☆SCENE21;償い☆

 ■トランティア南西の岬■

(地面に穴が開いている)

(最深部)

アルビオン:
お前達を待っていたぞ!
魔物と心を通じあった
裏切り者め!▼
私とウラノス様の
誠の力を知るが良い!▼

(戦闘・アルビオン)

(勝利)

(アルビオン)
ウ・・ラノス・・・▼

(アルビオンが消える)

ウラノスの声が聞こえる

(ウラノス)
このような地下では
私の力も及ばない▼
・・ガイアよ!▼
何故この者達を
そこまで気遣うのだ?▼
ガイアを傷つけたのは
他ならぬ人間・・▼
ガイアよ!
何故そこまで優しくなれるのだ・・▼

(画面が光り、道が開ける)


(赤い床の上でひとつ目の血を使う)

(地震)

レイオン ヘラクレス:
おお!▼


(二つ目の血を使う)

(地震)

ステイア ロック:
オケアノスが・・▼


(最後の血を使う)

(地震)

レイオン ステイア
ロック ヘラクレス:
あれっ!?▼

(地震、間欠泉が吹き出す)

(ペガサスに乗り、上空から岬を見下ろす)

(地震、陸がなくなる)

(3匹のオケアノスが泳ぐ姿が見える)

(天界へ)

 ■天界■

ゼウス:
お前達はわしのことを
悪く思っているのであろう?▼
それは別段構わぬ
だが人間達よ
これだけは覚えておくのだ▼
この世界にはさまざまな
存在がある▼
わしでさえ忘れてしまうほどの
多くの存在があるのだ▼
お前達がすべてではない▼
お前達の立場がすべてではない▼
ガイアの外と内に広がる全ての世界は
決して人間のためだけにあるのではない▼
覚えておくのだ▼

(ゼウスが消える)

(プロメテウスが現れる)

プロメテウス:
ついにここまでたどり着いたな▼
お前達は見事に私の期待に
応えてくれた▼
ウィン▼
レイオン▼
ステイア▼
ロック▼
そしてヘラクレス
ご苦労であった▼

レイオン:
俺達は正しいことをしたのですか?▼

プロメテウス:
わからない・・▼

ステイア:
そんな!▼

プロメテウス:
お前達のやったことは
お前達に許された最善のものであった▼
それは確かだ▼
しかしそれが正しいなどとは
誰にも言えない▼
地上を見るが良い
お前達のやったことの
結果が見えるだろう▼

(地球が光りに照らされる)

(プロメテウスが消える)

ヘラクレス:
私はここで
別れることにしようと思うのだ▼
・・・
私はわからぬ
一体誰が正しく
誰が悪だったのか?▼
いや! 善悪と言う分け方では
計り知れぬこの世の複雑さ・・▼
考えてみなくては・・▼
時間は無限にある▼
・・・▼
ではさらばだ▼
・・・本当はもっと
晴れ晴れとした気持ちで
別れたかったのだが・・▼

(ヘラクレスが去る)

ステイア:
行っちゃった・・▼

レイオン:
うん▼

ロック:
仕方あるまい
我々の旅は終わったようだからな・・▼

(地上へ)

 ■地上■

レイオン:
さて、お別れだな
こういう時はあっさり別れた方が
いいんだろうな▼
じゃあな! 元気で!▼

(レイオンが去ろうとする)

ステイア:
ちょっと待って!▼

レイオン:
なんだよ▼

ステイア:
もしよければ
あなたのことを教えて▼

レイオン:
・・そうだな▼
俺、ヘラクレスの子孫のひとりなんだ▼

ステイア:
え!?▼

ロック:
そうであったのか▼

レイオン:
ほら、ヘラクレスって
魔法を使えないだろう?▼
それがヘラクレスの子孫達の
長い間の悩みだった▼
そして俺は何か一つでも
魔法を使えるようにと
世界の神殿を巡る旅に出たんだ▼
そして今回のことが起こったんだ▼

ロック:
ではこれからまた旅の続きを▼

レイオン:
いいや
それはもういいんだ▼
俺は世界中の人に
この大事件の真相を知らせて
歩きたいんだ▼
これはとても大切なことだと思うんだ▼
じゃあみんな
さようなら▼

ロック:
元気で▼

ステイア:
・・・▼

レイオン:
ウィン、元気でな
お前無口でなかなかカッコよかったぜ!▼
またどこかで!▼

(レイオンが去る)

ロック:
ステイア殿は?▼

ステイア:
私・・▼
私は神殿へ帰ろうかと思っていたけれど・・▼
どうしようかな▼
・・・▼
私ってずっとあの神殿で育ったの▼
だから外の世界のこと
ぜんぜん知らなくて・・▼

ロック:
だから外を旅したいと?▼

ステイア:
そ、そうよ▼
いえ、本当はレイオンのことが
気になって・・▼
ほら、あの人ってひとりだと
何するかわからないじゃない?▼
だから誰かがついていってあげないと・・▼

ロック:
では早く追いかけないと▼

ステイア:
そうね
じゃあ私もこれで▼
さようなら▼
ウィン
あなたのことも忘れないわ!▼
レイオン!
待ってよー!▼

(ステイアが去る)

ロック:
・・▼
私は父を追って国を出ました▼
父の名はバオール▼
父は国の宝と恐ろしい野望を胸に
国を出ていきました▼
残された母と私はつらい日々を・・・▼
母が死んだ時
私は心に決めました▼
必ず父を見つけ出し
この手で命を奪いたい▼
・・・▼
私は父に会えたような気がするのです
・・ウィン殿・・▼
・・父上・・▼
あなたが何故そのような
若い姿でいるのかは私にはわかりません▼
しかしあなたは・・▼
・・・▼
私には殺せない▼
・・・▼
私はこれからどうすればよいのでしょう▼
あなたはこれからどうするのですか?▼
私も一緒にいさせてくれますか?▼

(暗転)

(女神ガイアの姿)

ウィン・・・。
あなたにはまだすべきことがあります。
あなたはバオールとして罪を償わなくてはならないのです。
ハデスのもとで長い間過ごすことになるでしょう。
恐れていますか?
確かにつらい努めです。
でもいつの日か許され、新しい人間として生まれ変わるのです。
・・・・・。
海水が陸地を覆いつくすでしょう。
沈んでしまう大地。
新しく顔を出す大地。
命の源である海の水が大地・・・私の体を癒します。
ゆっくりと長い時間をかけて・・・。
いつの日にか緑あふれる地上に、
生まれ変わったあなたを迎えることができるように・・・。

さようならウィン・・・。

(暗転)

(ウィンが消える)

(エンディング)

(冥界へ落ちるウィン)

(ハデスに会う)

(タルタロスでの労働)

(ハデスに子供の姿に変えられる)

(地上・砂漠が緑に包まれる)

(ウィンの周りをブタと少年が走る)

(一緒にブタを追いかける)




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