☆SCENE12:霧の中の道標☆

 ■新・アテネ■

(街人)
西のなんとかっていう国が
戦争をしかけてきたという噂だけど・・
知ってるか?▼


(老人)
戦争が始まるそうじゃ▼
これでますます人間が減ってしまうのう▼


(老婆)
戦争だなんて言っても
このギリシアにはもう兵士は
いないんじゃないのかい?▼


(老人)
おお! 不死身の旅人たち!
お元気そうで何より!▼
ところでトランティアという国を
ご存じですかな?▼
その国がなんと!
魔物あふれる中
戦争をしかけてきたのです!▼


(兵士)
おお! あなたたち!▼
どうか王様をお守りください!▼
王様はトランティアという
国の王に会うために西へ向かわれたのです!▼
ヘラクレスと名乗る者が一緒なのですが
どうにも心配で・・▼


(兵士)
西の大国が戦争をしかけてきたのです!
ロゴシスの村がすでに占領されたと
聞きます▼
王様はロゴシスへ向かわれました!▼


 ■ロゴシス村■

(トランティア兵)
誰も殺してはおらぬ▼
このテントの中だ▼


(トランティア兵)
この村の者はみんな無事だ▼
村を破壊したのはほんの勢いだ▼
我らも反省しておる▼


(トランティア兵)
間もなくトランティア王が
おでましになられる▼


(トランティア兵)
ギリシア人か?
誤解するな
戦争ではないのだ▼


(トランティア兵)
へっ!
ギリシアの王様なんて
もう爺さんじゃねぇか▼


ヘラクレス:
おお、ウィンたちではないか!▼
私はアテネ王の護衛でここに来たのだ▼
私にはよくわからないが
どうやら戦争が始まるらしい・・▼
今はそれどころではないはずなのだがな▼


アテネ王
戦争の噂は聞いておるな?▼
わしは話し合いで解決をしようと
ここへ来たのだ▼
間もなくトランティア王が
戦争の理由を説明するといっている▼
どうなるかは解らないが
お前達がいてくれるとは心強い!▼
む! トランティア王だ▼

(テントの中からトランティア王が現れる)

トランティア王:
アテネ王よ
遠い道のりをわざわざご苦労であった▼
私は西の国トランティアの王だ
名前はアルビオン!▼

アテネ王:
トランティア王よ!
無益な争いは避けようではないか!▼

アルビオン:
さすがは賢帝として知られるアテネ王!
私も同じ考えだ!▼
私はこの混乱に満ちた世の中に
平和をもたらすためにここへ来たのだ▼
私は世界を救う方法を知っている▼
しかし、それは我がトランティアの力だけでは
駄目なのだ▼
ぜひともアテネ王よ!
そなたとギリシアの民達の
協力が必要なのだ▼

アテネ王:
我らに何を望むのだ?▼

アルビオン:
民衆の力を!▼
ギリシアとトランティアが力を合わせて
平和をつかみとるのだ!▼
その方法を教えよう▼
今、民衆を苦しめる魔物どもは
大地の穴からはい出てきているのだ▼
その穴を埋めてしまえば
魔物どもは地上へは出てこれぬ!▼
穴を埋めるのだ!▼
しかし穴を埋めるためには
多くの民衆の力が必要なのだ▼

アテネ王:
しかし穴を埋めただけで
魔物がいなくなるとは・・▼

アルビオン:
うむ
しかし案ずることはない▼
ウラノス様が我らに味方してくれているのだ!▼

アテネ王:
ウラノス!?
ウラノスはゼウスに封印され
動くことができないはず・・▼

アルビオン:
その通りだ
しかし力を失ったわけではない▼
ウラノス様は私に力を証明するために
太陽を止めて見せてくれた▼
その事件はそなたも知っているだろう▼

アテネ王:
確かに
しかしそれでは神々の支配者ゼウスに
反抗することになる・・▼

アルビオン:
恐いのか!?▼
アテネ王よ! この苦難の時
ゼウスが何をしてくれたのだ!▼
さあアテネ王!
協力するのか? 答よ!▼

アテネ王:
断ればどうする?▼

アルビオン:
このままアテネに攻め入る▼
そしてアテネ市民を奴隷にして働かせる!▼
女、子供、年寄り、すべての市民を!▼
さあ! どうするのだ?▼
協力するのなら
ここへ来て私と誓いの握手をするのだ!▼

(アテネ王がアルビオンに近づく)

アテネ王:
仕方あるまい・・▼

アルビオン:
さすがはアテネ王!
賢明な判断だ!▼
ワハハハハ!▼
・・・!?▼
お! 地震か!?▼

(地震)

アルビオン:
皆の者騒ぐな!
落ち着くのだ!▼

(地面に穴が開く)

(ウィン、レイオン、ステイア、ヘラクレスが落下)


 ■冥界■

(魔物)
!!
やはり生きている▼
生きたままここへ来るとは・・
お前達は何者なのだ?▼


(魔物)
生きている人間!▼
この冥界に生きている人間が来るとは!▼
そう言えば南の隠れ家にも一人・・▼


(魔物)
ここは俺達のような
心を持つ魔物の隠れ家なのだ▼


(魔物)
生前と違う姿になるときは
心を失うのが普通らしい▼
しかし、我らのように
心が残っている者もいる▼
地上で暴れているのは
醜くさせられ心を失った者達なのだ▼


(魔物)
お前達人間か・・? 私はどんな生き物だったのか・・▼
人間、動物、その他の生あるもの全ては
死ぬとハデス様に裁かれるのだ▼
そしてある者は私のように姿を変えられ
ある者は生前と同じ姿で過ごすことを許される・・▼


(魔物)
この隠れ家から西へ行くと
地上に戻れる▼
邪悪な魔物達と同じやり方でな▼


(魔物)
お前達も人間か?
俺様の寝床にも一人いるんだが
知り合いか?▼
頼むから連れていってくれ▼
人間を見ていると
襲いかかりたくなる・・▼
早くどこかへ行ってくれ!▼


(寝ている金髪の男に話しかける)

レイオン:
ほんとに人間だぜ!▼

ステイア:
あ! この人よ!
ほら! 夢の中にいたじゃない?▼
!?▼
何! この感じ!▼
ああ・・▼

レイオン:
吸い込まれる・・・・▼

(暗転・夢の景色・いくつか建物が建ち、風景が変わっている)

(地震)

(金髪の男)
・・・▼

(暗転・冥界)

レイオン:
な、なんだったんだ!?▼
この人の夢の中に
入ちゃったのかしら?▼

レイオン:
だけどこの夢は俺達だけの物だ!▼
なぜこいつが出てくるんだ?▼
なぜ夢の風景が変わってるんだ?▼

ステイア:
そんなの判るわけないじゃないの!▼

レイオン:
そりゃそうだけど・・・・▼

(男が目覚める)

謎の男:
おや!? 君達は夢の中にいた・・・・▼
君達は一体誰だ?▼

レイオン:
誰だ?
そりゃ俺達の方が聞きたいことだ!▼

謎の男:
私は・・・・私は・・・・
何も思い出せない▼
名前も、生まれも、過去のことは
何も判らない▼
ただ・・・夢の場所を求めて
旅をしてきただけだ▼
その途中で穴に落ちて
夢を見ていたのだ▼

レイオン:
お前、死なないのか?▼

謎の男:
・・・・・・判らん▼
ただ、どんなに高いところから落ちても
魔物に襲われても死ななかった▼

ステイア:
この冥界に落ちてきても
死なないってことは・・・やっぱり
死なないんじゃない?▼

レイオン:
けどプロメテウスが不死をくれた人間は
3人のはずだ!▼
もう俺達で3人いるじゃないか!▼
こいつは偽物だ!▼

謎の男:
私をどう思おうが
君達の勝手だ▼
しかし私もまた夢の風景を求める者▼
今の夢は私に君達と共に
旅をしろと言っている気がする▼

レイオン:
俺にはそんな気はしないぜ!▼

ステイア:
もうレイオン!
うるさいわよ!▼
ねえウィン
彼と一緒に旅をする?▼

はい
いいえ

(はい)

レイオン:
俺は反対だけど
ウィンがそういうなら我慢してやるよ!▼
ただ俺はこいつが嫌いだ!▼
赤い派手な服なんか着やがって!▼

ステイア:
そんなことばっかり言わないの!▼
ねえ新入りさん!
あなた記憶をなくしてから
なんて呼ばれてたの?▼

謎の男:
ずっと一人で旅をしてきた▼
名前などない
好きに呼んでくれ!▼

ステイア:
じゃあウィン!
彼に名前をつけてあげて!▼

(名前入力)

(ロック)

ロックが仲間に加わった!▼

ロック:
夢に出てくる街は
ここから遠くはないはずだ▼
まずは地上をめざそう▼


(西へ行き、地上へ)




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