☆SCENE18:告げられた真実☆

■エーウス■

(街人)
生き残ったのは我々だけ▼
そう考えると少しだけ後ろめたいな▼


ヘラクレス:
おおそなた達!
この洪水はどういうことだ!?▼
世界はどうなってしまうのだ!▼

ステイア:
世界はもう・・
きっとみんな死んでしまったわ▼
私たちが出会った人達
そして出会わなかった人達▼

ロック:
すまぬ、ヘラクレス殿
我らがいたらなかった▼

ヘラクレス:
全ては終わりか・・▼
・・・▼

レイオン:
おれ達の記憶は?▼

ヘラクレス:
無くしてしまった▼
あの洪水に巻き込まれた時に▼
すまぬ・・▼

レイオン:
気にするなって
俺は構わないよ▼
もし記憶が戻っても
オレの故郷やオレの知っている人達は
みんな海の底▼
記憶が戻っても
何もいいことなんてないさ▼

ヘラクレス:
そんな投げやりなことを
言うものではない!▼
どうだ
これからウラノスに会いにいかぬか?
私は気が済まないのだ▼
ウィン、ここにじっとしていても
何もわからぬ▼
とにかく行動しようではないか!▼

ヘラクレスがみたび仲間に加わった!▼


(ペガサスに乗りひたすら東へ)

ヘラクレス:
何か聞こえぬか?

レイオン:
うーん
バオールって聞こえるぞ▼


(さらに東へ)

レイオン:
声が聞こえる!
聞こえるぞ!▼

ステイア:
バオールよ戻ってこい
そう聞こえない?▼

ロック:
不気味な声だ・・▼

ヘラクレス:
・・ハデス!?▼
これはハデスの声!▼


(さらに東へ)

不気味な声:
バオールよ
戻ってくるのだ 世界の果てへ飛ぶのだ・・▼

ヘラクレス:
ハデスが冥府の奥底から
バオールを呼んでいる!▼

(暗転)


 ■冥界■

(老人)
ここは死んだ者達が集まる
冥界じゃ!▼
わしらが仕入れた知識は
それだけじゃ!▼


(老人)
知識! 知識! 知識!
この冥界のことは何もわからん!▼
おお!
知識が欲しい!▼


アテネ王:
おお! お前達!▼
この冥界はいいところじゃ
こんなにいいところなら
早く死んでしまえばよかった▼
冥界の王ハデス様はすばらしい!▼


(少年)
僕はあなた達が出会った
子供達の心▼
僕は・・僕達は
大人みたいに楽しくない!▼
僕達の光り輝く未来を
奪ったのはだれ?▼


(スパルタ兵)
おお! ウィン隊長!▼
スパルタでご一緒させて
いただいた兵士です▼
隊長の兵士です▼
隊長の指揮ぶりが悪くて
死んでしまいましたが
恨んじゃいませんよ!▼


(スパルタ兵)
地上は大洪水で大変ですってね!▼
でもみんなに再会できて
うれしいですよ!▼


(スパルタ兵)
君が私のあとを引き継いで
隊長を勤めたのだな▼
礼を言うぞ▼


(老人)
ほれわしじゃ!
覚えとるか?▼
クノッソスの下水で
世話になったろうが▼
あの時の奴隷達も
来ておるぞ!▼


(女性)
ウィン! お久しぶり!▼
クノッソスでは
あなたのおかげで助かったけど
結局こうなる運命だったのね▼


(女性)
もう! あのお爺さんたら!▼
死んでからも奴隷呼ばわり
しないで欲しいわ!▼
自分だって
もう金持ちでも難でもないくせに!▼


ダイダロス:
よう! お前達も死んだのか?
ものすごい洪水だったものな▼
俺はな、死んだまま地上へ戻る
道具を作りたいのだ▼
しかしここは材料が何もないのだ
うーむ▼


(街人)
うわっ! ステイア!
ウィンにレイオンも!▼
懐かしいなあ▼
あの夢の街はみつかったの▼

はい
いいえ

(はい)

テミシオス:
よかったなあ!
今度ゆっくり話してくれよ!▼
君達は不死身だし
僕はすでに死んでいる▼
時間は無限にあるからね▼


(女性)
ハデス様には会った?▼
こわーい人よ▼
でもガイアって人のことを
すごく心配しているの▼
ねえガイアってだあれ?▼


(老人)
王様は何やら
気が抜けてしまったようですな▼
聞くところではすっかりお人が
変わってしまったとか・・▼


トロイ王:
久しぶりじゃなあ!
わしゃここに来て
初めて知ったのだがな あのまくろきものっていうのは
古代の海の神様じゃ!▼
神様を木馬で倒すとは
わしとお主らは
恐れ多いことをしたもんじゃ▼
ワハハハハ!▼


(女性)
ペルシア、水、ない
洪水、水、たくさん!▼
ペルシア、みんな喜んだ!▼
でも、洪水、みんな死んだ▼


ペルシア王:
おお! お前らか!▼
わしは死ぬことによって
これ以上歳をとらなくなったらしい▼
少し違うような気もするが
一応不死を得たらしいな
ワハハハ!▼


(女性)
タルタロスという場所を
ご存じ?▼
なんでも死ぬ前に許しがたい罪を
犯した者が入れられる
恐ろしい世界らしいわ▼


(トランティア兵)
ここには不思議な安息が感じられる▼
我々トランティア人にも
それが与えられるとは・・▼


(老人)
ハデス様には会ったかね?▼
ずっと北に行くとお城があるんだよ▼
でも番犬のケルベロスには
気をつけるんだね▼


(トランティア兵)
我々トランティア人は
ギリシアの神など
信じたことはなかったが・・▼
それでもこのような世界に来てしまった▼


(街人)
我がトランティア王が
いらっしゃいません▼
まだ地上で
生きていらっしゃるのでしょうか?▼


(老婆)
外の女と話しをしたかい?
可愛そうに
気が変になってしまったみたいなんだよ▼


(老婆)
私の夫はどこ?
私の息子はどこ?▼
ああ・・▼
ロック・・お父さんを・・
バオールを殺すのはやめておくれ・・▼

レイオン:
ロック、何とか言えよ▼

ロック:
私にはわからぬ・・▼

ステイア:
このおばさん
バオールの奥さんみたい▼
何か聞けないかしら?▼

ロック:
やめてくれ!▼
私は・・恐ろしい・・▼


(影)
我々は冥界の王ハデス様のしもべである▼

(ハデスのしもべ)
我々も元は人間▼
しかしハデス様のしもべとなるため
心を捨てたのだ▼


(ハデスのしもべ)
ここは牢獄だ
地上で罪を犯した者が
入れられているのだ▼


(牢屋・亡者)
バオールって奴は
海の神様を石にしちまったんだって?▼


(牢屋・亡者)
悪いことしたって言ってもよ
バオールほどじゃないぜ▼


(牢屋・看守)
バオールは以前
ここに入れられていたんだ▼
でも別の場所に移されたんだ▼


 ■ハデスの神殿■

(ハデスのしもべ)
ヘラクレス:
むむ!▼
冥界の番犬ケルベロス!!▼

(戦闘・ケルベロス)

(勝利)


(階段を登るとウィン以外の者が下に落ちる)


レイオン:
う・・動けない▼


ステイア:
何が起こったの!▼


ロック:
何故ウィンだけが・・・▼


ヘラクレス:
ハデスの仕業か?▼


(最上階)

(ハデス)
久しぶりだなバオールよ▼
わしを忘れたのか?
このハデスのことを!▼

ハデス:
お前に不死を与え
さらに若い体を与えてやった
このハデスを忘れたのか?▼
・・どうやら噂は本当らしいな
記憶を失い
名前すら思い出せない▼
おそらくゼウスが
横槍を入れたのだろうて▼
それにしてもわしは
腹がたってしょうがない▼
本当に何も覚えておらんのか?▼
わしの命令を忘れたのか?▼
魔物共を率いて
人間を滅ぼせという命令を▼
わしはそのために
お前に不死と新しい体を
与えたのだぞ▼
すべてはガイアを救うため!▼
お前がめちゃくちゃにした
ガイアを救うためだ!▼
ゼウス
プロメテウス
ウラノス
そしてこのわしハデス▼
ガイアを救うため
それぞれの計画をもっていた▼
ガイアを救った者が
次の神々の王になるはずだったのだ▼
お前の失敗のせいで
またゼウスにしてやられたようだ▼
うーむ
このわしの苛立ち貴様にはわかるまい!▼
どうしてくれようか・・▼
まず手始めに
お前を成敗してくれるわ!▼

(戦闘・ハデス)

(勝利)

ハデス:
むむ
ここまで力をつけていたのか!▼
しかし神を倒そうという
恐れを知らぬ心!▼
そんな輩をこの冥界に
のさばらせておくわけにはいかん!▼
お前のような奴は
無限地獄タルタロスで
空しく過ごすがよい▼
!!▼
ふむ
良いことを思い付いた▼
お前をその心にふさわしい姿に
変えてやろう▼
ほれ!▼

(稲妻が走る)

(ウィンが緑の巨人・バオールの姿になる)

(ハデス)
さあタルタロスへゆくがよい!▼
ふさわしい姿で!
ふさわしい場所へ!▼
その姿では
言葉は誰にも通じまい▼
お前の思いは誰にも通じない▼
一人自分の身を呪うがよい▼

(暗転)




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