(池の中の島にいる亀が、ガメラのように飛んでくる)

(日誌屋)
・・・・・・▼
ようこそコーク城へ!
ここまでの思い出を
旅の日誌に記録しましょうか?▼

(ジャンプ)

おまたせ! がんばってね▼

(再び飛んで島へ)

(フェイト?)
・・・世の中広いな▼


(街娘)
いやな雨・・・
いったい、いつまで降ってるのかしら▼


(街人)
この城から見て、北東の方角の海に
かつては海神を祭っていた神殿があるそうだ▼


(街娘)
北のロスコモン村は
100年前の地上界を救った剣士の故郷ですって▼


(戦士)
少しずつ、だが確実に海の水位が上がってきている▼
このまま雨が続くと
地上の全てが
海の底に沈んでしまうのではないか▼


(街娘)
遠く北の地にそびえ立つ
オーマーの塔をご存知かしら?▼

はい
いいえ

(いいえ)

かつてはケルト神オーマーを祭った聖域だそうです▼
ですが、オーマー神の力が失われて久しいため
現在は魔物たちの巣窟になり果ててしまいました▼


(戦士)
100年前の闘いで
闇の神殿は崩壊したはずなのに・・・
まさか、ルキフェルが復活したのでは▼


(魔術師)
天を覆うこの暗雲に
私は、悪魔の力を感じることが出来ないのです▼
悪魔以外に、このようなことが出来るのは
・・・まさか、天上界が? そんな馬鹿な・・・▼


(神父)
100年前、この祭壇で
地上界の為に闘った剣士と天使が
結婚式をあげたと記録にあります▼
再び地上界を救ってくれる英雄が現れることを
私と一緒に祈ってください▼

(治療の光)


(街人)
この城の北東にはニューグレンジ洞窟がある▼
そこには結婚の証であるエウリカの花が咲いており
将来を誓いあった2人が
花を摘みに行くという習慣があったんだ▼
でも、こんな危険な世の中ではなぁ・・・▼


(街娘)
古代の魔法戦争の中で天使たちは
永遠に降り続く雨で
悪魔の拠点の一つを水没させたと伝えられてます▼
考えたくはないけれど
今の状況が、その伝承に似ている気がするのです▼


(街娘)
エウリカの花の花言葉は
『輝く希望』・・・
結婚する2人にはふさわしいですわね▼


(王の間)

コーク王:
それはエンヤ婆の親書・・・
旅人よ、余の頼みを聞いてはくれぬか?▼

はい
いいえ

(はい)

頼みとはな、天の暗雲の事なんじゃ
我が王家に代々伝わる伝承があってな・・・▼
エウリカの花は闇を払う光の聖花と伝えられておる
しかし、エウリカの花だけでは
暗雲を払うことは出来なかった・・・▼
伝承の続きには
『高き聖域にて光を掲げよ』とある▼
高き聖域とは、この島の北の地に立つ
オーマーの塔ではないかと考えたのだが
城の兵士を向かわせると、この地域が守れない▼
そこで汝らに
北東のニューグレンジ洞窟から
エウリカの花を摘み▼
さらには島の北端にそびえる
オーマーの塔の最上階で
エウリカの花を天に掲げてほしいのだ▼
けして楽な仕事ではない
じゃが、余は汝らを信じておるぞ
汝らに海神マナナンの加護のあらんことを・・・▼


(城を出る)


 ■ニューグレンジ洞窟■

(入口に少年が立っている)

がき大将:
お前たちもエウリカの花を荒らしに来たんだろう▼
この先は通行止めだ
他をあたるんだな▼


(洞窟を出る)


 ■ロスコモン村■

(看板)
旅の思い出を忘れないために
そしてあなたの幸せのために・・・
               〜旅の日誌屋〜▼

(日誌屋)
旅なれた者ほど
日誌への書き込みを忘れるものなのよね
どう、ここの日誌に記録しては?▼

(1回転)

記録終了! またいらしてね!▼


(村人)
エウリカの花を摘みに行く新郎新婦は
村をあげての結婚式で盛大に見送ってやるんだ▼
それも平和だった昔のこと・・・
今じゃ、花を摘みに行く者なんて
一人もいやしないよ▼


(おばさん)
結婚の証として
エウリカの花を摘む風習がこの村にはあります▼
でも、ニューグレンジ洞窟に
強力な魔物が棲みついてから
この風習も久しく途絶えてしいました▼


(村娘)
かつて、この村で育った天使クレアは
その命と引き替えに
悪魔ルキフェルを倒したと伝えられています▼
100年ほど前の悲しい出来事です▼


(村人)
100年前、地上界を救った
剣士ケアルと天使クレアはこの村で育ちました▼
長い闘いの後、クレアは命を賭して
悪魔ルキフェルを滅ぼしたと伝えられています▼
しかし、ケアルはその身に悪魔ルキフェルの
不死の呪いを受けたために
愛するクレアの待つ天上界に召されぬのです▼
愛しあう者同士が永遠に逢うことが出来ない悲しみ
あなたには理解できますかな?▼


(村長の館)

村長:
私がロスコモン村の村長です
この村にようこそ。歓迎しますわ▼

フェイト:
俺たちはニューグレンジ洞窟に咲くという
『エウリカの花』を求めてやってきました▼
その花さえあれば、天を覆う暗雲をかき消せると
聞いているのですが・・・▼

村長:
エウリカの花にそのような力が!?▼
・・・この村は古くからの風習で
エウリカの花は結婚の証とされています▼
それは、エウリカの花が聖なる光の象徴であり
地上に生きる人々の希望を表わしているからです▼
この口伝が真実ならば
エウリカの花には
光を呼び戻す力があるやも知れません・・・▼
しかし、その力を引き出すことが
我ら人間に可能なのでしょうか?▼

リアーナ:
あたしなら出来るかも知れません▼
・・・あたしはリアーナ
天上界より遣わされし者です▼

村長:
天使リアーナ!?▼
ああ・・・
地上に生きる私たちを
天上界はお見捨てになっていないのですね・・・▼
では、ニューグレンジ洞窟を案内するのに
ぴったりの少年をご紹介しますわ▼
名はアレフ。少々やんちゃの度が過ぎた
がき大将ですが、剣士としては一人前ですわ▼
たしか、アレフのひいおじいさんが
名のある剣士だったとかで・・・▼
ともあれ、天使リアーナがこの村を訪れし事
天使クレアに感謝いたしますわ▼


(館を出る・屋根の上に少年が立っている)

アレフ:
話は聞いたぜ▼

(少年が飛び降りる)

アレフ:
オイラが噂のアレフさ▼
悪いけど
ニューグレンジ洞窟を案内するのはゴメンだな▼

ティアラ:
地上界に光を取り戻すため
エウリカの花はどうしても必要なの▼
お願い、協力して▼

アレフ:
やだね▼

ティアラ:
どうして? 何か理由でもあるの?▼

アレフ:
ブス▼

ティアラ:
もう、頭きた!▼

(アレフが逃げる。フェイト達が追いかける)

(しばらくしてアレフが剣士につかまる)

アレフ:
あ痛ててて・・・▼
あ、ケアル兄貴! 戻ってきたのかい!!▼

ケアル:
その様子だと、またいたずらか?▼

アレフ:
違うよ! あいつらが
エウリカの花を荒らそうとしてたんだ▼

ティアラ:
うそ! あたしたちは地上界に光を取り戻すために
エウリカの花を探しているって言ったでしょ▼

ケアル:
エウリカの花を・・・
では、君がフェイト君か?▼

フェイト:
・・・・・・▼

ケアル:
驚かしてすまない
各地を旅していると、いろいろな話が聞けるのでね▼
君たちとは一度、ゆっくり話がしたかったんだ
この村には僕が世話になっている家がある
今夜はそこに泊まるとしよう▼

(暗転・ケアルの家)

(2階の部屋にフェイトとケアル。リアーナが来る)

フェイト:
ティアラとアレフは?▼

リアーナ:
下で今、眠ったところ▼

フェイト:
そろそろ、あなたが何者なのか
話してはもらえないでしょうか▼

ケアル:
僕も君たちと同じように
復活の兆しを見せていた悪魔と闘っていたのだ▼
・・・100年ほど前の話かな▼

フェイト:
100年前! しかし、あなたはどう見ても・・・▼

ケアル:
悪魔ルキフェルとの闘いの際、僕はこの身に
不死の呪いを受けたのだ▼
呪いは、飛び散ったルキフェルの細胞全てを
消滅させれば解けると聞いた
君たちに、それを手伝ってほしいのだ▼

フェイト:
しかし、ルキフェル細胞を全て消滅させて
失われていた時を取り戻した場合・・・▼

ケアル:
おそらく、耐えられなくなった僕の肉体は
風化してしまうだろう・・・▼

フェイト:
アレフはそのことを・・・▼

ケアル:
・・・・・・▼
アレフが知っているのは
僕が不死の呪いを受けていることだけだ▼

(暗転・翌朝)

(2階の部屋にティアラとアレフがやってくる)

アレフ:
ケアル兄貴は朝早く出かけちまったぜ▼
ケアル兄貴たっての頼みだ
エウリカの花は摘ませてやるよ▼
それからオイラも旅に連れていってくれよな
何だか面白そうだしよ▼

アレフが仲間に加わった!▼


(村を出る)


 ■ニューグレンジ洞窟■

(最深部・花が咲いている)

ティアラ:
これがエウリカの花・・・▼

リアーナ:
摘んでしまうなんて、少しかわいそう・・・▼

フェイト:
きっと花はまた咲くさ▼

エウリカの花を手に入れた▼


幸せになってね・・・▼

何かの種が落ちている
拾いますか

はい
いいえ

(はい)

エウリカの種を手に入れた▼


アレフ:
・・・今何か変な音がしなかったかい?▼

(地震・天上が崩れはじめる)

(暗転)

・・・ト・・・▼
フェイト・・・▼

(洞窟が崩れ、閉じ込められている)

ケアル:
下がっていろ!▼
でりゃああああああぁぁぁっ!!!▼

(土砂が二つに割れる)

アレフ:
ケアル兄貴!
さすがケアル兄貴! いざって時に頼りになるぜ!▼

ケアル:
フェイト君・・・ そのエウリカの花を使うなら
オーマーの塔がいいだろう▼
そこならば、聖なる光を世界中に届けることが
きっと・・・ できるはずだ▼
・・・ オーマーの塔は、このエリンの北にある
気をつけてな・・・▼

アレフ:
ケアル兄貴! どこへ行くんだよ!▼

ケアル:
僕には・・・ やらなきゃいけないことがある
アレフ・・・ がんばれよ▼

(ケアルが去る)


(洞窟を脱出)




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