☆SCENE13:謎の男☆

 ■レンツの街■

(街娘)
ここは見捨てられた街レンツ
すべてはあの大穴のせいなのです▼


(街人)
トランティア王はギリシアの神々を
あまり信じてはいないのです▼
だからほら、ヘルメスの像もこの通り▼
でも大丈夫
こんな形でもヘルメス様は
力を貸してくださいます▼


(街人)
ここに残っている連中は
この街を捨てられないのさ▼
産まれ育った街だもんな▼


(老人)
いらっしゃい!▼
ここは道具屋です!▼
・・▼
わしはずーっとここで
商売をしていたいんじゃよ▼
ふう・・▼


(街娘)
トランティアの都はここから
北西へ行ったところです▼


(宿屋・老婆)
ここはかつてたいそう立派な
宿屋だったんじゃ▼
それはそれは賑わったものじゃ▼
疲れているのなら勝手に休むがいい▼


(休む)

(暗転・夢の中)

(地震・ロックが立っている)

(ロック)
・・・▼

(暗転・宿屋)


(街を出る)

 ■バッカスの神殿■

(巫女)
ここはブドウ・・ブドウ酒の
神様でいらっしゃいます
バッカス様の神殿です▼


(巫女)
バッカス様は良いブドウ酒が
大好きなのです▼
良いブドウ酒をつくるには
良いブドウが必要です▼
そのためにバッカス様はお力を
貸してくださるのです▼


 ■トランティアの都■

レイオン:
おお! ここぞ夢の街!▼

ステイア:
こんなに広くはないはずよ▼
でも近くまで来ているのは確かね▼

ロック:
そうだな
トランティア風の建物が多かったからな▼


(少年)
アルビオン様が治めている
トランティアの都はここだよ!
素敵な街でしょう?▼


(街人)
先代の王様は大穴ができて
間もなく亡くなったのです▼
跡を継いだのが今のアルビオン様です▼
まったく大変な時に
王様になられたものです▼


(老婆)
この国では昔から
神様なんて信じてはいなかったのじゃ▼
これからもそうじゃろうが
ウラノス様は特別じゃ▼
おお、ウラノス様!▼


(街人)
私はギリシアの船乗りでした▼
流れ流されこのトランティアに
住み着くことになったのです▼
なんとかギリシアに帰りたいのですが
船造りの職人が船を造ってくれないのです▼


(トランティア兵)
我々は一応街の見回りが仕事なのですが
このトランティアでは事件は
ほとんど起こらないのです▼
みな王様を信頼していて
王様に背くようなことは
だーれもしませんから▼


(トランティア兵)
王様に背く者など誰もいない!▼
と言いたいところだが
南のラバドでは船大工達が
船を造らなくなってしまった▼
一体何が不満なのだ▼


(街人)
最近の大地震で津波が起こったのです▼
おかげで船が無くなってしまいました▼
アテネの方も同じらしいですよ▼


(女性)
南へいくとラバドという街があります▼
そこには船を造る大工が
たくさん住んでいるのです▼


(女性)
ウラノス様ってギリシアの
古い古い神様ですってね▼
初めは信用しなかったけど
ウラノス様のお告げで魔物が減ったんですもの▼
これからはいつでも感謝の祈りをささげるわ▼


(街人)
バオールという男のことを
聞いたことがあるかい?▼
このトランティアが
こんなに大きくなったのは
先代の王様とバオールのおかげなんだ▼
でもバオールって何をしたのかなぁ▼


(老人)
先代の王様とバオールが
何をやったかは謎なのじゃ▼
記録が焼かれてしまってのう▼
バオールのことを悪く言う者もいるが
先代の王様は信じていたのじゃ▼


(街人)
王様の指図のとおり
あちらこちらの穴を埋めたのです▼
するとどうでしょう!
魔物が少なくなったではありませんか!▼


(学校)

(少女)
ここは学校よ!
子供からお年寄りまで
誰でも勉強できるのよ!▼


(少年)
左の部屋はトランティアの歴史▼
右の部屋は東の方にある
ギリシア、トロイ、ペルシアの歴史でーす▼

(左の部屋)

(老婆)
先代の王様はバオールと力を合わせて
南の方へ国を広げたのじゃ▼


(女性)
先代の王様には
バオールが協力した▼
今の王様にはウラノス様がついている▼
バオールは人間
ウラノス様は神様!▼
トランティアはこれから
ますます発展するのね!▼


(街人)
あの大穴さえできなければ
先代の王様も
もっと長生きなさったろうにな▼
そしてトランティアは
もっと大きくなったのに▼


(少年)
バオールは何でも石にしてしまう
道具を持っていたんだって!▼


(右の部屋)

(少年)
ギリシアの人達は
いつでも神様に頼って暮らしているんだって▼
だから神様が助けてくれないと
何もできないんだって▼


(女性)
ギリシアではもう神様のことを
敬う人は少ないんですってね▼


(街人)
今のギリシア人達は
困った時だけ神様に頼るんだってな▼


(宿屋・泊まる)

(暗転・夢の中)

(地震・ロックが立っている)

(ロック)
・・・▼

(暗転・宿屋)


 ■トランティア城■

(トランティア兵)
おお!不死身の皆さん!
ご無事で何より!▼


(老人)
バオール様の功績をご存じかな▼

はい
いいえ

(いいえ)

(老人)
バオール様は海を陸地に
変えなさったのじゃ▼
どうやったのかは
バオール様だけがご存じじゃ▼
先代の王様がいくらせがんでも
決して教えてはくれなかったそうじゃ▼
バオール様は
今はどこにいらっしゃるんじゃろう?▼


(老人)
あんな大きな穴など
人間ではとても塞げまい▼


(老人)
ウラノス様はどのようなお告げを
くださるのじゃろう▼


(女性)
こんな時バオール様がいてくれたら・・▼
あっ! こんなこと言っては
王様に失礼ね▼


(女性)
私はバオール様のお世話をしていたのです▼
少し恐ろしい感じのする人でしたけど
故郷に置いてきた息子さんのことを
心配しておりました▼


(老婆)
ここはバオール殿が使っていた寝室じゃ▼
必要であればお前達が使えば良い▼


(女性)
王様にはもう少し
落ち着いてほしいのですが・・▼


アルビオン:
おお!
お前達無事だったのか!▼
アテネ王も無事城に帰って元気だ▼
どうだ? 魔物が少なくなったであろう?▼

レイオン:
あまり変わらないよ▼

アルビオン:
むむむ
しかし少しは減っているのだ▼
間もなくもっと減らしてみせるぞ!▼
この都の南の大穴を埋めれば良いのだ!▼
間もなくウラノス様が力を
そして知恵を貸してくださる▼
その時までしばし待つのだ!▼


 ■アルテミスの神殿■

(巫女)
アルテミス様は狩の神様です▼
ここは女神アルテミス様を祭った神殿です▼


(巫女)
狩は生活のための手段なのです▼
戦いと一緒にしては
アルテミス様が怒りますよ▼


 ■トランティア南西の砂州■

レイオン:
おい! でっかいまくろきものと
ちっちゃいまくろきものだ!▼
2匹もいたんだ!▼


(砂州をはさんで西に小さいまくろきもの)

(東に大きなまくろきもの)

ヘラクレス:
おお! オケアノスの子供!
向こうにいたのはお前の母上だな▼
そう言えば最近は父上の姿を
お見かけしないが・・▼

レイオン:
ヘラクレス! 何をひとりで
ブツブツ言ってるんだ?▼
さあ、早いとこそいつを
やっつけちまおうぜ!▼

ヘラクレス:
何を言うか!▼
そなた達オケアノスが
どういう存在か知っているのか?▼


はい
いいえ

(いいえ)

(ヘラクレス)
そのようだな▼
よいか、心して聞くのだぞ▼
オケアノスは海の精霊
つまり、海の神なのだ▼
あの大きな者がそうだ▼
ここにいるのはその子供だ!▼

レイオン:
神様だって!?▼
それは違うぜヘラクレス!▼
なんで神様が船を襲うんだよ!
なんで神様が人間を苦しめるんだよ!▼

ヘラクレス:
オケアノスがそんなことを・・・▼
信じられん・・・・▼

レイオン:
だから俺達あいつを倒そうと・・・・▼

ヘラクレス:
ば・・・・馬鹿なことを!
神を倒そうなどと・・・▼

ステイア:
あっ!!
オケアノスの子供が行っちゃう!▼

(まくろきものの子供が去る)

ヘラクレス:
判らぬ
何が起こっているのだ?▼
オケアノス達はいつでも
親子3匹一緒のはず▼
何故離れ離れに?
何故1匹足りない・・?▼


(砂州を越えてさらに南へ)




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